製図試験独学実戦対策!令和6年インテリアプランナー設計製図試験の課題を考える④エスキス:ゾーニングからプランニングについて
2024(令和6)年度インテリアプランナー設計製図試験
11月17日(日)
課題「海沿いに建つホテルの客室インテリア」
製図試験合格の肝となるのはゾーニング計画!
建築士の製図試験を受けた事がある人は、ピンとくるかもしれませんが、ゾーニング計画は最も大事な所です。試験のキモとなります。
ゾーニングがおかしいプランだと、いくら作図が上手でも、パースがきれいでも、ランク1は取れません。つまり不合格です。
今試験課題ホテルの客室のゾーニングをどのようにしていくか
今試験課題ホテルの客室のゾーニングをどのようにしていくかについて解説します。
今回のホテルの客室の場合、大きくパブリックゾーン、プライベートゾーンに分けられます。回答用紙の大きさから床面積は150〜180㎡程度となるので、今年の設計条件の所要スペースとしてメインに与えられるのはベッドルーム2部屋+リビングダイニングだと想定されます。
この場合、プライベート性に配慮してリビングダイニングルームを挟んで2部屋を計画するのが定石です。共用部からプライベートゾーンへのアクセスとなります。
作成の流れ
まず、簡単にゾーニングをざっくりスケッチした後、ベッド、浴室、家具、などを配置し、1/100に落とし込んで実際のスケールを決めていきます。
さっくりのゾーニングは、このような感じです。
ここで注意すべき点は、課題には守るべき条件があり、自分の理想のプランのプレゼンテーションを過度に落とし込もうとすると時間がかかってしまいます。優先度を課題文から読み込み、計画していきます。
1/100は、課題用紙に書いていきますが、家具の大きさを考えてプランニングします。
その時点で、通路幅、ベッド、クロゼットのサイズを落とし込んで記入していきます。これにより1/50の製図に入った時迷いがなく作図できるようにします。
迷いながら書くと用紙が消し後などで汚くなるので、1/100の時点でしっかりプランができている状態にします。
1/100ができたら、1/50に清書していきます。
エスキスに苦手意識のある方は、「課題文の読み込みから1/100」までの過程を繰り返し行うことが効果的です。
ステップまとめ
優先度を課題文から読み込む。
ざっくりとゾーニングをスケッチ。
ゾーニングが出来たら、1/100で家具やサブスペースを配置して実際の部屋の大きさを決めて書き込んでいく。
1/50で清書する。
試験まで2週間となりました。
試験時間の時間配分も理解し、時間内に問題が解けそうなら、苦手部分の強化に残り2週間を使いましょう。