見出し画像

飲食と人生 ( 取り留めのない放言とレシピ)    その17           我は 如何にして 玄米菜食主義者に なりしか

 内村鑑三先生、ごめんなさい。私は、真摯に尊敬しています。貴方の名著を
茶化す意図は、全く有りません。

今回は、(その16)で書いた玄米菜食道を、全く別角度で放言してみたいと思います。
 現代の普遍的な食事をデイスリ倒していくことになります。
 科学的、医学的、栄養学検証、エビデンス、仕組みは、書けない訳ではありませんが、膨大なもので、なおかつ、場当たり的、局所的な仕組みを専門用語でもって、、、、、、、、。ここで書くのは
興味を持って頂いた方のコシを折りかねません。 
 そこで文中に、ネット検索のキーワードを入れますので、そこで納得して頂ければ、と思います。
 この道を始めるにあたって禁忌の中核になる物が、3項、有ります。

1 白砂糖と人工甘味料。当然、これらを使ったお菓子、ケーキのみならず、半製品化されたレトルト、缶詰め、瓶詰め、ビニール袋に入った食料。
  
 玄米菜食道は、甘い物、砂糖、を否定してはいません。

 問題なのは、これら分子の小さな、化学薬品とも言える、吸収が不自然に早く体内に取り込まれ、アレルギー症状のみならず、膵臓や血液に負担を掛ける白砂糖、人工甘味料を否定しています。
( 検索 人工甘味料とその発がん性、単糖類、多糖類、糖尿病、細胞吸収、インシュリン、狭窄血管 ミネラル 等 ) 
 一方で、天然、自然由来の身体に優しい甘味料は沢山あります。素精糖、和三盆、黒砂糖、蜂蜜、餅米味醂、等それぞれの持ち味、香りがあり、分子が大きく(多糖類)
吸収が穏やかなので、少量で長く甘い物を食べたという満足感が続きます。

 強烈な体内ショックも無いので、白砂糖、人工甘味料のような(単糖類)強い中毒性もありません。
 口当たりも優しく、何より個々の素材の味わいを引き出してくれるので、
美食に於いても、
玄米菜食道に於いても、
和三盆、粗精糖、蜂蜜、本物のザラメ、伝統製法の麦や米の水飴は欠かせない調味料の一つです。


 蛇足では有りますが、白砂糖、人工甘味料は、化学合成されたグルタミン酸ナトリウム、イノシン酸、蛋白質加水分解物、等のいわゆる旨味調味料と同様に、素材の味わいを台無しにして、
自然農法の野菜も、
農薬、殺虫剤、化学肥料漬けの現代農法の野菜も
同じ白砂糖や化学調味料の⁰味にしてしまいます。
同様に
 劣悪な環境で育つ穀物牛と、
(牛は本来、草食動物ですからね)
ゆったりと牧草を食べた牛の区別がつかなくなります。

 異様に安価で、健康リスクの高い、
不味い、アブナイ食材を、更にアブナイこれらの調味料で誤魔化して、オイシイ、マズイなどと言っているように、、、思えてなりません。


 更には食後、異常に喉が乾いたり、
吐き気、頭痛を経験した方は多いと思います。そして高血圧、糖尿病、癌などの生活習慣病を導きます。
 普遍的に広まってますが、一般的であっても正解(正食)であるとは、全く、同意出来ません。不味くて、不健康、食事リスクの元凶の一つだと言えます。
 常識という言葉は
1 多数決を正解とする考え方
2 様々な学問に於ける科学的、帰納、演繹的に誰が検証しても正解である事
ですが、私には、玄米菜食道が、2を根拠に 正食である。常識であると放言しときます。ははは。

2 白い、安価な、ふあふあの食パン
検索 脱脂小麦、ドライイースト、ショートニング、トランス脂肪酸、アルミ製剤とカドミウム、乳化剤、スクラロース、アスパルテーム等の人工甘味料の発がん性や病気リスク、マーガリン、等、更に、アトピー、アレルギー、花粉症などと関連付けて調べて見て下さい。)

  私自身はパンを食べる機会がほとんどありません。
 理由は、パン嫌いでは有りません。
マトモな旨い、健康なパンが無いからです。  
 全粒粉の (つまり米で言うと玄米) 黒小麦やライ麦、小麦粉が、
充分に熟成、発酵、分解された後に、
焼き上がったパンはとても美味しいものです。

 我々、日本人がコシヒカリやゆめぴりか等の品種やそれらを育む土地や水、栽培方法、刈り取り後の干し方、精米方法、炊き方に至るまで様々なコダワリが有るのと同様に、パンにも伝統と文化に裏付けられて、各段階で微細な心遣いがなされています。
しかし、そのような
生産者や製造者の心のこもった、贅沢で本当に美味いパンが売られている事は、滅多に有りません。
 そして不味いだけでなく、生産効率を上げる為に様々な化学薬品を使うので、国民規模で健康を害しています。

 以前、アトピーの子供を持つ母親講座を開いていた事がありました。
 私が若かった事や 本来、共感力、
情が薄いのも手伝って、
大上段から原理主義的玄米菜食を厳しく伝えていました。
(ははは、、、すいませんでした。)
 結果はと云えば、1割の方は聴いただけで嫌になり、8割位は、すぐに、続かなくなりました。残りの1割の方は、親子とも、お肌ピカピカ、声に張りがで、元気一杯になり、家族の生活習慣病を
治されたりして、玄米菜食道に入られました

 1割打者ですね。仕事柄、中高生に学習を教えるのは得意なのに、ドコかに変な気負いがあったのでしょう。
 今は、相談されれば、
 白パン、おかずパン??マーガリン、ジャム製品、プロセスチーズ、一般的なスーパーで買える牛乳 (後述いたします)を止めるだけでかなり良くなるよ。
とだけ伝えます。
 
  朝の主食とされている方も多いので、回数も多く、体内残留化学物質の蓄積も
跳ね上がります。
 あるがん専門医師の調査結果によると実際に発症したがん患者の85%が朝食パン派だったそうです。

3 白米、精米された白いご飯
 私自身、握り寿司、巻き寿司、散らし、手巻き寿司は、未だに白米を使いますが、主食は玄米です。
 玄米菜食道ですからね。
 白米が、悪いとは、思いませんが
 白米をベースにすると、日々の副菜の調達、料理が大変です。 
 少し学べば、スーパーで買える、人間が食べるに相応しい食材、調味料なんて、ほとんど有りません。  
 さらには、それで生命、身体のバランスを取ろうとすると、私には不可能である、と考えています。
 アンバランスな主食(白米)をベースに副菜でバランスを取るのは、可能なのでしょうか??

 子供時代、豚肉、牛肉を(当時は、トンカツ、ビーフステーキは、一般的に、夢の一皿だった。) 食べてみたい私は、父に、そのイケナイ理由を聞きました。
 イケないのでは無い。間違ってもいない。ただ、牛を食べる文化、伝統が無いので、肉のみを食べるのはアンバランスを生む、年間通して、一頭丸ごと食べる事になる文化圏に住んでいるなら、
問題無い。(骨はスープ、腸詰めウインナー、皮付き角煮、各種内臓料理などなど。)
 以前、挑戦した事が有ります。
ははは。
 実に様々な理由が有りましたが、結論は、不可能でした。
 豚にも挑戦しましたが、同じでした。一例を挙げれば、最も美味しく、コラーゲンの塊とも言える、皮でさえ、我が国の法令では、衛生上の理由???から、禁止されています。
  血のスープに至っては,(火を通すとプリン状になります。)  精肉専門店でも
はあ~と言って、獣肉の生の血については、聞いたことが有りませんと、
 変人でも観るような目をされます。
 アジア諸国では日常的に目にするものです。
凄い旨味を持っています。美味ですね。

 玄米菜食道には、上記、三白(白砂糖、白パン、白米)追放以外に,
全体食(パーフェクトバランス)を推奨しています。
 玄米の良さは、挙げたらきりがないのですが、特に強調したいのは、消化、吸収の素晴らしさから始まる、日々の食事におけるタイムパフォーマンス、コストパフォーマンス、身体能力、脳活動の健全な成長,維持、自然治癒力、免疫力の向上ではないでしょうか。

 玄米が普及しないのは、現代のおかず文化も大きく関わっていて、ほとんどのレシピは白米を想定しています。
実に楽しそうなレシピ満載です。
 しかし、玄米のパーフェクトバランスゆえに、副菜はそんなに多く有りません。
 ただし、その副菜は元来、人間が
(少なくとも日本で暮らす人々にとって)必須のもので、玄米菜食道者を超健康に導く、生産者、製造者の善性、努力に溢れた、
ありがたいものです。


 現代日本のアンチョクにおかずを楽しむ文化が定着していて、食事がつまらなく思えると感じる方も多いのも理解できます。

 しかし、次回は、玄米菜食道が、如何に贅沢で、美味しく、四季を満喫しながら、超健康に導いてくれるか、についてです。
  



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?