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~点字で学ぶ、点字を学ぶ〜 点字塾Braillie

初めての投稿で説明した通り、私たちは視覚障害者の学びを広げるために、点字塾を考案しました。その内容について今回は細かく紹介していきたいと思います。

ビジネスの内容について

私たちの提案する「点字塾Braillie(ブレイリー)」は点字で英語の学びを充実させていくコースと、点字の読み書きを学んでいくコースの二本柱で構成されている塾です。

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いつかのビジコンで使った資料

視覚に障害を持っていても英語を武器にグローバルな活躍ができる人材を育成し、障害の有無に関係なく将来の可能性を広げるきっかけをつくることができる、希望溢れる学びのプラットフォームにしていきたいと思っています。将来的には英語以外の教科まで拡張することも考えています。

また、点字に少しでも興味を持っている人たちがモチベーションを高く維持しながら点字の読み書きの能力を向上させられるようなカリキュラムを提供し、視覚障害者の文化に触れてもらいながら 、共生社会を一緒に目指していきたいと思っています。視覚障害の子供を持つ親や全盲・中途障害の本人、福祉に興味がある一般の方、盲学校教師などが情報共有し、コミュニケーションを図る場を設けることで身近なことや将来に対して抱いている不安を払拭できるようなアットホームな環境を目指していきます。

ただ、私たちはまだ高校生で教師の雇用やサイトの作成、資金集めなど人やお金を動かすにはまだまだ未熟なところがあり、学んでいかなければならないことも多々あります。そのため、「点字塾Braillie」の実現は大学在中または大学卒業後を検討しています。

起業する上での3つの目標

私たちブレイリーずが考える、「点字塾Braillie」の目標は3つです。私たちは、晴眼者(健常者)の人も巻き込むようなビジネスとして作り上げていきたいと考えています。

  1. 点字生の可能性と将来の選択肢の幅を広げる。
     →学ぶチャンス・手段を提供することで点字生の学びを充実させる。
     →障害の有無に関わらずグローバルに活躍できる人材の育成を図る。

  2. 晴眼者の視覚障害者への理解を深める。
    →視覚障害者(点字生)が日常的に使用している点字に触れることで視覚障碍者の文化を味わってもらう。

  3. 視覚障害者と晴眼者の架け橋となるようなコミュニティーづくりをする。
    →当事者と晴眼者が自由に話せるスペースを設けることでお互いの文化を知り、発信していく中で障害者に対する偏見を軽減させ、正しい認識を広めていく。
    →視覚障害の子供を持つ親や当事者たちが私生活や進路など将来のことについてなど気になることを情報共有できる場を設けることで未来に対する不安の軽減を図る。

具体的なカリキュラムについて

それぞれのコースで教えることについて私たちがイメージしているものを紹介します。先に述べたように、点字ユーザー向けのコースはゆくゆくは英語以外の教科まで拡張したいなと考えています。

~点字で学ぶコース~

点字ユーザーを対象に発展的な英語学習をするコースです。盲学校ではカリキュラムの都合上、一般校に準じた学習内容を全て受けられるわけではありません。私の学校では、「英語表現」という科目がないため、発展的な文法事項は独学するしかありません。また、一般校であれば「コミュニケーション英語1~3」までありますが、私の学校では「コミュニケーション英語2」までしか授業で取り扱いません。授業で触れない内容は、自習で取り組まなければなりませんが、独学や補習ではどうしても補いきれない部分が生じてしまうのが現状です。盲学校以外で、点字ユーザーが気軽に利用できる施設があるわけでもないので、習得するにも時間がかかってしまいます。「点字塾Braillie」では、学校ではなかなか学べない内容を一人一人のニーズに合った学習方法で提供していきたいと思っています。

~点字を学ぶコース~

「ひらがな50音」や「アルファベット・数字」などのベーシックな読み書きの内容から、「分かち書き」という点字特有の表記の仕方まで、演習問題も用いて習得していくコースです。オンデマンド動画配信を考えているので、学校や仕事、家事などで忙しい人でもちょっとした隙間時間で気軽に点字を学べるように工夫していきます。また、盲学校教員対象のアンケートの結果、「点字の配布物を作成する際に、いちいち周囲の先生にわからないところなどを聞くのは気が引ける。」「周りの教員に点字のプリントの添削をお願いしづらい。」という回答を目にしました。そこで、「点字塾Braillie」では点字の添削サービスも取り入れ、より多くの方々に気楽に利用していただけるようにしていきたいと考えています。

ビジネスモデル

私たちが検討しているビジネスモデルについて簡単に紹介します。まだまだ未完成でブラッシュアップしている最中ですが、障害者雇用促進にも貢献できる企業にしたいと考えています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。なんとなくでも私たちがイメージしている点字塾のアイデアが伝わると嬉しいです!今後も色々な課題についてディスカッションしながら、よりアイデアを具体化し、実現に近づけていきたいと思っています。

まだまだ構想段階ですが、点字塾を作りたいという大きな目標に向かってブレイリーずは活動しています。アイデアを発表してさまざまなアドバイスをいただいたり、人との繋がりを増やしたりしています。何より大切なのは私たちがやりたいことをたくさんの人に伝えること、そして障害に対する正しい理解を広めていくことだと考えています。ぜひブレイリーずが発信するSNSも覗いてみてくださいね!インスタグラム、「braillies_ym」で調べてみてください!フォローやいいねもよろしくお願いします。

ここまで読んでくださってありがとうございます!
Let's brighten the future with Braille!
ブレイリーず

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