【日記】壊れた私へ

やる気が起きない毎日が、
起きているだけでしんどい日々が流れていく
やるべきことは沢山あるのに
ちっともエネルギーが湧いてこない
何をしたらエネルギーが貯まるんだろう

嘔吐が続いて、お酒が弱くなった
もう会うこともないけれど、あなたとは朝まで飲めなくなってしまった。これも全部、あなたのせいだけれど。
言えば良かった、あなたのせいで嘔吐が止まらず夜も眠れず涙もとまらず震えも止まらなかったと。
電車で1時間泣きながら精神科にいきましたと。
隣には、あなたと違って懐が広く情に厚い、
私のことを好きな男がずっと手を握ってそばに居てくれたと。でも私が好きだったのはあなただったんだと。

昼間の温度は気がつくと30度に近づく日が増えていた。夜の風はまだ冷たいままね。
あなたと歩いていた夜は、まだ長袖を着ていた気がする。コートを羽織っていた日もあったかもしれない。
寒暖差が激しい毎日で、あなたと会った日は真冬のように寒かったのに、次の日はてんで暑くって。
私は前日のコートを煩わしく思いながら、
それ以上にあなたの手を握れないことが悲しかった。

付き合うと言ってくれた日に、
前から来る車から避けるように少しだけ手を引いてくれたあの感触が、未だに忘れられずに指先に残っている。
もう忘れてもいい頃合いなのに、
あなたのことが脳裏から離れないのはどうしてだろう。
酔った元彼からまた飲みに行こうと連絡が来たけれど、彼はもう新しい彼女と楽しげなSNSを流していた。男は勝手だな、と思いながら、酔った勢いの社交辞令に爽やかに応じておいた。
もし彼から本当に連絡が来て、復縁の話になったら?と思った時、片隅には真っ先にあなたがちらついた。
1番好きな人と一緒になれないというのは、
いつの時代にもあるみたいだ。
浮気をされて精神がおかしくなるとか、よく聞いていたけれど、そんな色恋で?と思っていた。
私の精神が初めて壊れたのは、
自分の生死が関わった瞬間だったからだ。
だから、どうして自分がこんなふうになってしまったのか、さっぱりわからなかった。
色んな人の話を聞けばわかる。
わたしがしていた恋の異常さや、相手の最悪さや、
それによって壊れた人たちの多さや。
あぁ、私も壊れてしまったのか、と思った。
好きな人に裏切られるというのはこんなにも辛かったのか。こんなにも惨めで情けなく、ただそれよりも、
呪縛のように脳から離れないあなたを慕っては苦しむのだ。
あなたは一生わからないでしょう。
分からなくていいか。こんな気持ちは。
ずっと楽しく笑っているんだろう。
まるで、毎年咲く桜のように、
また次もあるから、と思い、
たまたま私と出会った春に、お花見を満喫した、
そんなようなものなんだろう。
散ったなと、ただそれだけなんだろう。

5月になったら桜は葉桜になる。
私はまだ、葉を茂らせることはできていない。

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