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⛰竜爪山に登って来ました💦
⛰竜爪山の歴史
静岡市の市街からなら、よく見かける竜爪山ですが、ご覧のように両壁並び立つ山です。
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※下界から観ると文殊岳の方が高く見えていますが目の錯覚でしょうか🤔
左側が文殊岳・標高1041m、右側の薬師岳・標高1051mです。標高を示さないと左の文殊岳の方が下界からでは高く見えてますが登山口にある案内図や登った際に身に付けて行ったカシオ プラトレックが示す高度でも確認してみました。
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時刻はソーラー電池なので正確無比、温度・方角・高度・湿度・気圧まで測れる優れモノです👍🏻
竜爪山は信仰の山として、古くから登られていたようで、5000年以上前の縄文時代 晩期まで、遡ることが出来るそうです😱
当時は、渡来の南方族《倭人》と言われた人々がご先祖様を山頂に祀り、狩猟をし、焼畑もしていたと、
と、記述がありました。
また、📖『謎を解く 竜爪権現 穂積神社』にも、
『(中略)‥‥高いほうが薬師岳(1051㍍)、低いほうが文殊岳(1041㍍)である。
薬師岳の「薬師」は薬師如来の「薬師」であって、文殊岳の「文殊」は文殊菩薩の「文殊」であろう。
著者が指摘するように、薬師如来には左右に脇侍たる日光菩薩と月光菩薩が三位一体となって薬師三尊像となります。
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※撮影など恐れ多いので、Yahoo!で画像を拝借しています
文殊菩薩は🦁獅子に乗っているケースが多く、釈迦如来の脇侍たる普賢菩薩と共に釈迦如来三尊像となりますが、薬師如来は脇には参りません🤷🏼
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※撮影は恐れ多いので、Yahoo!の画像を拝借しています
ですが調べてはみたものの、先人たちの論調も踏まえて、定説はございません🤦🏻
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縄文時代に形成された山岳宗教・修験道が発展し、幾多の変遷を経て室町時代に至り、一気に花が開きます。
華道の世界も室町時代を境に、一気に花が開くほどの大転換期を迎えたと言われていますが、登山や修験道も広く民衆の中に溶け込んで行ったのでしょうね。
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※まさに〝甲斐の🐅虎〟で、強そうです。
⚾️プロ野球の🐯虎ももう少し、強くあって欲しいです🤣
〝寒の入り〟と言われた二十四節気の「小寒」が過ぎた、永禄11年12月13日 戊子 (新暦1568年12月31日金曜日)🐅甲斐の虎とも言われた武田信玄が駿河国に侵攻を開始します。
武田軍 別働隊は現在の東海自然歩道を軍道に利用して、竜爪山から遠州・秋葉山まで進軍します。
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※朝廷から正一位の神階をいただき、戦国武将から太刀を奉納されている🔥の神様です。
武田軍は川中島へ向かう際にも、現在も名残りがある「棒道」を使って、諏訪・信州に素早く進軍しています。高級別荘地でも名高い蓼科には、その痕跡を残す「棒道」が所々にあり、現代風に言えば、〝武田信玄のアウトバーン〟のようです。
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※ヒトラーが労働者の失業対策や軍事侵攻を視野に入れて第二次世界大戦前に急ピッチで国内に建造しました。
速度無制限、高速料金無しと言う画期的な公共事業でした。
未だ、自動車が時速120km/hも出せなかった1933年2月11日、昭和8年に建設工事着手を国際オートバイショーで宣言して、実現しました。
いまから90年前、日本では未だ乗用車さえ生産されていませんでした。
武田軍はまさに幟の「風林火山」を地で体現していました。進軍のその速さには、進軍ルートを巧みに利用した物流的な視点があったのでしょう。
室町時代後期になってからの竜爪山の開創は、望月権兵衛 豊正と言う武将で、元は武田信玄の家臣だったそうです。
権兵衛は静岡市清水区両河内の樽地に家系図が残っているそうで、系図の始めは清和天皇だそうですから、清和源氏と一緒で源頼朝の遠い遠い親戚にあたることになります🤔
ですが徳川家康を三方ヶ原で駆逐し、尾張に向かう途中で信玄は急病で急逝し、跡目を継いだ四郎勝頼が天正10年3月に織田信長・信忠父子に滅ぼされ、武田の落人となった権兵衛は、以前には甲州・駿河の通行の要衝・樽峠を守備していました。
慶長2年に権兵衛は竜爪山に移住します。
権兵衛が竜爪山に入山し、白鹿を撃ち取ると、その災いから病で床に臥せた際に、夢枕に老人が現れて、
「白鹿は神の使いである、山頂に社を建て祀るならば治癒してやる」との仰せに、権兵衛は早速、竜爪山に竜爪権現をお祭りしたのが、竜爪山開創のいわれです。
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※主人公の二代執権・北条義時には夢枕には、現れる御仁がないのでしょうか⁉️
📺NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でも、頼朝や実朝の夢枕に、法皇が現れますが、昔の人の夢枕にはいわゆる〝お告げ〟が起こるようですね🤣
⛰静岡低山ウォーク
国民体育の祭典、国体や高校クラブ活動の運動競技の全国大会であるインターハイにも、登山競技部門があります。
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※このマークを付けて出場出来るのは、全国高校大会出場校だけです。
🇩🇪ドイツ語の3Kをデザインしたインターハイのマークは、
Kraft( 力 )、Kunst( 技 )、Klarheit( 明朗なる精神 )の頭文字「K」を表しています。
毎年、静岡県の登山競技部門はこの竜爪山が競技会場です。
私たちも高校の山岳部では何回も登り、合宿も行いました。
その⛰竜爪山に卒業して以来、実に41年ぶりに登ります💦
当時は初日に梶原山から下山し、則沢小学校校庭でテント⛺️張り、則沢から翌日に竜爪山へ登って、再び則沢小学校校庭に戻って来るルートでした。
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※YAMAPの使い始めなので、不慣れな点も多く、習熟度を上げていきたいです。
今回は日帰りということもあり、平山口という⛩穂積神社の参道筋から登り始めます。
今回のコースは高低差700m、走破距離14.2km、所要時間はスタートとゴールラインをしっかりとしていなかたったので、計測は間違っています😅
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※穂積神社の⛩が目印で、車🚙も数台停められます。
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室町時代からある旧道脇に、新道があるようですが、知らずに旧道を登っていきました。
今回初めて、YAMAPを利用してみました。もちろん、国土地理院発行の地図🗾1/25000分地図は必需品です。
予めルート選択すると共に、高低差やルートを予習して頭に入れながら、高校の時に身に付けた読図の知識を活かして登りますが、雑誌『山と渓谷』が推奨するYAMAPがどれほどのモノかも実証したいと思います。
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※古のルートに思いを馳せながら、🥾一歩一歩踏み出していきます。
先ず驚いたのは、最初に設定した登山ルートから外れると5分以内に間違いであることを知らせてくれることです。
YAMAPでは予め、登山地図🗾のダウンロードと共に、ルート選択をし、通過タイムを設定します。ペースも早めの0.5倍から遅めの3.0倍まで自由に選ぶと、コースの目標地点の通過タイム、標高まで瞬時に携帯📱画面に表示されます。
学生の頃に習った読図や地図の略式マークや高低差が判る等高線、その間隔を読まなくても高低差までグラフィカルに描かれるだけでなく、自身が辿るルートを青く太いラインで表示されて行きます。
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※この分岐点を見つけたので試しに左へ向かってみたら、ルート選択の間違いを瞬時に知らせてくれました。
結局、5分下ったところで登山道が崩壊していたために、行き着くことが出来ず、引き返して来ましたが、ルートが設定ルートに戻るまで、時々間違いであることを表示していました😱
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※恐らく、この下降部に肝冷やしの滝があると思われます
これには正直、驚きと共に感動しました❗️
📱電話のGPS機能とリンクしているのでしょうけど、📱電話の通話が出来ないような山の中でも、現在地を知らせてくれる機能は心強いものです。
とりわけ単独行では、有り難いですね👍🏻
方位や高度、周囲の樹々などを観察して地図でこの辺りかなと目星を付けていた過去の登山に比べて、飛躍的な進歩です。
登山の世界もDXが確実に進んで、登り易くなっています。
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※この辺りから登山道は大きく右に迂回するように富士見峠・薬師岳に向かっていきます。
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※尾根伝いに登山道が高度を稼ぎ出します。稜線に向かって左右から吹き上げてくる涼風が清々しいですね、
途中、二カ所ほど急登する岩場には、🪢ロープがツラ下げており、初心者の方でも足場に注意を払いながら登っていけます。
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※旧登山道入口から標準ペース1.3倍では、75分でしたが約72分で到着、肝冷やしの滝を回らなければ、もう8分ほど短縮できたかもしれません。
高校時代の競技登山と違って、先を急ぐハイキングではないので、ペースはあくまでも参考程度です。途中、写真を撮ってみたり、YAMAPのつぶやきコメントなども投稿して来ましたので、のんびり山行です😅
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※山岳信仰に相応しい竜爪山に鎮座する穂積神社 奥宮。神社本殿の裏には、夫婦杉が聳え立っています。
樹齢を調べて来るのを忘れてしまいました😂
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※本殿・夫婦杉を交わして先に進むと薬師岳に向かう道と富士見峠に向かう道とに分かれます。
左に行くと薬師岳に向かう急登と階段、右へ歩み出すと富士見峠に向かいます。🗻富士山の眺望を期待して富士見峠に向かってみます。
富士見峠は、国体予選もインターハイ予選も競技ルートに入っていないため、走破したことが無かったので、初めてルートです。
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※富士見峠へトラバースするようなルートです。但し一ヶ所、沢を渡河する場所が崩壊していました。
慎重に進めば、そんなに難しくは無かったです。
分岐点から崩壊していた沢を渡ると、このようなのどかなトラバース道が続きます。
写真下部が崩壊していることが解りますか。
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※ご覧のように、樹々が生い繁り、富士山の眺望は望めませんでした🤣
今回のコースは富士見峠から左折して薬師岳に向かいますが右に尾根伝いに縦走すると、真富士山に向かうみたいです。
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※こんな眺望を期待していました。
富士見峠から薬師岳に向かうルートも初めてなので、新鮮です。
富士見峠を過ぎて直ぐ、急登が始まります。先ほどまでの緩やかな登山道では標高は稼げないなぁと思っていたら、ここで帳尻合わせのような急登ですが、薬師岳に向かう直登する階段よりはマシと、自分に言い聞かせて登ります。
⛰竜爪山の一つ薬師岳へ
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※幸いなのは、ガレ場ではなくちゃんとした登山道でした。ルートも一本道で迷うことはありません。
40分ほどで、薬師岳山頂に到着です。
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※看板や標識が無ければ薬師岳山頂とは解りませんし、周囲は樹々に覆われているので、薬師岳山頂ではランチにする気にはなれず、文殊岳へ早々に向かいます。
薬師岳山頂から文殊岳山頂までは15分ほど、一旦は下がりますが登り始めたら、10分ほどで今日の目的地、文殊岳山頂 標高1041㍍に到着です。
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稜線伝いを縦走しますが、ガレていたり崩壊している箇所はありません。
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※様々な方が思い思いに、休憩していたり昼食にしていました。ベンチも数カ所あり、寛げます。
晴れてはいましたが☁️も多く、富士山や下界の眺望までは視認出来ませんでした。
無類の☔️雨男の私です。
☔️雨が降らなかっただけでも有り難いですね。
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3月の空にしては☁️雲が厚く、頂上からは富士山が望めませんでした。気を取り直して下山することにします。
下山する時に頭を過ぎったのが、⛩穂積神社へ下る急な階段です。
私がインターハイ予選大会出場の時は☔️小雨が間断なく降り続く日で、滑り易く難易度が上がっていました。
競技登山では、登山ルートの読図で現在地の位置や周りの樹木など正確に把握しているか?や、登坂の足場を安全に早く見出しているかなど採点対象の場として、ポイントが高い場所でした。
昭和56年のインターハイ予選時には、やはり審査員がいました。
高校時代の思い出が走馬灯のように蘇ります。
そして、ついに階段の最上段に到着しました。
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※木製の階段は雨の日は滑るので要注意です。
高度も短時間で稼げますが、登りも楽ではありませんが下りも神経が抜けず、集中力を持ち続けながら下ります。
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※この後、工事現場でよく見かけるステンレス製の階段が手すりと共にあります。
長い下り階段です。
何段あったか数えるのを忘れていましたが、何しろ百や二百ではないほどの長い階段を下り終えるとようやく⛩穂積神社の奥宮と先ほど見た夫婦杉が目に入って来ます。
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※境内にはベンチもあり、小休憩が取れます。
小休憩を取り、体調を整えて旧登山道の平山登山口に向かいます。二カ所ほど急な岩場の下りに注意を払いながら、50分ほど下ると平山登山口に戻って来れば、今日の日帰り低山ウォークは終了です。
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※登る際には気づくことが出来ませんでした。
💧山の恵み、まさにミネラルウォーターです。
コンクリート製の⛩が見えて来ると、ほっと一安心ですが、日帰り山行の完走でもあります。
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今回、参考にさせていただいたのが、静岡新聞社 刊の『日帰り しずおか低山ウォークBest20』のムック本です。
登載番号010に掲載されています。
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※静岡県内の日帰りできる山々を満喫できるコースを紹介していて、参考になります。
国土地理院発行1/25000地図「和田島」「清水」でした。
(終わり)
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