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note創作大賞にむけて

パスワードすら忘れてしまい、久々のログインをした自分の目に件のnote創作大賞なるイベントバナーが飛び込んできた。第3回だと? 情弱すぎて初めて知ったわ。そもそもこのnoteも、気晴らしで5000字ていどの短編を一昨年冬からぽつぽつと残すために使ってたわけなんだけど、早々にマンネリ感を覚え(小声)、昨年から参加してる某SF同人誌もイマイチ噛み合わないまま不満だけが募っていた。どうしたものかとなりつつある中、この賞は面倒くさがりにうってつけみたいな催しではないかとすこし興味を持ち始めている。なにせ昨今スマホでしか原稿をいじっていない。(詳細は省くが長編データクラッシュのトラウマ有り)それに他の投稿サイトはノータッチ。noteでならポチりやすいし、手間が省ける。ただ時間がない。気づいたのが今月(5月下旬)だったのが運の尽きか。すでに来季を見越してスケジューリングしたほうが身のためな気もするものの、当面の課題である小説執筆にあたり、ひとつの区切りとして7/23の締め切りまでに集中するって使い方は有効かもしれない。

とかなんとか言ってる間にも残された時間は刻々と減ってきている。

自分の手持ちからお出しできるカードは2枚、そのうちひとつを投下する。

『貰わざる者』『デトリタス』

この2択である。

『貰わざる者』は近未来SFの体裁をもつ短編だ。かるいあらすじを置いておこう。

死してなお稼ぎ続ける男、フロイド・メイウェザーを打破せよ。すべてが異形化してゆく近未来のなかで唯一無謬の男がその闘技場に君臨する。迫りくるスーパーセル、集う金の亡者たち、血族の呪いとその因果。残りラウンド数でこのプログラムを攻略する者は果たして現れるのかーー

こんな感じの、ボクシングレジェンドをモチーフにした2〜3万字くらいの物語だ。最近、資本とは何かを考えていて、たとえば言葉も資本とすればプロの小説家は金の亡者であるといえる。そこでThe MONEY(金の亡者)の異名で鳴らすメイウェザーを召喚し、スポーツ批評の目線も織り込みながらおもしろいお話が書けるんじゃないかと目論みつつあったので、これがひとつ目の候補である。

そして、『デトリタス』。
こっちは、連作短編の構成で考えていた、我が本丸的サイコミステリになります。前述したように、長編をダメにしてしまった過去を払拭するべく、リブート、リブランディングを兼ねたジャンルごった煮の闇小説。多くは語りません。語れません。どこかで発表の機会があればと水面下でよどみまくっていた、正直どの新人賞にも送るつもりのない問題作で、これが完成さえすれば人生あがるまである。そんなポテンシャルを秘めた危険な作品、なんてことを書いていて、自分でも今note創作大賞に送っていい代物か疑問符が浮上してくるいきおいなんだけど、(とにかく公序良俗に反しまくったストーリーだ)タイミングさえ合えば、このデトリタスの第1章を送り出してみようかと。自分のプロフには、「あなたの日常にちょっとしたデスソースを」、としてますが、本作は加減わかってないくらい投入されております

いずれにせよ、夏はすでに迫ってきており、この営みが自分を幸せにするものなのかは分かっていない。分かっていないなかで何かを考えて、もしかしたらおもろい結果に転んだら、それはやった甲斐があったのかもしれないと思い込めるので、なるべく自分の脳みそをグリップして、しかるべき時に照準を合わせていければいいなと、そんな気分である。

興味がある方はぜひアラカタ・アラタをプッシュしてやってください。たまにしか更新しないので見つけてもらうこと自体がハードル高めになってきてる今日この頃です。テンプレくさいが、励みになります。よろしくお願いします。


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