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ゴーヤハイツ(再掲)

いつも特別な夏にあなたを待っていた
サンダルの小石をはらうふりで
立ち止まり気配をさがす
時間に負けない思いがあるよ
流れゆく雲は知ってるの
白い白い白い午後の
目も眩むような静けさ
草も虫もボードの影も
みんな眠る昼のこと

黄色い花の葉陰で
目を凝らす遠いその背中
永遠を一秒に変える
夏の鼓動に耳を寄せる
世界が消えてもかまわないんだ
今この時を無限に生きる
誰も誰も誰も来ない
小島の砂のひと粒なんだ
滲む太陽 溶け合う正午(まひる)
みんな眠る海の底




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