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桜月で紡がれる、悲恋と守屋麗奈の物語

秋元康先生は守屋麗奈さんに、今は亡き恋人への思いと叶わなかったその恋の思い出を抱きながらも、その記憶が少しずつ薄くなりながら大人になり続ける「僕」の気持ちを桜月という歌に託したのかと(これについてはそのうち別の形で書いていきたいと思います)。
そして桜月には、同時にもう1つの物語が綴られています。綴ったのはTAKAHIRO先生。そのMVに流れるダンス中、歌詞に合わせた恋の物語と同時進行で、櫻坂の一員となりそしてそこで成長する守屋麗奈さん自身の物語、という全く別のストーリーも忍ばせています。1つのフリで複数の物語を重奏的に見せるという超難易度の高い離れ技。ほんとすごいし、こんなすごい方にふりを付けていただけるのは、本当に光栄なことだと思います。

では、その物語とはどんなものなのか、MVの時系列を追いながら解説します。


冒頭、みんなに物語を聞かせるれなぁ
時を戻し、過去を回想
そしてこれはれなぁ本人の物語、まだ桜坂の一員になる前のれなぁ
一期生から遠ざかるれなぁ。グループに入れると思っていたらまさかの配属なし
旧2期生が先に活躍するなか、研修生として何もできないそれを眺めることすらできない
そしてメンバーに入っても、当初新2期の中でも最初は存在感を出せない
どうしても前に出れないれなぁ
バラエティ班大暴れの中空気
殻を破れない(パイ投げのオマージュか!)
でもこの暗闇からなんとか抜け出したれなぁ(この後みんなビリビリやったからそのオマージュ)
その起爆剤は「ぶりっ子」(キャラメリゼ?)
そして伝家の宝刀「コツ」
キラ子だけめっちゃ普通にコツやってる!(もしかしたらこの子だけ「許さない」の方か?)
そしてバックスライブの「ブルームーンキス」
さらに偶然の答え(ここだけ順不動)
それでも壁に突き当たる。流れ弾の撮影でOSRINさんから指摘されるように、表情・表現力に課題
1期生の先輩の姿を思い描きながら一人レッスンをするれなぁ
周囲からの重圧に打ち勝つ
その転機が・・・
もちろんこれ!「L」ove it!
そしてれなぁを中心にグループが回り出し、周囲に影響を与え始める
多分れなぁがいなければずっと欅の呪縛に囚われたまま目覚められなかった。メンバーも覚醒
これまでの過去を振り返り、思わず涙する
そして、ここからずっと「笑顔」を讃え続けるれなぁ
( ᐛ)グー・( ᐛ✌️)チョキ・( ᐛ✋)パァ
おしまい

このように、見事に紙芝居ができるくらいにれなぁ要素を時系列に、ふんだんに盛り込んでいるのがこの桜月。ここまでれなぁのことを考えてフリを考えてくれるTAKAHIRO先生、マジで激アツすぎます。一生ついていきいます…。

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