AC歌詞を直訳したつもり全集


・英語歌詞が見たい方は『ARMORED CORE 英語歌詞全集』をご覧ください。

・歌詞は「ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON ORIGINAL SOUNDTRACK」(以下、ACⅥ盤)、「ARMORED CORE ORIGINAL SOUNDTRACK 20th ANNIVERSARY BOX」(以下、20th盤)、「ARMORED CORE REPRISES」(以下、ACR盤)、「SUNRISE」(以下、SR盤)の順に取り上げます。

・歌詞表記は原則として各アルバムの表記に従っていますが、曲名に関しては20th盤の表記に従っている箇所があります。

・各シリーズのタイトル下、もしくはアルバム名の下に、ブックレットで実際に歌詞が掲載されている楽曲を列挙しています。
初出の楽曲大幅に加筆されたリミックス楽曲太字で表し、本ページに掲載します。
歌詞が既出の楽曲は通常サイズの文字で表し、省略します。

・歌詞が重複している楽曲は、楽曲タイトルの横にリミックス版のサブタイトルを併記します。
その際、【】を使用している場合がありますが、【】は、こちらで独自につけたもので出典元にはない表記ですのでご注意ください。

・出典元の歌詞およびタイトルには、環境依存文字が使われていることが散見されますが、本ページの表記においては数字以外の環境依存文字は不使用で統一しています。予めご了承ください。

ACR盤SR盤に収録されている楽曲のタイトルは、各媒体(CD音源、歌詞カード、配信版など)によって表記揺れが非常に激しいため、本ページにおいてはCDの音源データに記載されているものを正式なタイトルとみなして表記します。

・「*」が付いている語句には注釈があります。

・「」は筆者が抱く曲のイメージ、「>」はニコニコ生放送などで明らかになった楽曲の裏話を書いています。

以上をご理解の上、参照をお願いします。




ARMORED CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON ORIGINAL SOUNDTRACK


(配信版 2023年10月31日リリース)
(CD盤 2024年3月20日リリース)




-歌詞掲載曲-
[ Disc 1 ]
歌詞掲載曲なしのため省略。

[ Disc 2 ]
Steel Haze (Rusted Pride)
Stargazer


Steel Haze (Rusted Pride)


冷たい場所に立っている
私に教えてくれ
鋼鉄の芯が剥がれ落ちている

全ての血を
沸き立たせてくれ
錆びついた誇りを
蘇らせてくれ

(Uh uh uh..)

見捨てられている
私は高く飛ぶ
夜明けに昇る太陽を見ている
錆び果て、
風にも属せず、
夜明けに昇る太陽を見ている

私は高く飛ぶ
私は高く飛ぶ


※明言されてはいないが作中登場人物、『ラスティ』/『スティールヘイズ』(機体名)のテーマで間違いない。

本編中ではあまり暗さを感じさせなかったが、深い絶望を抱いていたんだなと感じさせる歌詞。

鴉は太陽/吉報/吉兆の象徴である。ラスティが見ている太陽というのはきっと、621のことも含まれているのであろう。


Disc3のアレンジ、(Where Truths Meet)は宮澤翔衣さんが担当しているのだが、かつての「3ピースバンド風」アレンジの雰囲気が感じられてとても良かったです。(小並感)


Stargazer


私の背後
闇の向こう
真紅の光、墜落、過去の炎

誰も知らない
私が手にしたものが、星回りを進めていくことを
お前の視線を引き止めて
雲と霞の中にいて
それを胸に刻んで
ああ、正しいことをする
私は今、星を見つめる
私は今、星を見つめる
ああ、果てを見つめている
私たちはこの地にいる

この道の途中で
それを手に取る
深呼吸しろ
お前は周波数帯の一部だ
流れに乗っていけ
ああ、私は今、星を見つめている


※おそらく作中主人公、『C4-621』のテーマ。
「stargazer」には「天文学者」、「占星術師」、「夢想家」など様々な意味があるが、『賽は投げられた』エンドのエアの言葉(いつでも、どこにでもいる)や、ACⅥのゲームサイクルなどメタ的な視点も踏まえると、タイトルとしては「占星術師」(全ての運命を見通す者)が適当かなと思っている。
楽曲「C4-621」の最後で「Allmind」の導入部が流れるのも、621が「全知の存在」(管理者/占星術師)になり得る資質を持つからなのではないかと思ったりもしている。
単純に3周目で『オールマインド』と関わっていくことの暗示というだけかもしれないが。

ラスティは太陽を見つめ、621は星を見つめるというのがなんとなく対になってて良いなと思うなどしている。


Disc3のアレンジ、「-high freQuency-」は齋藤司さんが担当している。
サブタイトルの「high frequency」(高周波/頻発)がどういう意図で付けられたものなのかよくわからなかったが、「FreQuency*成分高めアレンジ」ということが言いたいのかもしれない。

そこはかとない「Flood Of A Life」(ACR盤)感。
齋藤司サウンドが好きな方はぜひ聴いてほしい。


*フロム・ソフトウェアのサウンドチームで構成されるミクスチャー・ロックバンド。


ACⅥFOR OST SPECIAL DISC 

[ Disc 3 ]
-歌詞掲載曲-
Blackout
Apex in Circle (Over The Top)
The Encounter World -2024 version-
Stain -final version-
Takes Me Anywhere


Blackout


フレアのような太陽
息さえもできない
人生の一瞬一瞬が闇の中にある

私が感じるもの
前に進むことだけ
私が感じるもの

太陽の光を遮らないでくれ
何もかもが消えてしまう
ブラックアウトして、全てを失った
完全に...
自身を振り返るな

飛ぶだけ
生きるだけ
聞こえるか?
戦えるか?

ブラックアウトして、全てを失った
完全に...
ブラックアウトして、全てを失った
完全に...
ブラックアウトした、完全に…
ブラックアウトした、完全に…


※「blackout」はビンゴにおけるゲーム形式のことを言っていると思われる。

ACⅥ本編中の描写に当てはめるなら、『レイヴンの火』ルート(のその後)が一番しっくりくる気がするが、『コーラルリリース』のその後に何が起こるかもわからないし、そもそも621の曲とも限らないので真相は闇の中である。

何はともあれ、この歌詞に登場する人物は何かしらの理由によって自分の全てを失うということはわかる。


>Twitter上にて作曲者の星野康太さんより、「BlackoutはStargazer制作時に頭に浮かんでいたアイデアのもう一つを形にしたもの」で、「歌詞はあるキャラクタの視点をオマージュした」と言及された。


Apex in Circle (Over The Top)


高い、高い場所へと連れていけ
ドアをまっすぐに突き進んで
私は頂点に立つだろう イェア
私の勢いは止められない
私を高く高く、連れていけ
ドアをまっすぐに突き進んで
私は頂点に辿り着くだろう イェア
今の私は、誰にも止められない


※スペシャルディスクの「9」番目に収録されている楽曲。
原曲は、ACの象徴的存在『ナインボール』が物語に深く関わってくる「ACMOA」のOPを飾った「Apex in Circle」。

筆者は初め、この曲が「今回の9枠か」と思っていたが、よくよく考えたらスペシャルディスクに収録されてる曲はほぼ全て9繋がりなので、今回は別に「9枠」とかは無いのかもしれない。

アレンジを担当したのは星野さん。
今回のアレンジによって、歌詞が追加された。
色々とノリノリである。
まさに「over the top」(やりすぎ)。


>星野さんのTwitter上にて、この曲が星野さんにとっての初AC楽曲であったことが明かされた。
曰く、本楽曲は「10年前にスケッチしていたアレンジを仕上げた曲」であり、「当時のダンスミュージックトレンドに落とし込んだ」ものとのこと。


The Encounter World 【-2024 version-】


来たれ!
組み立てろ、お前はお前自身を作ることができる
来たれ!
白熱光は同じ胸の内の世界と接触する
熱心に遊べ
熱心に遊べ
戦場へ来たれ
戦場へ来たれ
来たれ!
この感情はお前のポイントへの好機だ


※ACNBのゲーム内容そのものを歌っているように聞こえる歌詞。

「-2024 version-」のアレンジを担当したのは、谷﨑蒼馬さんと星野さん。
爽やかさが増して、こちらも実にノリノリな仕上がりになっている。
本音を言うと、筆者はACNBやACFF系統の爽やかACがやりたかった。


>星野さん曰く、曲調が明るいのはACNBのデバッグ作業が過酷だった反動からかもしれないとのこと。(※ニコ生特番時点でのコメント)
20th盤ブックレットによると、「トレーニング(ゲームプレイ)中の清涼剤になれば」という気持ちもあったようである。

歌詞は「レイヴン達の集うオリンピック=バトルフィールドのようなイメージで作った」らしい。

2024/4/12の投稿によると、「オリジナル制作時はACNBのゲームイメージから、シリーズにおけるテストやチュートリアルBGMをアップデートしたらどんな曲になるのか?とイメージして作った」とのこと。

この曲は小倉康敬さん(現フロム・ソフトウェア執行役員/ACシリーズ・プロデューサー)が好きな曲である。


Stain 【-final version-】


壁、染料、爪弾き、涙
衝動、出血、黄色、賽を投げろ

手で餌をやるな
近づけた手が血に濡れる
手で餌をやるな
近づけた手が血に濡れる

手を差し伸べる術を知らない
私はその世界にはいない
なぁ、少年
有り得ないんだ


※ACⅤの登場人物、『主任』の曲。
1、2行目はACⅤのあらすじ(=主任の目論見)を表し、残りの歌詞は主任の心情を表しているように感じる。
(1行目がミッション0~4、2行目が5~9のイメージ。)

「黄色」には「裏切り」という意味がある。
権力者たちの指令に従うことを止めて、人間の可能性を証明することを選んだ主任を暗示しているのだろう。

「-final version-」のアレンジを担当したのは、星野さん。
歌い方が「ニコニコ闘会議」ライブの時を彷彿とさせる。
原曲と(a perfect day)の中間みたいなサウンド感。


>2024/4/12の投稿によると、ご本人的には消化不良な曲だったらしいが、今回は納得の仕上がりになったようである。

この曲は元FreQuencyメンバーの北村友香さんや、「Cosmos New version」のボーカルを務めた吉田真理さんなどが好き(ニコ生特番時点)らしく、星野さん周辺の女性に人気が高い。


Takes Me Anywhere


信念は、私の行くどこへでも連れて行く
信念、強い意志がいつも私に呼びかける
意志が

炎は、ずっと燃え続けているように見える
熱源は、燃え続ける灰に火を点けた

星のない暗黒の空は、
輝くための光を願っている
広大かつ巨大な虚無の空間に

混乱と恐怖
暗闇に潜む、不吉な影
燃え続ける魂たち

[それは、私をどこへでも連れていく]

行け、私たちはただ進み続けるしかない
ああ、私たちは行くしかない

[星のない空 輝く光] 私たちは行く

星のない暗黒の空は、
輝くための光を願っている
広大かつ巨大な虚無の空間に

混乱と恐怖
暗闇に潜む、不吉な影
燃え続ける魂たち

[それは、私をどこへでも連れていく]
[それは、私をどこへでも連れていく] 私は行く

強い意志がいつも私に呼びかける
ああ、私の行くどこへでも連れて行ってくれる


※宮澤さんが作詞作曲、ボーカルを務め、コーラスにはACⅥ開発スタッフが参加している。
個人的には、AC界隈とフロムの状況をよくよく知っているであろう宮澤さんの視点で書かれた曲ではないかと思っている。

ライナーノーツによると、この曲はフロム入社後すぐに制作していた楽曲とのこと。

リスニング激弱人間としては歌詞にはないフレーズを入れるのはやめていただきたいのだが、合唱部分は「All we wanted, All we needed, All we made, All we got to」(私たちが欲したもの、私たちが必要としたもの、私たちが作ったもの、私たちが辿り着いたもの)と言ってるような気がする。違ってたらごめんなさい。
最近は3番目は「All we waited」(私たちが待ち望んだもの)な気がしている。
正解はわからないが、前半ふたつで言わんとすることはなんとなく伝わるので「別にもう何でもいっか」の境地に達した。

こちらとしては、宮澤さんがアルバムの大トリを務めているだけでも号泣ものなのに、完全に泣かせに来ている。


筆者は歌詞を見て、ここ10年のAC界隈の様子と新作を届けようとしているスタッフたちの姿をイメージした。
色々なことがあったが、こうした形で改めてスタッフの想いを確認できたことはありがたく、嬉しく思う。




ARMORED CORE ORIGINAL SOUNDTRACK 20th ANNIVERSARY BOX


(2018年11月1日リリース)





AC/ACPP、ACMOA、AC2、AC2AA [ DISC 01-04 ]は歌詞掲載なしのため省略。



ARMORED CORE 3

[ DISC 05 ]
-歌詞掲載曲-
Artificial Sky Ⅰ


Artificial Sky Ⅰ


調子を合わせろ
お前は進むのか?
衛星に向かって
神は存在しない
叫べ
持ちこたえろ


※ACが傭兵に語り掛けているイメージ。
「神なんていないけど、衛星(本物の星)まで羽ばたけるように頑張っていこうぜ」という感じ。

>後年のAC楽曲に欠かせない星野さんの声や歌詞が入り始める黎明期の楽曲。

当時、星野さんは自分が歌っていることを身内の人間にも明かしていなかったらしい。
FreQuencyを立ち上げ、ライブを行うようになってから歌っていることがバレた。周知された。

作曲者である齋藤さんは当時、星野さんの声の素材を借りる代わりにキック(バスドラム)音の素材を貸すという、ギブアンドテイクな協力体制を築きながら作曲していたらしい。



AC3SL [ DISC 06 ]は歌詞掲載なしのため省略。



ARMORED CORE NEXUS

[ DISC 07,08 ]
-歌詞掲載曲-
Shining
Autobahn


Shining 【-Call Me Again-】


もう泣くな少年
私が傍に居るのだから
お前自身のために、泣くのはもう止めろ…
私が傍に居るのだから

光と苦しみを
私がお披露目しようか

応答せよ、お前の幸福のために応答せよ
応答せよ、お前の苦痛のために応答せよ

光と苦しみを
(耐えてくれ)
私がお披露目しようか
(一歩から)

光と苦しみを
光と苦しみを


※ACが傭兵に語り掛けているイメージ。
「悲喜こもごもを一緒に乗り越えていこうぜ」という感じ。

>作曲者の星野さん曰く、7時間で曲を作ったらしい。


Autobahn


フリーウェイを進み続けろ、
炎の如く


※ACが傭兵に語り掛けているイメージ。
又は、傭兵が自分に言い聞かせているイメージ。

ゴーゴーリムファイアエビノカラアゲッ(空耳)


ARMORED CORE NINE BREAKER

[ DISC 09 ]
-歌詞掲載曲-
・The Encounter World



ACFF、ACLR、MOBILE series [ DISC 10-12 ]は歌詞掲載なしのため省略。



ARMORED CORE 4

[ DISC 13 ]
-歌詞掲載曲-
Twist it
Speed
Fall
Thinker


Twist it


ゆっくりと、突いて歪ませろ


※この曲が流れるミッションのことを考えると、「落ち着いて、パイル当ててね」という風にしか聞こえない。

そーれ、肉まんですか?(空耳)


Speed


お前に速さを教えてやる


※手早く片付けないといけないミッションの時に流れる。

アイワナごちゃ混ぜプリンフォーユー(空耳)


Fall 【-Ascension to the 5th-】


私は既に落ちている
もう私の頭を駆動することはできない
私はお前に落ちてしまっている

私は既に落ちている
もう私の頭を駆動することはできない
私はお前に落ちてしまっている

お前の中に落ちている


※ACもしくは『リンクス』(4系パイロットを指す名称)視点の曲に聞こえる。
ACとリンクスが互いを必要としているイメージ。


Thinker (altering edition)


私は思想家だ
嚙み砕いて説明することができる
私は狩猟者、過激な赤ん坊だ

興奮し、飛び出す
その意志で感じろ
私と深海について話さないか?

深海魚は永遠にお前を愛する
全てはお前の熟考のままに
空間の外、そこで誰かが待つ時
ジェットの騒音、彼らは外を賭けて戦った


※ACもしくはリンクス視点の曲に聞こえる。
ACとリンクスが互いを必要としているイメージ。こちらはAC視点の気が強い。

>(altering edition)のことを指しているかは分からないが、デモ音源は3時間くらいで作ったらしい。


ARMORED CORE for Answer

[ DISC 14 ]
-歌詞掲載曲-
Scorcher
Precious Park
I Can See All
Cosmos
Remember
Dragon Dive


Scorcher


私はクロムの頭を得た
見つけろ
叩き潰せ

私は鋼鉄の武器を得た
形勢を逆転させろ
消え失せろ


※こわい。
作中主人公、『首輪付き』のテーマと言われている。

歌詞の内容を見ると、
「ACVD-LINKアーカイブ*」、「死神部隊の正体 前編」の『デザインド』の説明文で書かれていた
肉体のほぼ全てを機械化し、脳組織の大半をもコンピュータに置き換えた例」というのは、首輪付きのことだったのではないかと思わされる。

そうだとすれば、歌詞の「arms」(武器)は「腕」と訳してもいいのかもしれない。


*ACVDのゲームデータに連動するオンラインサービス。条件クリアで世界観や設定を閲覧できた。


Precious Park


間違いなく見つけた
お前はリラだ、坊や
晴れの日に私をもっと高い所まで連れていけ
恐れるな
晴れの日に私をもっと高い所まで連れていけ


※2行目のリラ(原文ではlire)は「lier」(横たわる人)の誤植の可能性あり。
誤植だとは思うが、原文通り訳す。

「lier」を「死人」みたいなニュアンスで訳すとして、「お前は私の掌の上だ(お前に勝ち目はない)」みたいな感じのイメージ。
『レッドラム』+『スタルカ』戦を思い浮かべる。


I Can See All


餌。ゴミ出し
私には全て見える
お前は親切だ
私は決して壁に触れることはない
間違いなく食し、形勢を逆転させる
優しさに懸かっている
私には全て見える
痛みを感じる


※作中登場人物、『メルツェル』が、着々とミッションをこなす首輪付きを評価しているイメージ。
最後の一節は「Cosmos」につながるような気がしている。

筆者は、メルツェルをACfAにおける『管理者』(人類を再生へと導こうとするAI。黒幕)的キャラクターだと推測しており、曲の加工具合やタイトル、歌詞などから機械らしさ・管理者らしさを感じるため、この曲を「メルツェルの曲」と解釈して聴いている。
以下、メルツェルを管理者だと思う理由 ↓

・「人類に黄金の時代を」と人類の安寧を願うような発言をする。(管理者っぽい)
・作中で唯一、撃破時にノイズが走る
・エンドクレジットのボイスキャストの順番において、
首輪付きの行動指針に明らかに影響を及ぼしているであろう『マクシミリアン・テルミドール』(諏訪部順一さん)を差し置いて、声を担当した速水奨さんが先にクレジットされている

余談だが、そのさらににクレジットされているのは『インテリオル仲介人』(大原さやかさん)である。意味深。 ⇒ACfAのボイスキャスト順はこちら


正確に言うと、筆者はメルツェルを「精神を電子化ファンタズマ・ビーイングした人間」だと思っている。
担当声優が速水奨さんであることや、のちのACVDに出てくる『死神部隊』、「Mechanized Memories」などのキーワード、ACVD-LINKアーカイブ、「死神部隊の正体 後編」の『ファンタズマ・ビーイング』の説明文に、「ほぼロボット同然な状態にまで個性を消滅させてしまうと、著しい戦闘性能の低下がみられる」と書かれているなどの理由から。)


Cosmos


宇宙へ解き放とう!!
痛みを越えて


※メルツェルもしくは、作中勢力『ORCA旅団』のイメージ。


Remember


おぉ、私は恐れている
そう、私は恐れている
私が見るもの全てに
今、私は恐れている
全ては幻想だ
全ては幻想だ


※2008年のファミ通.comインタビューによると、作中登場人物である『オッツダルヴァ』/『ステイシス』(機体名)のテーマとのこと。

ACVD-LINKのアーカイブ、
世界全体の序章」を見ると、戦争をやめられない権力者たちの心情を歌った曲のようにも聞こえる。
アーカイブはAC4からVDまでの流れを把握でき、歌詞の意味も理解しやすくなるので一度読むことをお勧めする。


話は脱線するが筆者は、オッツダルヴァを『カルティベイター』の実験体だと思っている。(マクシミリアン・テルミドールの説明文から察するに)

ただし、二重人格とかクローンで二人いるとかではなく、「マクシミリアン・テルミドールがオッツダルヴァという役を演じているだけ」という認識である。
(オッツダルヴァとして出てきているのに、「当然の報いだ 貴様は、ORCAの名を貶めた」とか、「増長だったな 貴様ごときがORCAを気取るなど あとは任せておけばいい」などと、ORCAのことで怒ったり失望したりするので)


Dragon Dive


あぁ、龍が飛び込む!
あぁ、あぁ 龍が飛び込むぞ!


※ドラゴンダイッ!
20th盤で曲順が最後に変更されたことで、もう一つの首輪付きのテーマなのではないかと思ったりしているが、単に作中で使用されていない曲だからボーナストラックとして最後に回しただけで、深い意味はないような気もする。


ARMORED CORE Ⅴ

[ DISC 15,16 ]
-歌詞掲載曲-
Why Don't You Come Down
Conservation
Mech Dinosaur
・Stain


Why Don't You Come Down (ACVD DLC Edition)


落ちぶれたくないか
お前は動かない
落ちぶれたくないか
どこへも、私は行けない
落ちぶれたくないか
お前は動かない
逃げろ
全焼する
近寄るな
減速する
狡猾になりたくはないか


※作中登場人物、『アンジー』または作中勢力、『ゾディアック』のイメージ。

6行目までは傭兵に出会う前、7行目からは傭兵に出会って全滅させられそうになってるイメージ。
「人の尊厳を捨てて、強化人間にならない?」と、お誘いを受けてるように聞こえる。


Conservation


お前は私に飛び付かなければならない
燃える銃
制御不能、保存!
大博打だ!


※ACⅤのミッション05、対『主任』戦のイメージ。


Mech Dinosaur / Scavengers


お前に悪夢を見せてやろう
抵抗だ 消え失せろ

お前に悪夢を見せてやろう
お前のサテライトを排除してやる

私の恐竜を見せてやろう
報復だ 死に絶えろ


※作中エネミー、『スカベンジャー』のイメージ。

ACVD盤リミックス「Scavengers」は、歌詞重複のため省略する。


ARMORED CORE VERDICT DAY

[ DISC 17,18 ]
-歌詞掲載曲-
Dirty Worker
SIRIUS EXECUTIVES
High Fever (sweetest thing)
Forgive an Angel
・Scavengers
・Stain (a perfect day)
EVER GREEN FAMILY
Device
Mechanized Memories


Dirty Worker 【feat. FATMAN】


よう、お前は「気分は最低か?」と言う
よう、お前は「気分は最低か?」と言う
さらばだ、この世界は乾きを与えた
さらばだ、この世界は乾きを与えた

お開きだ
お開きだ
俺の意識を破棄してくれ
見捨てられてるのさ

お開きだ
お開きだ
俺の意識を破棄してくれ
見捨てられてるのさ

俺はファットマン 戦場の運び屋
俺はファットマン いつも運び屋
ブンブンブブン ブンブンブブン
ブンブンブブン ブンブンブブン
ブンブンブブン ブンブンブブン
なんだかなぁ


※作中登場人物、『ファットマン』の曲。
なんとなく酒に溺れてるイメージ。

>星野さん曰く、「ファットマンのキャラを履き違えて、ガチガチのロック(曲)にしてしまった」とのこと。


SIRIUS EXECUTIVES


太陽光は安全な地より再び戻る
太陽光は安全な地より再び戻る
再び

安全な地から再開する
安全な地から再開する


※作中勢力、『シリウス・エグゼクティヴス』のテーマ。


High Fever (sweetest thing)


素晴らしい、お前たちの味はとても素晴らしい
最愛の人々よ
お前達の味わいは


※初代ACの楽曲「High Fever」をアレンジし、歌詞も付けたバージョン。

『オーネスト・ブルートゥ』(ACⅥ登場人物)のテーマとか言われてもおかしくない歌詞。


Forgive an Angel


座席に戻る
私を許せ
私は最後まで亡骸のような人間だ
いくつかの鋲を手にし、機械で入場する
一輪の薔薇を私の天使と同様に受け取れ


※使用されるタイミングや声の加工具合などから、作中登場人物、『マグノリア・カーチス』のイメージ。


EVER GREEN FAMILY


永遠の緑を
永遠の緑を

あぁ、あぁ あぁ
あぁ、あぁ あぁ

私達は永遠なる緑の家族


※作中勢力、『エヴァー・グリーン・ファミリー』(EGF)のテーマ。

>星野さん曰く、ふざけて作ったらしい。


Device


私の能力が故障する前に
その装置は兵器に接続された

怒りの記憶が甦ってくる
破壊不能となった私の兵器は破壊する

破壊する
全て破壊する


※ACVD特別出撃(オンライン限定ミッション)のボス、『Lady in Vortex』(アンジー)のイメージ。


Mechanized Memories


恐ろしい、幻想だ
全ては幻想だ
恐ろしい、恐ろしい、恐ろしい

そう、私は恐れている 恐ろしい 恐ろしい
そう、私は恐れている 恐ろしい 恐ろしい

おぉ、私は恐れている
そう、私は恐れている
私が見る全てに
今、私は恐れている
全ては幻想だ
おぉ、私は恐れている
全ては幻想だ
おぉ、私は恐れている

終わりの時だ、未だ在る痛みに投薬しろ
雨の日に、反対意見のために戦おう
静かな道の上で、いつお前は応答するだろうか?
無限の宇宙を覗くこと、それが恐ろしい
終わりの時だ、未だ在る痛みに投薬しろ
雨の日に、反対意見のために戦おう
静かな道の上で、いつお前は応答するだろうか?
無限の宇宙を覗くこと、それが恐ろしい


※個人的には、『タワー』の中に存在する(電子化された)人類の心情を表した曲に聞こえる。


ARMORED CORE VERDICT DAY DLC Music

[ DISC 19 ]
-歌詞掲載曲-
・Dirty Worker feat. FATMAN
・Why Don't You Come Down (ACVD DLC Edition)
Vanishing
9 (King of No.9 Edition)
Day After Day
Cosmos New version
SIRIUS type2
EGF type2


Vanishing 【demo version】


密接
どうして幸福があると信じられる?
消えゆく世界は煙塵の中にある
どうしてそれらに確信を持てる?
応答せよ
応えろ、応えろ

どうして幸福があると信じられる?
消えゆく世界は煙塵の中にある
応答せよ、応えろ、応えろ、
応えろ.. 応えろ… 応..えろ…

波に乗れ
不屈であれ
正しい事をせよ

うぅ.. 位置につけ
あぁ… 私達はここに居る


※ゾディアックのイメージ。
自分達に課せられた使命に従って強者と戦いながら、「幸せなんてどこにある?」と問いかけているような歌詞。

最初の「Too Close」は、「密接」と訳したが、「自分たちに近い存在」(匹敵する者)というニュアンスで、傭兵に呼び掛けているような感じだと思っている。

>当時、広報担当であった小倉さんが、ACⅤ開発終わりの時期に制作を依頼した無茶振り楽曲第1弾。

制作を依頼された当初、満身創痍だった星野さんは生音中心の曲ではなく、打ち込み(ソフト音源)で済ませようとしていたようである。
この話を思い浮かべながら「demo version」を聴くと、ちょっと面白いかもしれない。


9 (King of No.9 Edition)


破壊せよ「ナインボール」
破壊せよ「ナインボール」

私はここでNo.9の名を授かった
私はアリーナの王だ

私の他には誰も必要ない
生き延びるための方法がお前には解るか?
私は理解している、理解しているとも

私はここでNo.9の名を授かった
私はアリーナの王だ


※ACの象徴的存在、『ナインボール』もしくは『ナインブレイカー』のイメージがする歌詞。


Day After Day (20th Anniversary Edit)


壁に空いた穴を忘れるな
私は積み荷に隠れる亡霊のようだ
来る日も来る日も、私は遠くにいる

理解した明くる日
私はフロアに立つつもりだ
ところで、私は少し離れた場所に一輪の花を見つけた
あぁ、離れた場所に

降伏を伝えるために、私の魂は彷徨っている
平穏を取り戻すために、遠くを訪ねている
どれだけ遠くへ?

狭苦しい場所を忘れるな
私は電気機器に隠れる亡霊のようだ
来る日も来る日も、私は遠くにいる

それを手にした明くる日
私はフロアに立つつもりだ
ところで、私は少し離れた場所に一輪の花を見つけた

来る日も来る日も事物は過ぎ去る
来る日も来る日も事物は過ぎ去る


※明言されたわけではないが、状況証拠的にマグノリア・カーチスのテーマで間違いない。

前半の歌詞は人間のころのマギー、後半の歌詞は肉体を捨てたマギーのイメージ。
(筆者には、歌詞の「I'm like ghost to turn in on the load」の意味が前半と後半で違うように聞こえる。
「load」の意味を前半は「積み荷」、後半は電気分野での意味、「電気機器」と解釈した。
ちなみに、歌詞の「turn in on the load」の部分は「turn in on oneself」という表現を参考にしていると思われる。意味は「引きこもる/隠遁する」である。)

20th盤に収録されている「Day After Day」(原曲)は、アウトロのリバーブがDAD盤の時より、きつく掛かっているように聴こえる。
「マギーが全力で生を全うした」感をより強調するよう、ミックスし直したように思えてならない。

>小倉さんの無茶振り楽曲第2弾。
またしても開発終わりに依頼されたようで、この曲も最初は打ち込みで済ませようとしていたようである。
少しでも楽をしたいがために、バイオリン担当の北村さんを巻き込んで作曲したらしい。


Cosmos New version


私がお前たちを一日で絶好調にして見せよう
お前たちは誰かの気を晴らすことが出来る
空を舞う二片の粉塵よ
深呼吸をするために作動させろ

あぁ、感じる
あぁ、感じる

私は誰かを助けるために決断した
クロムごみのような臭い
旅行の支度は順調だ
今日、クラブで踊るために終わらせろ
これは一つの方法だ 私はそう思う

あぁ、感じる
あぁ、感じる

宇宙へ解き放とう、
痛みを越えて
宇宙へ解き放とう、
痛みを越えて

宇宙へ解き放とう!!
痛みを越えて あぁ あぁ
宇宙へ解き放とう!!
痛みを越えて あぁ あぁ


※『クローズ・プラン』(地球を捨てて宇宙へ逃避作戦)の内容とメルツェルの胸中を暗示しているかのような歌詞に、個人的には感じる。
歌詞の「Two pieces of dusts」(二片の粉塵)はテルミドールと首輪付きを指していると思っている。

この曲を聴いていると、
残った者と去った者、その両方の行末を暖かく見守っている母(地球)のイメージが思い浮かんだり、
「この地球で、かつてこんなことがあったよ」と教えられているような気持ちになる。

ラスサビのフェードアウトからアウトロに入るところが、地球から離れて宇宙に出た感じがして結構好き。

ACVDのラストミッションで流れるこの曲と「Mechanized Memores」は、ACfAのORCAエンドの顛末を表した曲だと思っている。


SIRIUS type2


万物のために最善を尽くせ
万物のために最善を尽くせ

歩み続けろ
よじ登れ


※シリウスとEGFは本来、互いを補い合うために生まれた組織であったが、長い年月を経て争い合う関係になってしまった。
諸行無常である。


EGF type2


私たちは緑を望む
永久の幸せ、私たちは夢を叶える

永遠に、永久に
永遠の緑を、永遠の緑を
永遠に、永久に、永遠なる緑の家族


※設立当時の思想はもっとも人間らしく、まともな組織だった。
しかし、それも長い年月を経て形骸化してしまった。

>星野さん曰く、「EGF」よりも、さらにふざけて作ったらしい。


Outtakes & Remix version Music

[ DISC 20 ]
-歌詞掲載曲-
Fallout
・Thinker (altering edition)
Stardust
Anthem for V ~the poet of outrage~
・Vanishing demo version
・Shining -Call Me Again-
・Fall -Ascension to the 5th-
Mechanized Memories -in the end-
・Day After Day (20th Anniversary Edit)
Dive into the Flame
In the Universe


Fallout


待機しろ
お前が進むことを許そう
私が死の灰を抑えてやろうか?
もしも、お前が星空に幻滅させられているのなら、
セイウチはもっと謙虚であるべきだ、そうだろう?

冷静なお前は強い寒気を感じている
少しの間、木々の中を歩いていろ
瞬間、私はすぐに一つの夢の幕を開こう
全ては決してたった一日の内に滅びはしないさ

飛び出せ
鮮やかな青空は平静を保っている
残響は夜通し鳴り響いている
私が見る全ては夜光で色づいている
福音はお前を抱きしめるだろう

私達は常にクローラーでありたい
私はいつだって暗闇を超越する堅固なクローラーだ
私は死の灰の中で生み出された

静まれ、ゆっくりと
そのままで
決意しろ
お前は強い光を感じている

飛び出せ
鮮やかな青空は平静を保っている
残響は夜通し鳴り響いている
私が見る全ては夜光で色づいている
福音はお前を抱きしめるだろう

私達は常にクローラーでありたい
私はいつだって堅固なクローラーだ
お前が真に受けているものは必要ない
行動に移すための理由なんて探さなくていい
私達は常にクローラーでありたい
私はいつだって暗闇を超越する堅固なクローラーだ
私は死の灰の中で生み出された


※『メタルウルフ』(パワードスーツ)が『マイケル・ウィルソン・Jr.』(主人公)に語り掛けているイメージ。


Stardust


朝日よ昇れ、私のために
朝日よ昇れ、私のために

それを果たすために行け
お前の望みと心のために
私はその場所に行くための品行を失ってしまった
昏睡している
お前の望みと涙になるために
私は息を持続する品行を失ってしまった

星屑に祈っている
行動基準と共に行け
それを辺り一面に光らせろ
もう私を信じるな

星屑に祈っている
もう私を信じるな

朝日よ昇れ、私のために


※個人的には、ACfAの登場人物、『マクシミリアン・テルミドール』をイメージする楽曲。

>星野さん曰く、作業の合間に作った曲。(ACⅤ開発中?)
小倉さんが暇つぶしで作ったプロモーションムービーの曲として、知らない間に使われていたらしい。


Anthem for Ⅴ ~the poet of outrage~


沈黙の中で高揚するために、お前を呼び求めている
お前の記憶に忍び寄る


※「ARMORED CORE 5」時点のコンセプトがどのようなものだったのか気になる歌詞。


Mechanized Memories -in the end-


恐ろしい 恐ろしい

そう、私は恐れている 恐ろしい 恐ろしい
そう、私は恐れている 恐ろしい 恐ろしい

目を覚ませ!騒音の速度をキープしろ
私自身によって書かれたコードを破る
汚物と粉塵はお前の器官に損傷を与える
時は声を出して数えるには、短すぎる

目覚めろ!
眠らない梟のように
生きるために精神を制御しろ
ここは見えない洞窟だ
目覚め、そして走れ お前が暗黒の終わりを望んでいるのなら

おぉ、私は恐れている
そう、私は恐れている
私が見る全てに
今、私は恐れている
全ては幻想だ
おぉ、私は恐れている
全ては幻想だ
おぉ、私は恐れている

終わりの時だ、未だ在る痛みに投薬しろ
雨の日に、反対意見のために戦おう
静かな道の上で、いつお前は応答するだろうか?
無限の宇宙を覗くこと、それが恐ろしい
終わりの時だ、未だ在る痛みに投薬しろ
雨の日に、反対意見のために戦おう
静かな道の上で、いつお前は応答するだろうか?
無限の宇宙を覗くこと、それが恐ろしい


※「タワー(宇宙船)で宇宙へ逃げたは良いものの、果てしない暗闇をさまよった挙句にあえなく墜落して帰ってきた。地球に残ったお前達(Ⅴ系人類)は、私達(4系人類)のように現実逃避して眠るのではなく、目を背けずに生きのびろ」と言われている様な気がする。

個人的には、ラスト30秒余のバイオリンのような音色が悲鳴のように聞こえる。


Dive into the Flame


最前線で切望している
無意味な暴動を
本来の姿を取り戻させてくれ
全ては墜落を必要としている
永遠は進行中である
私は気が狂っている
まるで炎の中に飛び込んでいるかのように

私は未だ進み続けている
私は未だ確認が出来ない
秘密の鍵は影に隠れている
私は容易に理解する
まるで炎の中に飛び込んでいるかのように

最前線で切望している
無意味な暴動を
本来の姿を取り戻させてくれ
全ては墜落を必要としている
永遠は進行中である
私は気が狂っている
まるで炎の中に飛び込んでいるかのように

私はお前の中へクロールしている
私は青空に達するだろう
「不思議の国」は終わりだ


※大阪電気通信大学の在学生が制作した短編映画「CYBERDIVE」の登場人物、『イカロス』のイメージ。


In the Universe


お前の厳粛な目を私の背に向けろ
たとえ地に伏したとしても、
その宇宙に属するために武器を持て

種子の一つになるために、
閉じた目を開け
その宇宙に属するために武器を持て

流れに乗って行け
風の中を通って、独りで歩くんだ
翼と牙は
戯れを変換する
いつだって忘れてはいないだろう?

流れに乗って行け
風の中を、独りで歩くんだ
ずっと忘れてはいないだろう?
自分の身は自分で守れ


※全ACファンに向けた曲というイメージ。
「傭兵のやり方」を歌っているように聞こえる。




ARMORED CORE REPRISES


(iTunes 2011年11月23日リリース)
(CD盤 2011年11月25日リリース)




-歌詞掲載曲-
・Remember ~on your memories~
Thinker -reprise-
・Cosmos (let it go around)
・Why Don't You Come Down
I Know What You Stand


Thinker -reprise-


私は思想家だ
嚙み砕いて説明することができる
私は狩猟者
過激な赤ん坊だ

興奮し、飛び出す
その意志で感じろ
私と深海について話さないか

無一文のハイウェイを
前進する、何度も何度も
太陽への道を迷っている
誰も私を知らない。

よく眠っている
これ以上、何も考えない
なぁ、私は朝日を見たい

深海魚は永遠にお前を愛する
全てはお前の熟考のままに
空間の外、そこで誰かが待つ時
ジェットの騒音、彼らは外を賭けて戦った


※AC4の主人公、『アナトリアの傭兵』の色味が強くなっているような歌詞。


I Know What You Stand


お前が立つのが分かる
簡単にハッキングするように
仕事で始めたことを果たす
大きな声で、力強く

あぁ あぁ あぁ あぁ


※個人的には管理者視点の曲に聞こえるが、AC視点の曲と捉えても面白い。




SUNRISE


(CD盤 2013年2月22日リリース)
(iTunes 2013年2月27日リリース)




-歌詞掲載曲-
・Vanishing
Outcry
Life in Ash
Morning, Lemontea -A Cup with Love-
Fall -Into the grace-
・Stardust
・Forgive an Angel
Remain


Outcry


騒音を突っ込め
騒音を突っ込め

これは抗議のために

お前が落とす涙は、私の大切なものを意味する
過去の恐怖は、私の悲しみを意味する

目的を持って恐怖の外に出ないか?


※ACが傭兵に語り掛けているイメージ。
「一緒に恐怖から抜け出そうぜ」という感じ。


Life in Ash


とにかく、それは私を彩った
灰の人生
それは何度も詩へと変わった
夜明けの中、私の人生の一片はそれがどう進むかだ


※傭兵の心情をイメージする曲。
「灰の人生」(戦い)が「灰の人生」(ネガティブな日常)を詩的に彩っている的なイメージ。


Morning, Lemontea -A Cup with Love-


私は悟った
自由にならないか?
背筋を伸ばそう
「一息ついて」
「一杯のレモンティーを」
笑顔を見せて
夜更けの、レイトショーに
私は愛を見つけた
朝焼けを待って
一歩を踏み出すのは簡単だ
後ろにいるさ
人を頼ろう
朝焼けを待って
朝焼けを待って
ただ、気づいた
いつもそうでありたいと


※ACが傭兵に語り掛けているイメージ。
「一緒に自由になろうぜ」という感じ。


Fall -Into the grace-


機能停止
温度上昇
下降へ落ちていく

私は既に落ちている
もう私の頭を駆動することはできない
私はお前に落ちてしまっている

お前の中に落ちている


※AC4ラストミッションの色味が強くなっているような歌詞。

>アレンジを担当した齋藤さんは、人気曲ゆえにプレッシャーを凄く感じていたらしい。


Remain


立ったまま、定型句を伝えることは
拍動の停止を思い出させる
私は思考発話をする男になろうとしたものだ
私たちのやり方が、お前にはわかるか?

ララララララ、ラララ...


※FreQuencyのことを歌っているイメージ。
AC過去作のリミックスを中心としていたACR盤と違って、オリジナル楽曲を多数収録しているSR盤が、事実上のFreQuencyの1stアルバムであると感じることから筆者はそのようなイメージを抱く。

「自分の考えや感情を説明/表現するために、私達は歌(音楽)を選んだ」と言っているように聞こえる。



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