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古の心

昨日の投稿から見栄えを良くしようと思い立ち、2か月以上ぶりに散髪の予約をした。最近、前髪が伸びてきて、ひし形ショートボブのフェミニンなヘアスタイルになっている。

これではモテない、と今更危機感を抱きはじめたので明日、美容室に行く。


さて、朝食を食べて今週の朝ドラを見ようとテレビをつけたら薬師寺が映った。

あっ、これって前に僕のnoteのコメント欄で、ある人から教えて頂いたあの番組だ。

と食い入るように中島みゆきの主題歌が流れるオープニングを見つめる。

そういえば引っ越す前に新潟で開催されたアート・ミックス・ジャパン2024で薬師寺の「修二会花会式」を最前席で拝見したから縁があるなと思った。

その番組の中で、宮大工の西岡常一氏が残した「創建当時の『工人の心』になって仕事をしなさい」という言葉の意味を考え続けながら修復工事を担当された石井さんは、工事の終盤に「工人の心」が何であるかを悟る。

「工人の心」とは何であるか興味のある方は、是非とも見逃し配信を視聴して下さいませ。
(NHKの回し者ではない)
ちなみに僕は再放送を視聴中、終始涙が止まらなかった。

美しいものは儚い。
しかし風雪を越えて祈りや「心」は受け継がれていく。
それが体現されているから凛として美しい。
人が自分のためじゃなくて誰かのために祈る姿は未来永劫美しい。

新・プロジェクトXを見た後にそんなことを考えた。

「X」には色々なものが入る変数という意味だけじゃなくて、そのプロジェクトに携わる様々人々が交差する(クロスする)、過去から未来へリンクする、そんなメッセージが込められているように思えた。

今日も皆様にとって良い一日になりますように。

美は語らない。
美は何も言わない。
だが、美には呼びかける声がある。
そして声なき正義と真理をあらわし出すのである。
シモーヌ・ヴェイユ

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