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実験! 進化思考 / 名著 進化思考のLogicを 実験で確かめる(その3:簡易実験編-2)

進化実験:「欠失 (消失)」

では、2つ目の進化事例とし「欠失」を取り扱ってみる。
("欠失" は 最新の進化思考では "消失" に改名されてますが、私は 最初に習った 欠失の方がフィットするので、このまま使わせて頂きます。)

題材は  同様に「今までに無かった価値を持つ自動車」の創造。
自動車の構造」として以下の内、「"(e) 運転装置" の欠失」を考えてみる。
(a) 車体構造
(b) 動力伝達
(c) 操舵装置
(d) 制動・拘束装置(ブレーキ)
(e) 運転装置

運転装置を欠失する事により、運転者は 操作の煩わしさから開放される。 運転者も欠失 する。 すなわち 自動運転化。

では、「運転の役割」は何か?
以下 ウィキペディアより いくつかの項目を抜粋。

・運転とは:機械を操作し動力をもって動かすことである。

・定義:令和4年改正道路交通法では、「道路において、車両 又は 路面電車 をその本来の用い方に従って用いること。
 → 本来の用い方 とは?
 → 安全運転:不注意な運転や無謀な運転は交通事故を引き起こす。交通事故の被害者を生まないように、また運転者を加害者にしてしまわないように、安全運転の教育が行われている。

自動運転車には、カメラやLIDARなどのセンシング技術、ディープラーニングによる物体認識などさまざまなテクノロジーが使用されている。また、超音波センサーやGPSの働きにより、障害物がないかを自動認識し、自律的に走行できるよう設計されている。

”運転装置レス” の最低限の機能・構成を考えてみると、
(1) 道交法の遵守 及び 安全(対人・対物)の確保を行ないつつ、自動車を動かす。 目的地へ移動する。
(2) その上で いくつかのニーズを満たす。
  ・早く移動する(早く目的地に移動する)
  ・安く移動する(移動コスト最低化)
  ・快適に移動する(安全/安心の確保)
  ・エネルギー最小で移動する(CO2発生 最小化)
  ・感動体験を提供する(名所を巡る。名店を巡る…)

→ こう考えると、必ずしも 自動車に限定する事は無く、いくつかの乗り物を組み合わせても良い事になる。

イメージを高める為に 絵を書いてもらおう。
「人が快適に移動する為の手段として、いくつかの乗り物を 乗り換える事無く、移動可能な装置を考えて欲しいな。」

運転装置の欠失。 人は 最適な手段(早く/安く/快適に/エネルギー最小で…)で 選択的に移動。

どうでしょう。 「運転装置レス ≠ 自動運転」 と考えられ、色々な価値を創造出来そうですね! 👍

次回は、これらの創造を プログラミングで補助する手段を考えます。





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