見出し画像

イタリア・ミラノで学んでみるファッション妄想旅行計画⑥

プラダとウェス・アンダーソンのカフェバー

 プラダというブランドもまた映画との関わりが深い。プラダ財団は映画プロジェクト「CARNE y ARENA」でこれを具現化した。この作品は、映画監督アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが考案した没入型VRインスタレーションで、彼はこれにより2017年にオスカー特別賞を受賞したそうだ。

 また、小難しい現代アートだけでなくても、もっと身近なところでプラダと映画の関係について触れることができる。それは『ロイヤルテネンバウムズ』や『ライフ・アクアティック』などの代表作を持つウェス・アンダーソン監督が手掛けるカフェ・バーが、なんとプラダ財団美術館に併設されているのだ。そして、もちろんカフェではお酒、手軽な食事、スイーツまでいただけるらしく嬉しいかぎりだ。

 プラダとウェス・アンダーソンの関係はカフェバーだけではなく、プラダが販売している香水「Candy L’Eau」のコンセプト映像の作成や2013年公開のショートムービー『Castello Cavalcanti』でもタッグを組んでいる。当時のプラダの世界観が凝縮された映像となっているが、そこにウェス・アンダーソンの世界観が見事にマッチしている。そんな世界観をここプラダ財団美術館で体験できるのは失禁ものだ。

 十数年前インドを旅したばかりでインドにかぶれていた当時、『ダージリン急行』というウェス・アンダーソン監督のインドを舞台にした映画に出会い、度肝を抜かれたのを今でも鮮明に覚えている。その劇中のファッションや小物、色使い、音楽、どれをとっても美しく、底なしに洒落ているのである。ルイ・ビトンの旅行用のトランクケースを次々と列車に投げ込むシーンを見て、ルイ・ビトンはそもそもトランクケースを作るブランドだったな〜なんて大学時代の講義で聴いたことを思い出し感心した。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?