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【実質無料記事!】街道の楽しみ方:川越・児玉往還の歴史を感じる大人ポタリング/散策スポット① (埼玉 川越・坂戸)


こちらの投稿は、「大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の "Original の記事" を基本同じ内容で、記載している記事になります。Original の記事では、より多くの写真も含め記載しておりますので、併せてご参照頂けますと幸いです。


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【はじめに】

今回は、 川越児玉往還近辺の大人散策/ポタリングコース をご紹介致します(前半戦バージョン)。

私達夫婦の住まう街・「川越」は「小江戸」として有名で、蔵造りの街並みが残る、歴史情緒あふれる街で、多くの観光客の方が訪れてくださる場所です(別記事参照ください)この川越のお隣に、坂戸市と言う「市」があり、この市の塚越と言う場所(東武東上線の若葉駅から徒歩にして30分弱(2.5㎞程))にある聖天宮と言う、宗教施設を別記事で紹介させて頂きました。散策途中に発見した、非常に目立つ建物は、横浜中華街の豪華版とでも言う様なもので、「道教のお寺」と言う理解をさせて頂きました

川越街道の石碑

この聖天宮、「散策中に発見した」と記載しましたが、そもそもなぜ散策していたかと言うと、こちらも別記事で紹介しました、川越街道(川越児玉往還)鎌倉街道(堀兼道?)日光脇往還、そして東山道武蔵路等の道の痕跡を探したくて、散策している中で発見した次第です。特に鎌倉街道東山道武蔵路は、「良く解っていない」と言うのが、一般的な見解のようなので、更にウロウロと散策し、聖天宮に巡り合ったと言う訳です。

鎌倉街道上道から分かれる堀兼道の説明看板
東山道武蔵路の痕跡を伝える説明看板

別の言い方をすると、この周辺は、昔、交通の要衝だった可能性もあり、歴史的観点をベースに散策・ポタリングを楽しんでも面白いエリアだと思った次第ですので、この周辺の散策情報をご紹介しようと思った次第です。

【川越児玉往還近辺の大人散策/ポタリングコース@坂戸・川越】

以下に、聖天宮周辺の古道やスポットを切り口に、基本川越児玉往還に沿って紹介させて頂きます(=大人散策・ポタリング@坂戸・川越)。有名どこではないかもしれませんが(失礼だったらすいません…)、歴史を刻んだスポットです。特にこの地域にお住まいの方や出身の方には、(ご存じかもしれませんが)興味深いものだと思うので、機会があれば足を運んで見てはいかがでしょうか? 若干寄り道的に街道をはずれますが、基本この「川越・児玉往還」に沿って、散策・ポタリングスポットを前半戦としてご紹介しますので、ご参照頂けますと幸いです(後半戦は別記事で紹介しています)。


・川越児玉往還とは?(川越街道)

そもそも「川越児玉往還」と言う道ですが、本ブログの別記事で紹介させて頂きました、『「栗よりうまい十三里」とセットで出てくることが多い川越街道の延長線上にある道』で、川越から児玉を通り、高崎に延びる道を「川越児玉往還」と呼ぶようです。詳細は、別記事でご確認頂きたいのですが、川越から高崎へと延び、ここで中山道と交わる道です。

川越の蔵造の通り

・下小坂の大ケヤキ

樹齢500年とも言われる「欅の大木」が、神社(白髪神社:この辺りには、「白髪神社」という神社の名称が沢山あります…: 日光脇往還 の大人散策情報の後半戦の記事でも触れています)の入り口に、2本対で、そびえ立っています。新緑も美しいですが、秋の色づいた光景も非常に見応えがあります。樹齢500年と言えば、戦国時代からそこにある木ですので、畏敬の念を感じざれずにはいられません。

尚この場所は、川越駅、もしくは本川越駅から、付近までバスでアクセス可能です(東武バスで、「東武バス・東洋クォリティワン入口(バス停)」で下車)。勿論、川越・本川越駅から徒歩でも行く事も可能です(川越駅から約6㎞程)。徒歩であれば、途中、川越観光の顔、一番街の蔵造の街並みが楽しめる通りや、昭和の雰囲気が懐かしい、菓子屋横丁もコース上にある為、併せて楽しめます。

白髪神社の様子①
白髪神社の様子②
白髪神社の様子③
白髪神社の様子④
白髪神社の様子⑤

・鎌取橋

上記白髪神社の南側には、小畔川が流れています。その小畔川に、素朴で郷愁を誘う橋があります。数百メートルですので、是非足を延ばしてみて下さい(別記事で、同じような「郷愁を誘う橋」をいくつか紹介しています)

鎌取橋①
鎌取橋②

・慈眼寺

上記の神社西側、徒歩20分程度(距離にして1.5㎞前後)の所にある神社で、江戸時代の前に創建された神社との事です。こちらの神社には、樹齢260年とも言われる、枝垂桜があります(川越近辺の巨木/名木/古木も別記事で紹介しております)。花の咲いている期間は、圧巻の一言で、多くの見物客が訪れているようです。ただ、花の季節も綺麗ですが、新緑も綺麗なので、いつ行ってもこの桜のすごさを感じる事が出来ます。もし、桜のお花を目当てに行かれるのであれば、ソメイヨシノよりも若干早めに咲くようなので、ご留意ください(別記事で川越を中心とした桜スポットを紹介しております)。

慈眼寺①
慈眼寺②
慈眼寺③
慈眼寺④
慈眼寺⑤

・大穴城跡

東坂戸団地の南側の公園のような場所に、「大穴城跡」の看板が立っています。確かに高台にあるので、城跡と認識できる感じですが、見た目は「公園の高台」と言った感じです…。(川越近辺の城・館跡の別記事でも紹介しています)

大穴城跡①
大穴城跡②

・地蔵尊

道の交わり方が不思議な印象を持つ場所です。この地蔵尊は、東からくる川越児玉往還に、南から合流してくるような道が交わる場所にあり、その道を南にまっすぐ行った先には、鎌倉街道の伝承が残る道に一直線に通じており(約3㎞程)、更に南に直線を延ばすと、東山道武蔵路の駅があったと言われている、「若宮八幡神社」が、ほぼその直線上に出てきます。更にその延長線を南に延ばすと、堀兼の井、堀兼道鎌倉街道上道との追分につながっています(それぞれ別記事で、散策・ポタリング情報を記載しています)。また、北に目を向けますと、(坂戸散策・ポタリングの後半戦で触れています)島田橋・勝呂廃寺が出てきます

と言う事は、勝手な想像として、「この地蔵尊から北側のある一定の区間は、時代の変遷とともに、東山道武蔵路⇒鎌倉街道(=堀兼道)⇒川越児玉往還と名称を変えてきたのか?と、考えるだけでワクワクしてしまう様な思いに浸る事が出来ます。勿論事実は、まだ結論が出ていないでしょうしから、なんとも言えませんが、こういった想像を巡らせながら散策・ポタリングをするのは、大人散策の醍醐味だと思った次第です。

地蔵尊
地蔵尊付近

・大堀山城跡

城跡の北側では、山の中のような道沿いに、南側では少し入り込んだ場所に看板があります。大体500年前くらいの戦国時代に築かれた城跡と伝わっているようです。森の中にあるので、特に夏は、かなりうっそうとした木々に覆われており、中に入るには少々勇気がいりますが、堀や土塁の後をしっかり確認する事が出来ます。「本当に手付かずのまま残った史跡」と言った感じです。 (川越近辺の城・館跡の別記事でも紹介しています)

大堀山城跡

聖天宮

別記事で紹介しましたので、詳細はそちらをご確認頂ければと思いますが、「道教と言う台湾の宗教のお寺」と言う認識で正しいと思っています。はっきり申し上げ、圧巻の建造物で、近くにいらっしゃった際は、必ず立ち寄って頂きたいスポットです。外からだけでも、十分にその迫力を感じる事が出来ますが、内部に入るとその迫力を倍以上に感じる事が出来ると思います。

多くの日本人同様、私達夫婦も宗教に、ほとんどこだわりのない者なので、建造物として、そして芸術作品として、楽しませて頂きました

聖天宮①
聖天宮②
聖天宮③
聖天宮④
聖天宮⑤

・ダチョウ(おまけ)

上記、聖天宮の西に、「ダチョウの卵」を販売しているスポットがありました。そこには、本当にダチョウがいました・・・。いつも売っている訳ではないと思いますが、ダチョウを生で目にする機会もそうそうないと思うので、気が向かれる方は、脚を伸ばしてみて下さい。そこから、徒歩20-30分(2-3㎞程)で、東武東上線の若葉駅に行く事が出来ます。

ダチョウ…
ダチョウの卵販売しているみたいです…

【最後に】

以上が、埼玉県坂戸市の聖天宮周辺の「川越児玉往還」に沿ったスポットの紹介の前半戦になります。別記事で後半戦も記載しますので、1日で、今回紹介した前半戦と別途紹介する後半戦を一気に回っても良いと思いますが、この前半戦の行程(白髪神社近くのバス停で降り、上記工程を進んで、若葉駅まで)で、恐らく10㎞以上には、なると思います。その為、散策(徒歩でめぐる)のであれば、一旦ここで切って、後半戦に望まれた方が良い気がしました

後半戦の雷電塚古墳
後半戦の勝呂神社
後半戦の勝呂廃寺

また、実際に散策してみて改めて思った事は、「この地域、もう少し調べてみたい…」と言う思いでした。確かに今は、(大変申し訳ないのですが)「街の外れ」と言った印象を持ちましたが、歴史をたどってみると、結構重要な地域であったのでないかと思った次第です。今と違って、昔は地形(高低差や川の流れ等)の制約を受けたでしょうから、重要な場所には、重要になる理由があると思います。

言い換えますと、「基本重要な道は、少し高い所にあり、水害を受けにくい、災害の受けにくい場所に通されるので、そいった良い土地には、自然と道が交わるようになり、人の行きかう絶対量が多くなる」、また「神社やお寺、古墳と言った史跡も同様の傾向にある」と言う事です。また何か興味深い発見がありましたら、共有させて頂こうと思いますが、まずは後半戦のご紹介をご覧いただければ幸いです。 ⇒ こちらから!



以下、上記紹介しました「各スポットを一覧で把握でき、実際に現地訪問した際でも自身の位置をスマホで確認しつつ大人散策できる地図(Google My Map で作成:以下のイメージ)」については、有料での記載とさせて頂きますが、大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の Original 記事では、無料で開放しています。有料エリアのご購入、フォローによるクリエーターサポート等の応援は、喜んで受けさせて頂きますが、「大人散策辞典 ”wiki stroll” ~tomoaki blog~」の Original 記事と併せてご参照頂ければと思っております。

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