カサンドラの作り方
Wikipediaによると…
カサンドラというのは、ギリシア神話に登場するトロイの王女の名前である。太陽神アポロンに愛されたカサンドラは、アポロンから予知能力を授かる。しかし、その能力でアポロンに捨てられる未来を予知したカサンドラは、アポロンの愛を拒絶したので、怒ったアポロンに「カサンドラの予言を誰も信じない」という呪いをかけられた。カサンドラは真実を知って伝えても、人々から決して信じてもらえなかった。
だそうで。
パートナーとの情緒的なやりとりができない話を他人にしても
『あなたがなにかしたんじゃないの?』
『あなたの言い方にも問題があったんじゃない?』
『男なんてそんなもん』
『そんなのありえないでしょ?話盛ってない?』
はい。カサンドラの出来上がり。
だいたい理解されない。
夫は私のことが嫌いなのか?と思った時期もあった。
更年期か?と思ったりもした。
あまりに理解されないので私がおかしいのか…と考えることもあった。
夫は基本的に優しくてピュア。
他人に意地悪をしようという気持ちを持っていないと思う。
子供や動物が寄ってくる。
外面がいい。
ある程度社交辞令や冗談も言えるので、会ったことがある人は優しい人という印象を持つだろう。
それが怒鳴って暴れて家から飛び出していくなんて誰も想像できるわけがない。
私だって同じ。
元々は他人、外モードの夫は優しかった。
私が選んだ人だからと謎の使命感を持って真正面からぶつかった十数年だったなー。
カサンドラにならないために、この使命感はもっと早く捨ててよかったと思う。が、簡単なことではないよね。
簡単に結婚決めたわけじゃないんだから…。
もう一つ、誰に話しても理解されないくらいおかしなことが起こっていると解釈していいよね?と思ってる。
『そんなことありえない』
と言われた通り、ありえないことが起こっている。ということ。
今なら24時間定点カメラ設置して我が家の様子を見てもらえば理解してもらえる自信がある。
理解されなかった頃は自信がなかった。
夫を信じたかった。
こうしてカサンドラはできあがるのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?