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SD拡張機能「Stable Diffusion Save intermediate images extension」の解説
画像の生成途中って、SDの設定をいじるとリアルタイムで見れるので、生成をしている方々にとっては当たり前のものでした。
画像生成AIがノイズから絵を作っていくところをGIFにしてみた。25ステップを1ステップずつ。顔の向きが変わったりするところの理屈はわかるんですが、髪の長さが変わる部分はよくわかりません…。まぁ「画像生成AIはコラージュではない」くらいはわかるのでは? pic.twitter.com/kilKgcx2Bw
— みちアキ (@tmichiaki) June 19, 2024
が、このポストをみて、生成したことない方々にとっては見たことないものなのかもしれないなって思いました。
なので、SDで生成してる方々が積極的に簡単にアップできるように拡張機能の紹介をすることにしました!
Stable Diffusion Save intermediate images extension
https://github.com/AlUlkesh/sd_save_intermediate_images
これは、生成中の画像を保存する拡張機能です。機能として、保存した画像を動画として保存することもできます。
インストール
いつものようにSDの拡張機能としてインストールしてください。
インストール後、コマンドラインとUIを再起動すると生成設定の下にタブが表示されます。
設定項目
生成設定はいつもどおりでOKです。
タブの中身を見ていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1718874534148-SkpUTVIPYB.png?width=1200)
Save intermediate images(中間画像を保存する)
これをチェックしないとこの拡張機能自体が動作しません。保存したくないときはOFFでどうぞ。
Outputフォルダの日付フォルダのさらに下、「intermediates」フォルダの下に画像名でフォルダが生成されてその中に画像と動画(作った場合)が保存されます。
Also save final image with intermediates(最終画像も中間画像と一緒に保存)
完成画像のコピーを先程のフォルダにも保存するようになります。
Save current settings as default(現在の設定をデフォルトとして保存)
このボタンを押すとこの機能の設定内容を保存してくれます。
Type of images to be saved(保存する画像の種類)
Denoised:ノイズ除去したもの
Noisy:ノイズ除去してないもの
According to Live preview subject setting:(SD本体の)ライブプレビューの被写体設定に準拠
Save every N images(N枚ごとに保存)
何枚ごとに保存するかを指定します。
Start at N images(N枚の画像から開始)
保存を何枚目から行うか指定します。
(0=最初から開始、もしくは「N枚ごとに保存」の倍数)
Stop at N images(N枚で停止)
保存を何枚目まで行うか指定します。
(0=停止しない、もしくは「N枚ごとに保存」の倍数)
Mode(モード)
動作モードを選択します。動画を保存するなら1つ目ですね。
Make a video file:動画ファイルの作成
Save intermediates with image number as suffix:画像番号をファイル名に含めて中間ファイルを保存
Standard operation:標準操作
Format(フォーマット)
ファイル形式を選択します。
mp4で保存するには、ffmpegというものをインストールしておく必要があります。これは解説省きますので詳しくは検索してください。
fps
動画のフレームレートを設定します。大きくすれば目まぐるしく、小さくすればゆっくりと変化します。
mp4 parameters
mp4の保存ファイル形式を選びます。
Display last image for additional frames at the beginning(完成画像を最初に表示するために追加するフレーム数)
設定したフレーム数、最初に完成画像を表示します。0だと、追加されません(ノイズでスタートします)。
Display last image for additional frames at the end(完成画像を最後に表示するために追加するフレーム数)
設定したフレーム数、最後に完成画像を表示します。0だと、追加されません。
Smoothing / Interpolate(スムージング/補間)
モーフィングのように滑らかに変化するようになりますが、動画の生成に時間がかかります。これをONにする場合、fpsの設定値は30以上が推奨されます。生成される動画自体も長くなります。
※GIFだとファイルファイズが大きくなります。
Approx. how many seconds should the video run?(ビデオはだいたい何秒くらい流すべきですか?)
動画時間を設定できるっぽいのですが、私の環境では反映されません。
lores
画像生成の低解像度部分(高解像度の前の部分)を動画にします。
hires
画像生成の高解像度化部分を動画にします。
Create Windows ffmpeg bat-files for lores and hires. Changes numbering logic.
Windowsのffmpeg向けのBatファイルを作ってくれるそうです。
Only bat-files, no video
Batファイルだけを作って、動画は作りません。
Debug
デバッグらしいです。触りません。
出来上がった動画がこんな感じです。
AI画像生成で画像ができあがるまで pic.twitter.com/oZfWmx2KoO
— BD (@br_d) June 20, 2024
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