親を送る その日は必ずやってくる

さっきまで数時間前までいつも通りに話して笑って同じ時間を過ごしていたのに…

駆け付けると変わり果てた母の姿…
壮絶な心臓マッサージ

骨がバラバラに砕けるんじゃないかという恐怖
なんで、どうして、こんな事に

99.999%元に戻ることはない
誰だかわからないほど腫れ上る身体

著者の心情が真っ直ぐ書かれていて胸が苦しくなります

亡くなるまでの葛藤
亡くなってからの事の大変さ

決める事の多さや片付けなければならないもの
なにより父にどう伝えるか…

そうするうちに母を追うように父も…

今目の前で元気でいてもそれがずっと続く訳ではなく
必ず送る日がくる

なにをどう決めていても心は追い付かない
完璧なんてものはない

その場になると揺らぐ、当たり前に
突然ならなおさら

少しでもやり残した事がないよう両親に会いにいこう
やりきった、は無理だと思うけど

親を送る その日は必ずやってくる
著者 井上理津子