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解呪


あれ(※後述)から3年経過しても呪術廻戦をまだ読んでない。嘘、無料公開されていた3話くらいは読みました。


自分、noteの自己紹介に「頭の中で渦巻く感情を見ることができます」というように記しているのですが、今回はまさにそれになりそうです。

めちゃくちゃ渦巻いているし、オタク感情の大雨警報も出るかもしれん。傘飛ばされたらすみません。


1.オタクの流儀

まず、自分のオタクスタンス話をしていきます。
下記は2021年に書いた記事でして、比較対象として置いておきます。※冒頭の「あれ」です

この頃はまだ、二次元キャラクター、つまりこの世に生きていない人間のオタクしておりました。
全然読まなくて大丈夫なのですが、あ〜こんだけ考え方変わったんだ。と、生きてる人間の思考の変化に笑える人は読み比べてみたらおもろいかもしれません。

※そういう意味では、あれだけ考え方や振る舞いに変化がある白鷺千聖さん(を始めとしたバンドリキャラクター)って、ちゃんと"生きてる"って感じますね………………。


あくまで自分を「そのコンテンツのオタク」になったかどうかを認める基準ですが、過去の自分が言ってることを要約すると、

①二次創作ができないのはコンテンツにそこまでの熱量がない
②努力してできることをしない、怠るのは「好き」とは言えない

ということらしい。
他人にはもちろん反映されません。これやってないからって「お前オタクじゃないよ」って言ってくるの怖すぎる。えっ怖…………昭和の運動部顧問みたい。

②は天井課金(※300回引けば手に入るのに、なぜお金もかけずに「欲しい」と嘆いているのか?本当に欲しいなら9万円課金すればいいのでは?というサイコパスみたいな思考)に対しての思想なのですが、当時も「病気みたいな思考」って釘刺してるので許したいところです。

お金は大事にした方がいいから、無理しないに限るよね。←正常な思考。


そんなわけで、自分が「〇〇のオタクになった」と感じるのは、上記2件の逆を満たした時ということになります。
推しやら好きなコンテンツなら熱意を持って二次創作をする!!
推しPUのガチャは、手に入れるまで課金をする!!!
場合によっては天井だって、やむを得ない!!!!

………………怖すぎる。そんなこと言わないでほしい。そんなことしなくても、オタクにさせてほしい。そんな流儀は廃止しろ。
というのが現状の考えで、別人レベルで柔らかくなってます。歳を感じますね。

好きでもさ できないときは できないよ
(優しい俳句)

2.流儀廃止後の推し活

さて、現在の推しですが、Vtuberです。
バーチャルな人間なので、生きてます。

結局二次元のキャラクターって、生きていないがゆえにやりたい放題(よくないこともある)な部分があるなと思うので、生身の人間を推してみて初めて、実は今まで「推しのために」とか考えたことなかったんだなと肌で感じました。

ちょっとここで、いっっっちばん最初に書き殴ったメンヘラの文章を見ていただいていいですか?いや、見てもらいます。(強制)

正直なことを書くと、自分が傷付かないために、「推しの幸せがいちばん」と暗示をかけている気がしています。
推しがもっともっと有名になって、楽しい人生を送ってくれたらいいな。と思うのですが、じゃあ、自分の人生は……?すぎて、己も己が心配です。
推しもよく「無理してグッズ買わなくて大丈夫だよ」と心配の言葉をかけてくれて優しいなとは思うのですが、本当のところ仕事なんだから1セットでも売り上がる方がいいに決まってるじゃないですか。
グッズの売上、スパチャ額、配信の同接、楽曲の再生数……エトセトラが多くなれば多くなるほど業界でも評価され活躍の場が増えるのだと思うと、微々たる額だとしても提供した方がいいよね?という貢ぎ思考になってしまう。

エンタメコンテンツなんて単純に無理のない範囲で消費して楽しめばいいのに、自分の応援が1ミリでも推しに繋がって推しが喜ぶことが嬉しい……自分の生活より推しの喜び。
1という数字として、貢献する……!!

みたいな、ここで自分の「尽くし体質」が出てくることになるんだ。と驚愕です。マジでホストもキャバも興味なくてよかった。自分を認知してくれた状態で甘い言葉を吐かれようもんなら身を粉にして頑張ってしまう性質を持っているので……。

でも実はこれ、強がり説めちゃくちゃあります!!!!

だって直筆サインが買えたら嬉しいし。買えなかったら悔しいし。
いずれ開催されて欲しいソロライブだって、現地に行きたくて堪らないし。

本当に推しの幸せを願っているなら、現地に行けなくても「チケット完売」「ライブ大成功」に対して両手をあげて喜べるはずなのに!
でもたぶん、現地に自分が存在できなかった悔しさで情緒おかしくなってしまうと思う。推しのためとか言いつつ、やっぱり自分のことが大事なのだろうか……。

だから「推しの幸せがいちばん」暗示は、無理なときは無理なことを受け入れて、ショックを軽減するための強がり、だと思うんです。どう思う?!
ここまで読んでいただいた物好きの皆さん、あんてんのこれ、強がりに見えますかね?!
感情に蓋を、しているんですかね!?

自分って本当に「推しの幸せ」を願えているのでしょうか……!?
自分はちゃんと「推しにとっての良いファン」になれるのかな……!?!!?!?



…………と、上記がこの記事を勢いで書き始めたときのむき出しの文章です。めちゃくちゃどうでもいいことで渦巻いてて草。天音かなたに一瞬でも頭狂わされすぎだろ。(あっ…………)

二次元コンテンツのときってこんな風に「推しのため」と悩むことなくて、自分はこれだけ好きなんです、と表明するのに必死な傲慢なファンやってたな……と結構反省しました。推しのいいところを知ってもらおう!布教!という感情あまりなかったので、オタクしてて初めてこんなに「どういうファンでいることがコンテンツのためになるのか」みたいなこと真面目に考えてました。オタクレベルアップであることは確か。

Vtuberの推し文化は、二次元コンテンツとは違う空気感(※アイドル界隈の空気が強い?とにかく慣れておらずわからないのである)を味わうことが多く戸惑ってしまい、どういうスタンスでいようか。と悩んでいた時期の文章が上記のものだったわけでした。
これをあたためていた間に、推しの配信のコメント欄が荒れるという経験をリアタイし、火山が大噴火し、溶岩がひとしきり流れ出た後、すべてがアホくさくなり鎮火してしまいました。(よかったね)

数ヶ月前は推しのツイートに積極的にリプライ送ってみたり配信の感想ツイートをしてみたり、ツイートに欠かさずRTいいねしたり……とか、無料でもできる範囲のことはなんとか頑張ってやってみていたのですが、あまりにも慣れなさすぎて今はやめました。無理せず気が向いた時とかに留めています。それが目指す真の推し活っぽくていいですね。

フォロワーにその行動を指摘されたことがあって、顔から火が出るかと思いました。いやもう大爆発しました。そんな、そんなの暗黙でしょうが!!何も言わないでくださいよ。また新しくアカウント作るハメになるだろ。

好きな女にデレデレしてたっていいじゃないか。俺たち恥ずかしげもなく散々二次元キャラクター同士にセックスしてもらう妄想をツイートしまくってたじゃないか!

3.オタク分析結果


推しのため、といいつつ自分のためであることは何も悪くない。
ということに納得できるまでがちょっと長かったので、書き殴りが始まってしまいました。

でもやはり「推しのため」に無理してでも頑張りたいという葛藤も見え隠れします。まあでも生活が崩壊してでも推しに貢ぐのが幸福ならそれを全うして満足のまま死ねたらいいよね。結局なんだって自分がその人生に満足できるか否かだよね……。

ちょっと「推し」って言葉使うのやめますか。推し、なんて言葉使うから綺麗に見せたくなっちゃうんだよ!
「好きな人」にしましょう。ちなみに嫌な言い方をしますが、配信者の営業に乗っかって疑似恋愛感情を楽しむ気持ちはあれど、今の推しにガチ恋はしておりません。やっぱ白鷺千聖さんへの瞬間最大風速の感情を思い出すと、こんなの穏やかだな……と思うよね。なんの断りだよ。

「好きな人」が楽しそうだと「自分が嬉しくなる」から配信を視聴する。
「好きな人」が活動を続けてくれないと「自分の楽しみがなくなる」から応援としてグッズを買う、スパチャを投げる。
「好きな人」が悲しそうだと「自分が嫌な気持ちになる」から最悪のコメント欄にバチくそキレ散らかしてモンスターになるときもある。(!?!?!?)

総選挙とかがあると如実ですが、アイドルってファンの数や応援の影響が大きいからこそ「推しのため」という大義名分でコーティングしたくなってしまうけど、自分が満足するためでいいのにね。

自分が幸せになるために推しを見るし、不快になりそうなら見ない時間もつくる。お金のかかることは決して背伸びしない。(いや毎回金額も見ずにグッズ買ってるくせにほんまかいな?)
例えば俺が石油王だったらボイス発売されるたびに1億ファイル購入したっていいのですが、石油王じゃないからね……。

「有名人崇拝」という症状に陥ってる人間の特性の中で「生活費を圧迫してでも推し活に励む」という説明がありました。心当たりどころか心臓のド真ん中を貫かれてしまい、死にました。死ぬな!

3年連続「貯金をする」が抱負になるオタクだし、最近は達成できなさすぎて「貯金をしてほしい」自分へのお願いになってるもんね。

そんなこんなで、金銭的にも精神的にも、適切な距離を保ってオタ活していけるといいですね。本当にそう思ってます。
本当にオタ活にお金使いすぎてものうのうと生きてこれてしまった人間ってこの先どうなるのか怖いよね。

俺の棺には〇〇のグッズを入れといてくれ!というのも叶わず、むしろ実家の子供部屋が巨大な棺桶になって、特殊清掃員さんにお世話になる可能性もあるしな。不安です。不安だけど今日はガールズバンドクライの売上に貢献するために円盤全7巻を一括購入したりしました。もうだめだ。

自分が幸せになるために、推しの幸せを願うよ!!

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