唯一の存在

誰しもが、誰かの唯一の存在になりたいと思う。それが、一番愛しい人なら、こんなに幸せなことはない。

「人生最期の時に、あなたを思い出せたら、それが本望だ」と言ってくれた人がいる。

あの人にとって、私はいつしかそんな存在になっていた。

多くを望んでも叶わないのなら、あの人にとって、唯一の存在であり続けたい、とだけ望もう。

会えなくても、一緒になれなくても、私はその寂しさに耐えられるだろう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?