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Prière「君しか見えない」

今日の曲は、Prièreの「君しか見えない」。

作詞は、久世まりあ。作曲は、チャールズ・ホッジキンソンとカーク・ザビエ。

プリエールは、2002年から2004年に活動していた福岡県久留米市に本校がある芸能スクール『マジソンミュージックアカデミー 福岡校』出身の女性5人組アイドルグループ。

Prièreとはフランス語で「祈り」という意味。

この曲を知ったのは、"楽曲派"と呼ばれるアイドルの曲を集めたプレイリストを聞いていた時に見つけた。

楽曲派は2010年代以前に起源のある言葉だが、ここ10年くらいはは王道のアイドルソングを歌わず、洋楽などへのオマージュに満ちたコアな音楽性を持つグループ、音楽好きの運営が手がけるアイドルのことを指す際に使われてきた。

あまり詳しくは分からなかったのだが、b-fairy recordsというレーベル会社の立ち上げと共にデビューし、その後東芝EMI (GRAND-MUSE RECORDS)からもリリースしていた。

今回の曲は、東芝EMIからリリースされたアルバム『on your mark』に収録されている。

まさに楽曲派と頷けるほど、曲がめちゃくちゃいい。

グルーヴ感がすごくあって、つい聴き入っちゃうサウンド。

2000年代の雰囲気を感じるのもまたとてもいい。

新しい趣向の音楽を聞いてみたいという人はぜひオススメしたい1曲。



今日の写真は、メディアワークス文庫から出版されている三秋縋の小説『三日間の幸福』の表紙の1部。

三秋縋と言えば、彼の書いた小説『恋する寄生虫』は、小松菜奈主演で映画にもなったので、知っている人も多いかもしれない。

三日間の幸福は、三秋縋が2011年から2013年にかけて、WEB掲示板2ちゃんねるでげんふうけい名義で発表していた「寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。」を加筆・修正し、改題したものである。

この話を初めて読んだのは、高校生の時だった。

三秋縋の特徴として、ラブストーリーでかつ、過激な体験や悲惨な出来事が起こるのだが、性的な行為を致すシーンがほぼないところが印象的だった。

恋愛もので、エログロと呼ばれる焚きつけるような内容はありがちだが、そういうものがない。

お話としてはかなり残酷な内容なことが多いのだが、どこか澄んだ透明感のある空気感が作品から出ていて、読んでいてとても安心感があった。

それがすごく心地良くて、当時、受験への不安で辛くなった時に読み返していた。

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二軍のプレイリスト

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