弁理士試験 論文試験当日

こんにちは。もちゴメです。

今回は勉強法ではなく、論文当日の様子について書こうと思います。

会場入り

私は東京会場、立教大学で論文試験がありました。

当日朝の移動でしたが、交通遅延や人身事故等あって遅刻…なんてことになったら大変なので、迂回ルートに変えても、開始時刻には間に合うような時間帯まで早めて出発した結果、無事に何事もなく、1時間前に会場に着きました。

ちなみに当日お昼に外に出る余裕がないだろうと考えて、お昼ごはん&間食用に、お茶、グリーンスムージー、カロリーメイト、糖分補給用ラムネを事前に用意し、朝のうちにコンビニでおにぎりを2つ買って行きました。
(短答の本番とほぼ同じセットでした。)

論文試験は長丁場なので、お腹を締め付けない楽な半袖のワンピースで行きました。
外は連日猛暑でしたが、会場はクーラーが効いていたので、持って行ったリネンジャケットを羽織り試験を受けました。

行きの電車もクーラー直撃で寒かったので、羽織りを持っていって正解でした。

試験本番あれこれ

試験開始前、ひとりひとり、机の上に出すものについて、試験官の方に確認し、許可をもらっていきます。

おすすめアイテムについてはまた別にまとめますが、私は普通に文房具、腕時計、目薬を机の上に出してました。

特許法・実用新案法

本番の緊張感からか、最初の設問で答案構成の道筋がうまく立てられず、パニックでした。

特実Iの答案構成に20分と決めていたにも関わらず、答案構成もどきをぐちゃぐちゃ書くも「でもこれだと適さない…」で詰まっているうちに20分が過ぎ、流石にもう見切り発車で何かしら書くしかないかも…というところで、フッと何とか思い至り、隙間に答案構成を書き、道筋を組み立てることができました。

フリクションの4色ボールペンを持っていたおかげで、答案構成がごちゃごちゃになっても消したり書いたりでき、消す時間さえ無くなった後は、それまで黒で書いていたところ、赤色に色を変えて最新の答案構成として書き、赤い記載に基づいて、
いざ試験用紙に油性ボールペンで論文を速書きしていきました。

更には、焦りからの速書きで変な力が入ってしまったせいか、特実IIの最後の設問について書いていると、手が腱鞘炎のような感じでプルプル震えてきて、手に力が入らず、うまく字が書けない…!!!という人生で初の体験に、焦りに焦りました。

プルプルの右手を左手で押さえつつ、ミミズ描きのような字で、何とか必死に最後まで書いたのを覚えています。

その後、試験時間終了です、との声がかかり、お手洗いに行ったのですが、満身創痍、身も心もボロボロな感じでした…

しかし、色々あったものの何とか最後まで書き切れたので、ここで諦めてなるものか!と必死に気持ちを切り替えて、お昼ごはんとしておにぎりとカロリーメイトを食べながら、次の意匠の要件を見直すように努めました。


意匠法

意匠法は模試では一番苦手と感じていたのに、本番はわからないもので、最後まで特に問題なく書き切れました。

答案構成もしっかり出来て、ここで自分的にも何とか好感触を得て、特実ショックから立ち直ることができました。


商標法

商標法も最初は順調に書けていたのですが、最後の大問が何だかよく分からず、苦し紛れに何とか道筋を立ててまとめ上げました。

試験後

正直論文試験の後、予備校の速報などを見る気力もなく、うまく書けなかったという悔しさと、

腰、お尻、手首が痛く、生理が予定の1週間以上早く試験日の夜にやってきたり…と、
心も身体もダメージを負っていました。

何をしていいものか、本当に抜け殻状態だったので、しばらく何もしていませんでしたが、
このままいてもどうしようもないと感じ、来年に切り替えて何をすべきか、ワンチャン口述の勉強をした方がいいのか、誰かに相談したい!と思い、

ずっと通信でしたが、ここで宮口先生の直面談を予約して、初めてLEC新宿校に向かいました。

面談の前日、再現答案があった方が良いと気が付き、慌てて再現答案を作りましたが、もっと試験直後に作っていたら、より正確だったかもしれないなと反省しました。

いつも画面越しの先生と、初めて直にお話できておぉーーーっ!となりましたが、再現答案をお見せしたところ、意匠以外は先生の厳しめ採点では今年はダメそうな感じでした。。

「ただ、基本の書き方はしっかりできてるし、あなたは来年は受かりますよ。」と優しく?仰っていただき、
「私の採点は厳しめなので、落ちると言われて受かる方は何名もいますし、もし論文に合格していたら全額返金される来年度用論文講座を〜」とオススメされ、これを受講するなら、口述勉強会も紹介してあげます、というビジネストークもありました。笑

ここでおすすめされた論文講座が発表までは口述対策も兼ねていて、論文の結果がどちらにせよ役立つものであったこと、
先生に紹介していただいた口述勉強会に参加できて、通信勢で仲間なしの状態でも何とか口述試験の勉強を進められたので、ここで先生の言う通りにして良かったです。
(全額返金対象で助かりました!)

結果発表

在宅勤務の途中、特許庁ホームページで正午を少し過ぎて確認したところ、残念ながら番号はありませんでした…。

厳しいと覚悟していたものの、どこかで期待していたので、「悔しいけど、来年は絶対受かる!」とTwitter上で呟いていたところ、どうやら特許庁で貼り出された番号と、HP上の番号が一部バグで異なっているという情報が流れてきて、慌ててPDFファイルを開いたところ、番号がありましたーーー!!!!!

その後特許庁からもHP訂正のお電話があり、番号を何度も確認して、その後は正直お仕事どころではありませんでした。

数日後に改めて論文試験合格の通知が届き、実感することができました。

長くなってしまいましたが、本当に試験本番は何が起こるか分かりませんし、私のようにパニックになったとしても、諦めずに何とか粘って考えて書き切る、
また、終わった科目からはすぐに気持ちを切り替えて次の見直しをする、というように
最後の最後まで絶対諦めないことが大事だと感じました。

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