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ばぁちゃんからの手紙
今日からお盆休み。
スケジュールの関係で今年は長岡に帰省せず俱知安町でひとり過ごす。
まぁお盆期間中も通常通り仕事という人もいるから休みなだけありがたい。
長岡の家族には帰って来れない旨を以前に伝えたから、そんな僕を見かねて新潟のお菓子などが入った荷物を送ってくれた。
その中に祖母の直筆の手紙が入っていた。
ちなみに祖母は80を過ぎた今でも仕事をしている。
康司へ
康司、この前は(電話で)元気な声が聞けてとっても嬉しかったよ。
お菓子を二個買って入れておいたから食べてね。
お父さんもあまり話さないが康司のことはいつも思っているよ。
あまり口に出して言わないけど長年付き合っているからわかる。
一日も康司のことを忘れないよ。
毎日、(近所の神社に)お参りして健康で過ごせるように祈っています。
(中略)
体にくれぐれも気をつけてな。
野菜を毎日食べるように。
頑張れな。
祖母の手書きの一文字一文字に温かさや孫を想う優しさがにじみ出ていて手紙を読んだ後、僕は少し泣いた。
不器用な文字だけど色んなことを考えながら手紙を書いた祖母のことを想像したり長岡での家族との幸せな日々を思い出したりした。寂しさを紛らわすことはできないけれど手紙を見返すと僕は一人じゃないんだなと思える。
電話やメールなどで簡単に連絡を取り合うことはできるけど、手書きの手紙はなくならないでほしいな。
今日も皆様にとって良い一日になりますように。
何かのタイミングで長岡に戻ったらお墓参りをしよう。
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