弁理士試験の勉強④〜論文試験対策

こんにちは。もちゴメです。

論文試験の結果と当日&再現答案については別にまとめて、今回はあくまで対策勉強について書きます。


論文試験対策で受講した講座

・LEC 2022年1年合格ベーシックコース
・LEC 宮口聡の理想と現実
・LEC論文直前答練 前期 模試2回


短答試験対策はベーシックコースでかなり手厚くあるので、オプション課金はしませんでしたが、
論文試験対策は、講義の中で宮口先生から何度も過去問レベルに立ち向かうには、オプション講座をとるよう勧めがあったことと、

合格体験記で一発合格者の方の多くが論文対策のオプション講座を取っていたこと、

自分自身でも、時間がない中、お金は費やしてでも効率的に論文力をつけるのが早道だと考えて、
『理想と現実』という論文過去問の講座を2021年9月頃に申込みました。


そして、短答合格後に、このまま一気に受かりたい!!と思い、LECの直前の論文模試だけは網羅しておこう!となり、直前答練講座の前期模試のみ2回分を申込みました。

後期の講義&模試はベーシックコースに含まれているのですが、なぜか前期分は含まれておらず、前期講義は予算と時間から諦めて、模試(2回分)だけ申込みました。
(ただ、模試2回分で5万円超えとなかなか高かったです…)

論文試験対策の勉強と時期

■2021年11月中旬まで
理想と現実を申し込んだものの、11月まではあまり手が回らず、1年合格ベーシックコースの論文基礎講座のみでした。

正直この頃は何が何やら状態で、本当に論文の書き方の基本、
・最後に「以上」を書くとか、
・間違えたときはこう書く、
・条文番号の書き方
等を学ぶレベルでした。

■2021年11月後半〜2022年1月頭
ここでせっかく課金した『理想と現実』をやらねば!と火がついて、2021年中に一周することを目標に取り組むことにしました。
実際には終わらず、1月頭までかかりましたが、、、。

やり方としては講義があるH19〜R3年の過去問に絞って、最初から講義を見て、その後、答案構成と全文書きをしました。

ただ、この頃は基本知識がなかったので、全文書きは出来るところだけの全文書きだったので、ほぼ出来ずに終わり、結局すぐに現実答案を読むという感じで、良いのか悪いのか、あまり時間はかかりませんでした。

あくまで講義を受けて、この早い時期に簡潔に書くということや、見やすい書き方というのを意識できるようになったのは良かったです。

■2022年1月
理想と現実の講義を見終わった後はすぐに、1年コースに含まれている、論文合格答練に取り組みました。

科目ごとの模試のようなものが、3月にかけて毎週1通ずつ書いて郵送すると、Web上で添削がされるというものでしたが、
私は2月からは短答一本に絞ると決めていたので、3月までの答練問題を1月中に前借りならぬ前書きして、全部送りました。

このとき、問題がまだ本番レベルではないこともあり、このレベルだと答練の添削結果も良く、添削の先生がほめてくださるので、自分は苦手の短答さえ乗り越えられたら行ける!と根拠なき自信を謎に持っていた時期でした…。

2022年2月から短答試験までは論文対策は全くせずに、短答試験対策に注力しました。

■短答試験後の直前期
自己採点で短答合格している!となった後、あわててベーシックコースに含まれている、論文直前答練講義を受けました。
(確かこれは納富先生の講義動画でした。初体験!)

ここで前述の前期分は含まれていないから、1年コースの方は別途取ってください、と講義の中で仰っていて、前期の模試だけ追加で課金しました。

通信の場合だけかもですが、申込して模試&封筒が届いた日が前期1回目の添削提出期限(必着)でした。。え!!

(正確にいうと添削はしてもらえるけど、期限後は添削に時間がかかる&順位の集計に間に合わない?とかだったような気がします。)

なので、ここで慌てて各模試や答練の提出期限を確認して、期限必着とかなので郵送時間も考えて期限を徒過しないように、本番までの1ヶ月間細かくきっちり計画をたてて取り組むようにしました。

もともとあまり計画的な人間ではないのですが、1ヶ月ちょっと毎日何をするかきっちり考えたことで、模試の取りこぼしもなく、過去問は全文書きする時間はないから、答案構成をしよう!とか、短い時間での戦略を具体化できて良かったです。

過去問との向き合い方


本番までの約1か月、限りある時間なので、全文書きの練習は模試で行うこととし、過去問は答案構成、プラスそこで書くべき判例のキーワードや趣旨のキーワードが出てくるか、という形で勉強していました。

主に模試は週末に取り組み、平日は過去問の答案構成プラスαといった感じで、

過去問の見直しは『理想と現実』の現実答案をチェックして、出来なかったところや思い出せないキーワードについては、四法対照に書き込みました。

また、既に書き込んでいたのに、うろ覚えで書けなかったところや、四法対照のスペース的に書き込めない内容については、別途ワードファイルにまとめていき、印刷したものを通勤中の電車で見るようにしました。


模試との向き合い方

短答前まであった論文基礎や合格答練講座の問題と打って変わって?、短答後の直前答練と模試の問題は急激なレベルアップをしています。

本当にそれまで可愛い子犬だと思ってたら、離れているうちに、何故か突然狂犬になっているかの如きパワーアップで、1月頃に持っていた根拠なき自信はここで打ち砕かれました。

模試の結果はかなりバラツキがあり、ACEとか、良いものと悪いものが一回に混在というパターンがほとんどでした。

Aの科目はたまに変動しても、なぜかどこかひとつがCDE判定と 足を引っ張っている状態で、
3科目揃ってABのみは、結局模試では一度も取れませんでした。
特に意匠商標はABは1〜2回とかで、ほぼDかEでした…

しかし、ポジティブメンタルなのが私の取り柄なので、
1年目で短答終わってすぐの今、一科目でもA取れたのはすごい!とか、

意匠商標が苦手でしたが、一回はB判定以上をとれたので、本番で3科目とも同時に、この調子が良いときを再現できれば合格!と信じて、本番に挑むことにしました。

ちなみに最直前の後期第2回の模試の結果は、特実A、意匠C、商標Eでした。。

このように模試でDやEをとりまくっていた私でも合格できましたので、あくまで本番にベストパフォーマンスができるようもっていくことが大事だと思います。


青本との向き合い方

短答が終わってから論文試験まで、青本を読む時間はなく、
青本出典の過去問に出てきた趣旨、LECテキストに出てきた趣旨、模試に出てきた趣旨等に絞って
四法対照か、オリジナルWordファイルの印刷にまとめて、何とか乗り切りました。

ただ、これはどうしても時間がなく、最低限まで絞りに絞っての対策しか出来なかったためで、もし時間があったなら、青本を早いうちに読んでおくべきだったと思います。

(論文試験後に失敗したと思い、来年に向けての対策&万一の口述対策として、2022年の8月にようやく読みましたが、個人的に口述には必須と感じましたし、読んでいて、今なら論文ちゃんとできたのに!等と当時は後悔していました。)

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