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サラリーマン卒業の日記その④

退職予定まで残り3ヶ月。
上長、支社長に退職の旨を伝える期限が迫っていた。なので、昨日は上長、今日は支社長に退職の旨を伝えた。

退職の話をする場所は上司、上長、支社長と全員コメダになった。そして、毎回の雨が降っている。退職後、私はコメダに行けるのだろうか?(笑)

上司の時とは違い、スムーズに退職の話をすることが出来て、ショッキングな話をされることはなかった。ただ、支社長には教員になった後のメンタル状態を凄く心配された。大変な職業なので、心配するのは無理もない。優しさからくるものなんだろうけど、私は「お前に何がわかる!!!」と内心ブチギレていた。

これもコメダではない


コメダで打ち合わせの前に時間があったため、
展示会場で知り合った作家さんの展示を見に行った。

車を燃やした後のカケラたちで出来た作品を指差し、「真っ黒い中に綺麗な光が見えたんだよ」と言っていた。その作品は、焦げたカケラの中に綺麗な虹色が入っていた。なんだかんだ自分が救われたような気がした。

コメダでの退職報告後、もやもやしてた為、もう一度展示を見に行った。というより、話の途中でコメダに行ってしまった為、続きのお話を聞きたかったのである。

作家さんが昔出会った「先生」について色々お話してくれた。どのお話も興味深かった。

「あなたの文章にいいねは押さないけど、私は読んでいる。このように、知らないどこかで誰かに影響を与えていることがある。」

SNSではたくさんの「いいね」を貰えることが1つのステータスになっているような気がしている。

また、私は広告の仕事をしているが、クライアントは年々費用対効果を求めるようになっている。これだけ費用をかけて、これだけの人に見てもらえた、これだけの新規来店があった…等。


こんな時代にこの言葉を貰えて良かった。



支社長まで報告出来たなら、正式に辞めることが出来るだろう。
帰り道に1人で泣いて帰った。
雨なのか自分の涙なのかわからないし、なんでこんなにも泣いてるのかわからない。


おわり

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