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Brahma OS MVP版 正式リリース

 Brahma OSは、分散型で、安全且つ使いやすいブロックチェーンオペレーティングシステムの作成を目標にしています。既存のサービスを解体し、各種の分散型サービス及びモジュールを採用することにより、ユーザーに安心且つ容易にブロックチェーンサービス及びアプリケーションを利用させるほか、データや価値の伝送を実現します。

 九ヶ月の開発を経て、私たちはBrahma OS MVP版(0.2.0)をリリースしました。MVP版について紹介します。
 Brahma OS はAndroid 8.1.0_r22にある「angler」ソースコードを解体しました。今回リリースしたBrahma OS MVP版(0.2.0)は下記の機能を内蔵します。
● Framework
 GMS関連のパッケージが削除されたため、デフォルトで集中型サービスに接続する必要のあるアプリケーションやモジュールはなくなりました。
○ UserManager
Brahmaアカウントの管理に使います。分散型システムのアカウントとして、Brahma Accountは、従来のアカウントのように集中型サービスに依存することはありません。Brahma Accountは、いくつかの暗号化アルゴリズムによってローカルで生成されます。Brahma Accountの生成はBrahma OSの初期化中に設定されます。
○ WalletManager
WalletManageを使用すると、開発者はイーサリアムとビットコインのネットワークに簡単にアクセスできます。また、イーサリアムとビットコインのウォレットアカウントをよりよく管理するために、豊富な機能も提供しています。たとえば、ウォレットアカウントの新規作成、残高確認、送金などの機能はすでに内装されています。Brahma OSベースでアプリケーションを開発するのに、異なるブロックチェーン開発ライブラリを導入する必要がなくなります。将来的には、異なるデジタル資産間の交換を実現するため、より安定で成熟したブロックチェーンと信頼できる分散型取引所を取り入れる予定です。
○ DSNManager
DSNManagerは主に分散型ストレージネットワークへのアクセスに使います。現在、Brahma OSは主にIPFSへのアクセスに対応しています。
○ その他
いくつかの暗号化に関するAPIユーティリティを提供します。


● Application
○ Wallet
以前Androidシステム用のBrahma Walletアプリをリリースしました。そのアプリは、公式ウェブサイト及び一部のアプリストアからダウンロードできます。
それに対し、WalletManagerに基づいて設計され開発されたBrahma OSの内蔵ウォレットも作りました。Androidシステム用のウォレットと比較して、内蔵ウォレットはより軽量です。すべてのアクセスとインタラクションはWalletManagerによって行われたためです。将来的には、Brahma OS上で発生する全てのDappのトランザクションをより迅速かつ簡単に完成するため、内蔵ウォレットのブロックチェーン上での決済サービスを実現します。DApp内で発生するすべての取引はチェーン上で行われます。内蔵ウォレットだけで、取引に関する一連の操作ができます。
○ Files
ファイルマネージャはローカルファイルの保存と管理に対応するほか、分散型ストレージネットワーク(DSN)を取り入れ、IPFSのインタラクションと保存管理にも対応します。
○ Contacts
Brahma OSの内蔵連絡帳では、ユーザーが正確に送金できるように、連絡先のイーサリアムウォレットアドレスとビットコインウォレットアドレスを両方入れられます。


● 開発者サイト
今回のMVP版のリリースとともに、開発者用サイトも公開します。このサイトでは、開発進捗とBrahma OS SDK・リファレンス・チュートリアルを即時に更新します。このサイトからイメージファイル、フレームワークSDKなどのBrahma OS関連のソースをダウンロードすることができます。
開発者サイトアドレス:https://developer.brahmaos.io


さらに、私たちの開発チームは高性能ブロックチェーンに関して大きな進歩を遂げ、多くの専門家とも議論し、意見を交わしました。

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