【エッセイ】10年間日記を書き続けた私が今、考えること。「さみしい夜にはペンを持て」を読んで。
毎晩寝る前に日記をつけるようになったのは、20歳のときだった。きっかけは忘れてしまったけど、書くことで自分のこんがらがった頭の中が整理されて、生きることが少しだけラクになったことを覚えている。
30歳になった今も、寝る前に日記をつけている。
つまり10年間も、毎晩毎晩ノートにボールペンを走らせては、取り留めもない自分の思いをせっせと書き記しているわけである。
なんともまあご苦労なことだと、我ながらに思う。
20歳の頃に感じた生きづらさを、今も感じているわけではない。生