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Partisia Blockchainについて解説

こんにちは。クリプトオタクです。
今回は新しいレイヤー1のブロックチェーンの中でも注目されているpartisia ブロックチェーンについて解説していきます。この記事をみれば、
・そもそもPartisiaってどんなプロジェクト?
・大まかな概要は?
・他のブロックチェーンと何が違うのか?何がすごいのか?
・どのくらい将来期待できるのか?

が分かると思います。それでは詳しく一緒に見ていきましょう!

🟩Partisia Blockchainの概要

まずは、Partisiaの概要になります。

銘柄:Partisia Blockchain($MPC)
分類:Layer1 ブロックチェーン
コンセンサスプロトコル:PoS
マーケットプレイス:未定
総供給枚数:1,000,000,000

Partisiaは暗号化したままの状態で計算をし情報を開示させる、ゼロ知識計算MPCといわれる分野をブロックチェーンに乗せることに成功したプロジェクトになります。MPCについては説明が難しいのと長くなるので参考になるこちらの記事を参考にしてみてください。

また、PartisiaブロックチェーンにはLayer1+Layer2ブロックチェーンを提供する7つの主要な機能と独自のイノベーションがあり、メインネットソリューション全体を「Zeus」と呼び、それぞれの機能をギリシャの神または女神を反映するように各機能にブランドを付けています。

1.Poseidon — Provable Fast Track Consensus(高速証明可能コンセンサス)
2.Iris — Complete Sharding(シャーディング)
3.Hermes — Collateralized Token Bridging(担保付トークンブリッジ)
4.Athena — Zero-Knowledge Layer(ゼロ知識レイヤー)
5.Demeter — Zero-Knowledge MPC(ゼロ知識MPC)
6.Apollo — Unified Public and Private Smart Contracts(統一されたパブリック&プライベートスマートコントラクト)
7.Mithra — Market for Trust(市場の信頼)

これらの7つの機能の詳細は最後のまとめにMediumのリンクを張っておいたので気になる方は見てみてください。


🟩プロジェクトの目的

Partisiaはシャーディングという技術やMPCを活用しながらブロックチェーンのトリレンマ問題を解決するブロックチェーンになります。トリレンマとは、プライバシー、インターオペラビリティ、スケーラビリティのどれか二つを取ろうとすると一つが劣ってしまうというものです。プライバシーはユーザーが情報・データを制御できること、インターオペラビリティは他のブロックチェーンとの相互運用性、スケーラビリティは拡張性のことを示します。

ブロックチェーントリレンマ図


🟩各種技術&サービスの紹介

・BYOC

BYOC(Bring your own coin)サービスでは、名前にあるように自分の所有するコインを持ってこいとあるように別のブロックチェーンからネイティブトークンor非ネイティブトークンを持ち込み。Partisia ブロックチェーン上でBYOC Twinsとしてブリッジされた別チェーンのトークンを使用でき、使用されたBYOCTwinsはノード運営者に分配されます。
これによりノード報酬もBYOCで持ち込まれたコインで貰えるため、他プロジェクトのようにインフレせず$MPCの売り圧に繋がりにくくなります。つまり$MPCの枚数が市場に増えづらいという点が非常に珍しい作りになっています

・3種類のスマートコントラクト

Partisia ブロックチェーンにおいては、3種類のスマートコントラクトとしてパブリック/ プライベート/ システムスマートコントラクトが存在します。
パブリックスマートコントラクトは、他ブロックチェーンでの通常スマートコントラクトによく似ているという特徴があります。
プライベートスマートコントラクトはブロックチェーン上でのZK計算(MPC)を調整し、ZK計算がどのように処理・調整され様々なスマートコントラクトが関与しているかを伝える特徴があります。
システムスマートコントラクトは、ガバナンスの実装で使用されます。他にもシステムスマートコントラクトはアカウントと残高をを調整する事ができ別のシステムスマートコントラクトの作成が可能になるという特徴もあります。

パブリックスマートコントラクトとプライベートスマートコントラクトの違いはこちら     

・シャーディング

Partisia ブロックチェーンではシャーディングを採用しlayer 1 ブロックチェーンサービスとトランザクションサービスの拡張性を確保しスケーラビリティ問題(送金遅延やガス代高騰)を解決します。具体的に言うと、データベースを水平方向に分割、検証作業を並列化することで処理能力の大幅向上が見込めます。より分かりやすい言葉にすると、メインチェーンとは別のサイドチェーンごとにトランザクションを処理するグループを分けて、メインチェーンの負荷を軽減することでスケーラビリティ問題の改善を図るということです。

シャーディングイメージ図

・ゼロ知識計算(ZK計算)

Partisia ブロックチェーンでは、分散型のゼロ知識(ZK)計算技術によってプライバシーを保護した状態で計算処理が可能になります。ZK計算とは、計算作業の関係者に対してある種のプライバシー特性が保護された状態で実施する計算手法です。従来のブロックチェーンでは全ての情報を公開して計算処理が行われていましたが、Partisia のブロックチェーン上では一部の情報のみ公開して計算する事ができます。

🟩他ブロックチェーンとの比較&将来性

ここでは他のブロックチェーンとPartisia ブロックチェーンを比較して考察していきます。今回はpartisiaブロックチェーンが特に優れているcriteria(基準)を見ていこうと思います。まずはTPSです。他の主要ブロックチェーンと比較しても劣らないTPSを誇ります。TPSとは、(Transactions Per Second) の略で1秒当たりのトランザクション処理実行件数を指す単位になります。この単位は仮想通貨業界だけではなくVISAや銀行でも使用されています。なお、1トランザクションとは、1取引のことと捉えて頂いて大丈夫です。例えばここでいうPartisiaの3000TPSは1秒間に3000件取引処理を実行できるという意味合いになります。また、ここで注意して頂きたいのがTPSだけをみてそのブロックチェーンを判断している人がたまにいますが他にも見なければいけない要素は沢山あるの気を付けましょう。

またPartisiaブロックチェーンはBlock Creation Time(ブロック生成時間) が速いことが分かります。取引の承認時に使用するブロックの生成時間は、イーサリアムは13秒かかるのに対し、Patisiaは約0.3秒とかなり速い状態です。ブロック生成時間が速いことにより大量の取引をより速くおこない、複雑な取引など行えスケーラビリティ問題解決に繋がっていきます。そして、Partisiaは上記でも説明をした他のブロックチェーンにはないサービスであるSharding、プライベートスマートコントラクト、BYOCなど強みが沢山あり世界中の人たちがPartisiaを注目しているのです。

図1
図2

次に実際に$MPCが時価総額トップ10になった場合どのくらいの期待値があるのか計算してみましょう。

場時供給枚数×上場価格=上場時点での時価総額

図2の写真で行くと供給枚数の5%くらいなのでその割合で上場時供給枚数を計算するとPartisia の最大供給枚数が10億枚なのでその5%の50,000,000枚が最初の流通枚数になります。(あくまでロックされてるトークンの話)

図2の写真の左側 
総供給枚数10億枚の×5%=5千万
5千万枚×上場価格の0.46$=23,000,000$(予想上場時価総額)
現在時価総額10位のDogeの時価総額が80億$÷23,000,000$=347倍
(7月26日時点)

こんな感じだと思いますが、この写真だとアンロックだけの上場時での供給予想枚数なので絶対こうなるとは言い切れません。ただPartisiaのポテンシャルを考え仮に時価総額トップ10入りした時には夢がありますよね(笑)

🟩まとめ

以上ここまでPartisia Blockchainについて紹介してきました。まだまだこれからだと思うので詳しく見てみたい方は、下記にリンク等まとめておいたので是非参考にしてみてください!

Website: https://partisiablockchain.com/
White paper: https://drive.google.com/file/d/1k1Y4ENWn_cUP8ZdlBzAlcvE4dERD6RAJ/view?usp=drivesdk
Twitter: https://mobile.twitter.com/home
Telegram: https://t.me/partisiachat
Medium: https://medium.com/@partisiampc


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