サラリーマンとしていろいろウロウロ

サラリーマン生活を昨年卒業した。
それなりにいろいろ経験したつもりで、思い出すことがたくさん。
 
■大過なく過ごす
20代の頃、大先輩が定年退職。
その頃の定年は50代半ば、定年の挨拶の決まり文句に、
「大過なく定年を迎えられたのは、皆様のお陰」というのがあった。
 
その時は、先輩たちのせいで後輩は苦労していると、
心の中で悪態をついたが、加齢と共にその心境がわかるように。
 
「人事異動、減点主義、年功序列、仲間意識、派閥、滅私奉公、イジメ、病気、オフィス・ラブ、家庭のこと、合理化」などなどを、
苦労しながら何とかしのぎ、大過なく定年を迎えたわけだった。
 
■あの時はよかった
戦後の高度成長の名残りを享受し、
バブル経済には、公私とも振り回されながらも楽しんだ。
 
よい思いをしたという記憶を心の支えに、
平成と令和の時代を過ごし、気がつくと40年以上経過した。
 
「あの時はよかった」というのが、同年代の共通の記憶と体験。
 
■所詮安全地帯でのいろいろ
4社と多様な職種経験、抜擢と降格人事、会社の経営悪化からの再建、単身赴任生活、
サラリーマンとしては、いろいろな経験をしたつもりだが、
冷静になって考えると、
平和な国の安全地帯に身を置いた、右往左往のウロウロレベル。
 
そうは言っても、
右往左往ができた社会や仲間、地域、家族、お客さんに心から感謝します。
                                                                                      その33:2023/10/11

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