見出し画像

【58歳、就活がんばる!!】 #24 普通のおじさん化計画

昨日は就職が決まったということで、その手続きをするためにハローワークへ。失業手当や再就職手当についていろいろ説明を受け、就業先の会社に記入してもらう書類をもらった。入社に向けた手続き関係はこれで全て終わりのはず。出社日が週明けだから、むっちゃ慌ただしかったなぁ。

その後、外出ついでに加藤和彦の軌跡を追った映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』を観に行った。ザ・フォーク・クルセダーズやサディスティック・ミカ・バンドといったところで、一般の方は分からないかもしれないが、加藤和彦がどれほど天才だったのかがひしひしと伝わるドキュメンタリーだったなぁ。ソロ作品やミカバンドの作品が今聴いても古さを感じさせないのも納得だし、センスフルで天才すぎたがゆえに、ああいう最期を選んでしまったのかもしれない…。昨日はミカバンドをずっと聴いていた。

そして、今日は最後にして最大のミッション。入社に向けた手続き関係は終わったが、実は一番の課題が残っていた。服装だ。これまでの音楽業界は自由だったので、髪こそ染めてはなかったが、身につけるものは赤が基本で、バンドTシャツにダメージジーンズ、スタッズ付きのドクターマーチンを履き、いつもキャスケットやハット、キャップなどの帽子を被っていた(ズラ?)。今回の面接のためにスーツを買ったほどだ。次の職場はスーツ着用ではないものの、ビジネスカジュアルである。そういう世界とは無縁だったから「ビジネスカジュアルって何?」となり、ネットで調べてみたが、よく分からない…。スーツとセットアップの違いは? 緩いスーツスタイルのこと?いったいビジネスカジュアルって何なん?

普通のおじさん化計画指導!…じゃないが、就活を始めた時、それっぽい服をポツポツと買っていた。新品で買ったものもあれば、古着屋さんで見つけたものもある。最低でも1週間は着回せるように、カットソーを5着揃えた。「まぁ、こんなもんやろ」と思って、そのうちの一着を今日は着てみたのだが、「それは普段着だから」と奥さんに指摘されてしまった。ほんま、ビジネスカジュアルって何なん?

なので、スタイリストとして奥さんに同伴してもらって服の買い出しに。GLOBAL WORK、SHIPS、SUIT SELECT、洋服の青山などなど、さらに道筋にあった古着屋にも入り、
「これ、ええんちゃうの?」
「だからぁ、それは普段着!」
「これは地味でええやん」
「それはビジネス向けじゃない」
…自分の中に“スタイリッシュじゃないものは絶対に嫌”という譲れない美学(無駄なこだわり?)があるため、そんなやりとりを何度したことか。それでも最終的に「まぁ、それでいいんじゃない?」というOKをいただき、ZARAでパンツを1本、UNITED ARROWSでシャツを1着購入した。本当はもう1本くらいパンツが欲しかったが、途中で休憩を取ったとはいえ、もうHPがオレンジ色状態で、動き回る体力が残っていなかった。

あと、財力も危機的状況だったりする。前述の面接用のスーツも含め、この就活による衣装代が馬鹿にならない。こんなにお金がかかるとは…。ほんま、痛恨の一撃ですわ(泣)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?