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わるたべシリーズを読んで

古本市で千早茜さんの「こりずにわるい食べもの」を見つけて手に取ったのが始まりでした。

千早茜さんはXでフォローさせてもらっていて、いつも美味しそうなお茶と素敵な茶器をお盆に乗せて美味しそうな季節の果物やお菓子の写真を投稿されているのを一方的に見ていました。

我が家でもおやつの時間にはコーヒーをいただきますが、マグカップにこだわりがあったりコーヒーの銘柄にこだわりがあったりはしません。

なので、千早茜さんのおやつタイムや朝のおめざ的な時間の投稿を見て「私もお盆に素敵なマグカップを乗せたりしてお茶の時間を楽しんでみたい」と思っていました。

そんなこんなでずっと気にはなっていた小説家の千早さん。
著書を読むのはこれが初めて。

小説はパラパラと試しに見ては棚に戻すをしていたのですが、エッセイのわるたべシリーズはかなり気になっていたので見つけて即手に取りました。

まず、なんといっても

表紙がかわいい

表紙はイラストレーターの北澤平祐さんの作品です。北澤さんのイラストは千早さんのXのアイコンで目にしていましたが、いつも「この絵はなんだろう?気になる。」となっていました。そして、今回わるたべシリーズを手にして「あ!この表紙の絵の…」とやっと知ることができました。

北澤さんはお菓子の「FRANCAIS」の包装紙のイラストも担当されていて、最近初めてここのお菓子をいただく事があり、なんだか勝手に縁を感じています笑

わるたべシリーズは全部で第三弾まで出ています。すべて北澤さんがイラストを担当されていて、それぞれのエピソードに寄せたイラストも描いていてページを開く楽しみがあります。

次に、

とにかく、おもしろい。

ちょっと表現が難しいな。
でもこの言葉がやはり一番しっくりきます。

そして、

クセになる。

私が初めて手に取ったのは第三弾で、結局間を開かずして残りの二冊もすぐに読んでしまいました。
今は早く第四弾が読みたいなぁと心待ちにしています。

その後、千早さんの小説も気になり「マリエ」を読みました。こちらは物語がすすっと進んで最後に余韻が残る感じ。もう少し読んでいたいなとなる小説でした。

私は断然エッセイが好きです。
次は「胃が合うふたり」を読んでみたいなぁと思っています。

最後に、わるたべシリーズを読み終え

食はパワー!

という言葉が浮かびました。

よく噛んで、よく味わって、よく食べたい。

そんなことを思うと日々の食への思いが少し変わりました。

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