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よくわからない会合に出た話

昨日(2024/9/27)、社長の代理で北海道大学工学部創立100周年記念式典に参加した。会場は札幌の京王プラザホテル。

研究の協力企業として招待されました。

大学は同じと言えど工学部卒ではないので個人的な知り合いがいるわけではないため、俱知安から札幌へ向かう前に会社員人生の先輩に

よくわからない会合に参加する際の身の振り方を教えてください。

と尋ねたら

それは二つしかないでしょうね。
一つはパーティーを思いっきり楽しんで参加者と交流を深めましょう。
もう一つはできるだけ目立たないように存在を消して時の流れに身を任せましょう。

というアドバイスを頂いた。
多分、プランBだな。


さて受付を済ませ、式典会場のプラザホールに入ると300名以上いる北大工学部OB・OG(圧倒的にOBが多い)にまず驚いた。

また賛助企業も多数参列しており、産学連携が盛んであることもうかがえた。

さて記念式典は粛々と進み、北海道大学経営協議会学外委員で僕も以前、お会いしたことがある女性研究者の方が「工学をめぐる多様性」という演題で、これからのイノベーションを創出するために工学分野へ女子学生を増員することが望ましいという講演を頂いた。たしか北大工学部の女子学生の割合は全体の1割程度だと耳にしたことがあるので、式典会場を見渡してもオジサンが多いのは、うなずける。

北海道の形をしたパイ

式典を終え会場を移動して祝賀会が開催された。
この手のパーティーは非常に苦手だ。
会場内に入った瞬間から帰りたくなった。

いたるところで名刺交換合戦が繰り広げられる。
横のつながりや縦のつながりを駆使して人脈を形成しようと終始視線をギョロギョロさせている人々に気圧され

あっ、無理だ。この空間。

と早くも存在感を消し始めた。

そういえば式典の司会進行をしたのは僕と同い年の某北海道のテレビ局の美人アナウンサーだったが、その方も北大工学部OGということで多くのOBが群がっていた。

祝賀会の乾杯の前だったか

本日はご参列頂きました皆様と現役の北大工学部の学生と親交を深めて頂くべく各テーブルには学生を配置しております。
数少ない工学部女子を厳選してまいりましたので皆様、ご歓談くださいませ。

というアナウンスがあった。

工学部の学生の多様化を推進しましょうと記念講演があったばかりなのに、オジサンたちの歓心を買うための役割として女子学生を配置したということをオープンにする思慮の浅さに失笑した。

マジョリティに対して、コンパニオンガール的な役割を期待される女子学生は不憫だなと感じた。

決して僕のテーブルには女子学生も男子学生もいなかったことへの逆恨みではない。

ちなみに緑川酒造の社長が工学部OBという縁で、新潟の日本酒が祝賀会で振る舞われたのだが、あいにく車で来ていたので頂くことができず残念だった。

それだけが唯一の心残りだ。

今日も皆様にとって良い一日になりますように。

自分の学部の同窓会に出席したことがないのに他学部の式典に参加するとは。
まぁでも同じような空気感なのだろうな。

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