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税務上OKでも、その小技使わない方がいいかもよ?

以前、健康診断の朝にうっかり缶コーヒー(微糖)を飲んでしまったことがありました。当然結果に異常値が発見され、再検査となったわけですが…
 その結果を見たときに私がどう思ったかというと「当日の朝に缶コーヒー飲んだりするから…」と思ったわけです。異常値が出ても大して心配はしていません。

財務諸表。俗に言う決算書は、納める税額を計算することに利用されます。が、本筋は「会社の現在の財産の状況と、儲ける体質の状況を確認する」ことにあります。いわば、会社の健康診断。

節税のスキルはネットで検索すれば色々出てきます。税務上アウトであればそれは「脱税」になりますから、生活の知恵といった雰囲気で出てくるものも多いかと思います。それ自体が悪いとは思いません。

一方で多用すれば、冒頭の缶コーヒーのように「缶コーヒー分が中に入っているから”本当は”もっと利益が出る健康な会社なはず」という印象が強くなります。

本当にその異常値、缶コーヒーのせいですか?本当にあなたの経営は健康なのでしょうか。

その節税スキルで安くなる税金は、決算書がわかりにくくなることに見合っていますか?

税務上OKであるかではなく、適正な決算書を作れるかどうかに重きを置いて考えてみたほうが、将来の儲けが大きい又はリスクが少ない、健康な会社作りにつながるケース、結構あると思いますよ?

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