殿二自治会 日誌19
令和5年7月31日 月曜日 天候☁️曇り 30.5° 湿度69% 気圧1013.3hPa 風向・南東2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:55分 日の入18:51分
🌔月齢13.2
月曜日の早朝は各所に設置されている可燃物ゴミ集積所の巡見から始まる。
・8組→10組→11組→4組→5組の各所に異変なし。
急傾斜地の法面の視認
・10組→見晴橋→11組の各所の巡見するも異変は確認できず
急傾斜地は申請すれば、どの地でも特別警戒区域に指定されるわけではない。
安全安心の上に慢心があってはならない。急傾斜地の危険性を小職は〝狼少年〟ならぬ〝狼ジジイ〟と揶揄されても町内に警鐘を鳴らし続けなければならない。
空家対策のための各空家の巡見
・7組→10組→9組→8組→2組→5組の各所に変化なし。
空家の管理不全の対応に業を煮やした静岡市は最近、自治会長宛にこんなビラを配り出した。
ご覧ように写メで撮影しているだけで、空家所有者には何にも響かない。
側溝の現況を視認
・2組側溝の様子は31日早朝も油の腐った匂いが漂う。住民が怒りたい気分も解るがグレーチング側溝に付替工事が完了して以来、1組・2組・3組は一度も側溝清掃に参加せず、無関心さが組内に蔓延していた。
廃油を側溝に捨てる者はそんな町内の無関心さに漬け込んで見て見にふりをして側溝にラード油を捨てていたから、起こった人災である。
「どこの側溝を清掃すればいいのか?」と尋ねてきていた組長が居たが、側溝の蓋に蔓延る雑草を刈るだけでも違いは出てくる。
要は地域住民が側溝に関心を持ち、👀目を✨光らせているという緊張感が大事なのだと愚考する。空き巣を狙う泥棒がやりにくい場所は?聞いて口にするのは近所の目があることを挙げている。
それと同じことで、側溝は🚽水洗トイレではないということを理解して貰うためにはご近所同士の👀目が側溝にも及ぶことが始まりだ。
電話で労を惜しむことを避け、要望書と共に、県道沿いの現況を撮影した写真を添付資料に加えて、静岡市 清水道路整備課に訪庁する。
昨日の県道沿い側溝の現況と要望書を文書を自治会長印を押印の上、持参した。中身はここでは伏せるが、場所を特定するための現場の地図、現況の写真と状況の説明を文書をA4一枚にまとめて、担当部署担当技官に提出した。
トヨタ時代、小職はよく上席に、レポート用紙や社内資料はA41枚にまとめて、箇条書き、結論を先に論点を整理して提出するよう👂耳タコだった。
その癖が抜けずに要望書も長々と列記せず、結論ありきで箇条書き、段を開けて読みやすい文書で作成した。
担当官はその場でゼンリン地図を広げて下さり、現場を確認し、近々現況確認に伺うことを約束して下さった。出張る前には小職も立ち会いたいので、事前に連絡下されば立ち会う旨、連携すると
「それは心強い。必ず連絡する」と、快諾戴いた。
以前の静岡市とは違い、清水区役所も変わろうとしていると、実感した。
帰宅し早速、昨日の住民に対応結果を連絡したが上辺だけのお礼の言葉を渋々仰ったが気のない応答で、改めて落胆した。
貴方が昨日の日曜日の夕方、怒鳴った案件でしょ。
月曜日、会社を午前半休してまで清水区役所に訪庁して要望を言上しても、この〝塩対応〟。
この住民のお申し出には、二度と対応するか!と、心の中で呟いたが気弱い小職は口には出せなかった。
余りに甲斐がないではないか。
二階に上がっても梯子を外された感覚だ。
令和5年8月1日 火曜日 天候 ☁️曇り 気温29.7° 湿度73% 気圧1012.2hPa 風向・西風2.0m/s 不快指数80
☀️日の出 04:55分 日の入18:50分
🌔月齢14.2
自治会活動で脳が荒む中で、何か憂さ晴らしでも思ったら、ラジオから👂耳よりな情報が、流れて来た。
8月1日は、🐱静岡市立動物園が開園記念日とかで、本日中の入園は無料とのこと。
『ナイス👍🏻で、あります❗️』。
幸い🐱静岡市立動物園は、〝レッサーパンダの聖地〟、実物を拝みに行くことにした。
レッサーパンダは、人気アニメ『あらいぐまラスカル』のモデルとなった絶滅危惧種の動物だ。
絵コンテや製作を担当した宮崎駿氏が実物の🦝アライグマを動物園で拝見し、これでは人気が上がらないと頭を抱えて、他に参考になる動物はいないか?と園内を徘徊し、やっと見つけた愛くるしさに一目惚れし、レッサーパンダに似せたラスカルを登場させて、🦝アライグマをよく知らない日本人はすっかりキュン死❣️してしまったエピソードがある。
無理もない、それまで日本には生息しておらず、特定外来種であった🦝アライグマを観たことがないのが日本人だったからだ。
まさか、原作者のスターリング・ノースなども日本でアニメ化されるなど、想像もしていなかったはずだ。
宮崎駿さんも回顧録で、レッサーパンダにヒントを得て、実物の🦝アライグマに手を加えたことを認めいる。
開園記念日で入園料は無料だったが駐車場代は620円払うことになった🤣
せっかくだからと、売店でレッサーパンダ関連のグッズを観て廻ったが少々高かったので、購入は断念した🥲
令和 5年 8月 2日 水曜日 天候☀️晴れ 気温29.6° 湿度73% 1012.1hPa 風向・南2.0m/s 不快指数80
☀️日の出04:56分 日の入18:49分
🌕月齢15.2 満月(スタージャンムーン:Sturgeon moon 蝶鮫満月)
組長会で自治会の🗓️スケジュールが解らず難儀していると胸を張った組長二人のために、今年の3月に駒越地区全戸に配布した📅自治会カレンダーを再複写して、11人の組長全員を用意する。
でも田辺連合自治会長の話しでは、今年の3月上旬には全戸配布してあるはずだと、強調された。
きっとうちの自治会の組長は観ていないか関心が薄いのだろう。
せっかく作成した📅自治会カレンダーも役に立っていないことは残念だ。
聞けば、2400戸配布するのに、まちづくり推進委員会から18万円の費用が掛かっていると言う。
単純な算数で、18万円÷2400戸は1戸あたり75円也。たかだか75円なのかされど75円なのか。
駒越地区連合自治会も駒越地区まちづくり推進委員会も懐事情は決して明るくない。
📅自治会カレンダーを大切に利用して欲しいし、これをまた連合自治会事務所に行って、一部を拝借して12ヶ月分を11枚をカラーコピーすると、カラーコピーは1枚/80円、80×12ヶ月×11人分は10,560円の出費となる。
自治会費を1000円でも繰越金が出るなら、返金して寄越せと言う組長に限って、こんな会計でも無い算数の話しが想定出来ないのだ。
虚無感に苛まれながら、組長配布資料に加える。
令和 5年 8月 3日 木曜日 天候☀️晴れ 気温31.2° 湿度61% 気圧1009.9hPa 風向・南南東2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:57分 日の入18:48分
🌕月齢16.2 (十六夜月)
日本は古来より🌖十六夜月を(いざよい)と呼び、特別な想いを寄せて来た。鎌倉時代の女流詩人・阿仏尼は、相続の訴訟のために鎌倉幕府へ下向する際、京都を旅立つ日が十六夜月だったことから、自身の旅行記を『十六夜日記』と名付けた。
阿仏尼の鎌倉下向の旅行記を地元、静岡に絞って書いた小説を伊豆文学賞に応募したが見事、落選した。
愛知県の二川宿から歩いて新居関所付近や橋本宿、浜松の蒲御厨、難所の日坂も歩いてみたが現在スニーカーで歩いても難儀したのに、齢60歳の阿仏尼が僅かな供回りと鎌倉までの道中はさぞ大変なことだったろう。
木曜日も可燃物ゴミ集積所各所の巡見から始まる。
・8組→10組→11組→4組→5組の各所の集積書に異変なし。
急傾斜地の法面の視認
・10組→見晴橋→11組の各所に異変なし。
空家対策の一環としての見廻り
・7組→10組→9組→8組→2組→5組の各所の空家に異変なし。
県道沿いの側溝の点検・見廻り
2組側溝の視認、悪臭は漂うも昨日に比べてやや収まりかけている。
せっかく市役所へ側溝清掃🧹の要望に出向いても御礼の「お」の字も電話一本も無い。
申し立てる時はもの凄い勢いで連絡して来たのだから、電話番号も知っているであろう。
もう一度明言しておきたい。自治会長は〝町内の用務員さん〟ではないのだよ。
こう言うことを書くと、とかく小職が謝礼を望んでいるのだとか、三つ指ついてお礼を言いに来いと短絡的に捉える輩もいて、SNS上で🔥炎上してしまうケースがある。
小職はそんな短絡的な発想で書いているのではない。いつの頃からか普通の日本人が待ち合わせていた大切な気持ちや配慮というものを忘れ去ってしまったのではないか?と、問うている。
令和 5年 8月 4日 金曜日 天候☀️晴れ 気温31.0° 湿度77% 気圧1007.4hPa 風向・南南東2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:58分 日の入18:47分
🌖月齢17.2
いよいよ、第74回 港まつり地踊りの当日。
👘浴衣衆は日頃の練習の成果を存分に発揮して欲しい。週末には駒越生涯学習交流館で振付の練習をなさっておられた。
PM05:00〜生涯学習交流館前に集合して戴き、🚌バスで現地に向かうことにしたという。昨年までは思い思いに自家用車で出向き、駐車場代や出張扱いの費用を拠出していた様だが、バスで向かうことで大幅に費用を圧縮できたという。
🚌1台の借り賃は4万円というから今までの思い思いで向かう方式がいかに無駄が多かったかだ。
JR清水駅に到着し、清水駅前の「さつき通り」に着く。
PM06:15分〜開会式
難波静岡市長・清水区長・衆議院議員ふかざわ陽一代議士・港まつり実行委員長
が開催挨拶。
PM06:30〜地踊りが開幕。一斉に連が踊り出す。小職が駒越地区の🪧プラカードを持って先導する。歩行者天国になったさつき通りをゆっくりしたペースで踊りながら、行進した。
PM08:45分 閉幕。
閉会後、駒越地区の地踊衆の記念撮影を小職が提案し、コンビニ前が明るいのでコンビニ駐車場で全員で撮影する。もちろん、コンビニに撮影の承諾を取り付けたことは言うまでもない。
JR清水駅北口まで戻り、先ほどの🚌バスで駒越交流館まで送迎してもらい解散した。
令和5年 8月 5日 土曜日 天候☀️晴れ 気温31.0° 湿度65% 気圧1004.7hPa 風向・南2.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:58分 日の入18:46分
🌗月齢18.2
AM10:45〜静岡市葵区にあるアイセル21の会場301号室で静岡市が主催する「地域デザインカレッジ2023」の個別相談。
この個別相談は自治会が地域デザインカレッジで取り組む課題の進捗状況の確認と方針の方向づけ並びに相談を市の職員・コンサルティング専門家のご助言を賜る場である。
小職の様に新任自治会長にとってはありがたい機会である。
取り組む課題のフローチャートを持参しレクチャーを受ける。
今期、殿沢2丁目自治会は初めて、市主催の「地域デザインカレッジ」に参加する。駒越地区からでも初めての参加だ。参加費は年額3000円だが、有意義な取り組みである。
具体的には現在、殿沢2丁目自治会が積年の課題として持ち続けている「急傾斜地崩壊対策」と最近、数を増やしてきた「空家対策」を取り組むか迷っていた。
アドバイスを戴いたのは二つを同時に自治会の課題として総合的に取り組んだら如何か?とご提案を戴いた。
当自治会が保管している行政文書や保管文書を時系列的に整理し、論点や課題を具体的に浮き彫りにするところから始めることになった。
そうすることで、事業継承の際に次期自治会幹部にも自治会が抱える課題をどの様に取り組み、どこまで進んで何処で止まっているか?が判ることが大切だと言う。
確かに自治会はゲシュタポではないので、強制権も執行権もない。あくまでご協力を願うだけであるから、活動には自ずと限界がある。
その現況を冷静に分析し何処まで着手でき、どこで滞っているのか?を明確にしておくのだ、ということだ。全てを強引に解決しようとはせず、成り行きに任せる柔軟性も大切だ、と。
長らく金融機関に在籍していると、短期期間での成果と費用対効果を求められて来た。自治会活動では明確な成果が出せないこともしばしば、だと。
専門家からは
「不本意だろうけど、現実を受け容れる許容性も必要だ、と。」
ある下自治会長が小職にご助言して下さった。
「急傾斜地崩壊対策を野放しにしておくと、いつか大変なことに繋がる。その時になって自治会は何もしていなかったのなら、不作為の団体として損害賠償請求先に危険性を孕んでいる。
急傾斜地崩壊対策は心して取り組むべし!」と。
令和5年 8月 6日 日曜日 天候☀️晴れ 30.8° 湿度67% 気圧1002.1hPa 風向・北東3.0m/s 不快指数81
☀️日の出04:59分 日の入18:45分
🌗月齢19.2
昨日、一昨日と撮影したスマホを持って「カメラのキタムラ」に出向き、現像。
最近はデジカメなので修正もできるし現像も簡単。便利になった。
ネガ・ポジ時代に比べると比較にならないほど、簡単になった。地踊衆・総踊り衆を踊り講師にまとめて手渡し、配って戴く。
それでも午前中はほとんどこの作業で費やした。
地踊衆や総踊り衆もSNSなどを利用なさっておられる踊り手はいらっしゃるとは思うが、小職に連携していて下されば、わざわざ現像する手間も省けるし、費用負担も減ることができる。
SNSにも便利なところがあるのだから、これからは少しずつ自治会内でもSNSの普及を推進していかねばならない。
地域デザインカレッジに参加している自治会でも本年度の取り組み事例でSNSの普及と活用を進める自治会が幾多ある。
いづれの自治会も現状に不安や不便さを感じ、自治会活動の改善を図り効率化・事務負荷軽減化に舵を切り出した。民間企業はもちろん、行政でも業務でDX化が叫ばれ始めている。
DX: Digital transformation とは、デジタルテクノロジーを活用して仕事・文化・顧客対応等の場面で新たな付加価値を伴う業務展開をしていくことだ。
実現するためには、自治会・行政自治体・世帯住民が三位一体でDX化に取り組む必要がある。
「自治会改革は言うは易し行うは難し。」
組長会でも気軽に自治会改革を唱える組長がいるが、そう簡単なものではない。
自治会活動を片手間程度に参加しておきながら、改革、改革と口にするので、事業の一部の遂行を依頼しようものなら、
「俺はもう80歳を超える高齢組長なんだ。そんなものはお前等が考えてお前等が実行するんだよ。何を言っているんだ?」
要は、改革する気もなければ自治会活動を真剣に取り組み気概もないのだ。
自治会の現場に必要なものは
『自治会に評論家は要らない。地道にコツコツと目の前の課題に真摯に取り組めるか?』だと、愚考する。
「殿二自治会 日誌19」終わり 20へと続く。
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