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#3 性被害に遭ってすぐ何をしたか

こんにちは。さくです。
今日は性被害に遭い被害届を出すまでの経験をお話します。
というのもわたし自身、被害に遭ったあとすぐ被害者の経験談を調べました。
でも、調べても調べても出てくるのは加害者側の経験談ばかり。
被害者側がどのような動きをするのかお伝えできればと思います。


性被害に遭ってすぐにしたこと

警察に行く

まず、被害を友人に相談しました。
当初は大事にする気はなかったのですが、友人の勧めもあり警察に行くことに。

土曜日に行ったので刑事さんはいなかったので当直の警察官に相談。
その間に刑事課の方が駆けつけてきてくれて担当交代。
簡単な事情聴取後、証拠の採取作業へ。
わたしは被害を受けたそのままの格好で警察に行ったので、服や胸や膣のDNAの採取をしてもらいました。
服は全回収(返ってきたのは数か月後、普通に2日間着用していた下着などを提出したのは本当に嫌だった)。
帰りの服は警察署からもらった。
ちなみに産婦人科は初めて。あの股パカーンのやつ、性被害後のメンタルにはとてもしんどかった。

会社に連絡

相手が同僚であることもあり、事情を上司に連絡。
すぐ警察署に来てくれた。
友人によると上司たちはすごく怒ってくれていたらしい。
その後、同僚もわたしも同じ寮に住んでいたので、会社がホテルをとってくれた。

ホテル暮らしの始まり

ひとまず近くのホテルに最低限の荷物で宿泊。
そこから会社はずっとおやすみ。
外に出て人に会うのが怖かったので、ほとんどホテルに引きこもってました。
人の少ないタイミングを見計らって一番近くのコンビニに行って食料を大量に買い込む。
でもストレスかやることがないからか、全部食べつくしてしまう。
これをひたすら繰り返してました。(過食の始まり)

検索検索検索…

これからわたしはどうなるのか、空いた時間はほとんどスマホを握りしめていました。
被害届を出した後どのような流れになるのか、弁護士を雇わないといけないのか、裁判なんてするのかな、示談ってどうするんだろう、そもそも相手の罪は認められるだろうか、罪状は何になるのか、…
当時はもう何からすればいいのか、何をすればいいのか、わからない頃が多すぎて不安でいっぱいでした。
でも検索して出てくるのは冒頭で述べた通り加害者側の事例ばかり。
”示談成功!” ”被害届の取り下げに成功!”
こんな経験談の記事にすごく腹立たしかったのを覚えています。

被害届を出す

結局3週間後くらいに被害届を出すことができました。
その間警察署には通い、数回にわたって被害の話をしました。
矛盾のないよう何度も確認されたり、人形を使って写真を撮影しながらの説明もありました。
警察には本当に感謝していますが、何度も何度も思い出さなければならないことがつらかったです。
またわたしは相手への憎しみから、被害内容を詳細まで伝えきるぞという想いでいっぱいでした。
そのため意図的に被害内容を忘れないようにしていました。それもまた自身を苦しめていたと思います。

良かったこと

わたしの経験のなかで、良かったと思うことは以下です。
・被害後(証拠がある状態で)すぐ警察に行ったこと
・相談できる友人がいたこと
・会社が全面的に味方でいてくれたこと
・被害後すぐにまわりの環境を変えたこと
 (いろいろ落ち着いて一人で自宅に帰った後、自死を考え始めてしまいました。)

やればよかったこと

被害届を出すまでの間、考えすぎてほとんど寝れない日々を過ごしたわたしですが、やればよかったと思うことは以下です。
・家族を頼る(家庭環境もあり、当初は家族を頼ることを渋っていました)
・精神科に行く
 当時のわたしにとってとても高いハードルでしたが、他者に付き添いを頼んででも病院に行くべきでした。
・被害者支援センターへの連絡
 その後もとてもお世話になったセンターです。
 このセンターの方は本当に精神的に支えていただけました。


今日はここまで。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

さく

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