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Best Partner of Music 〈2024.5〉
音ゲーに収録されている名曲をピックアップ!
音ゲーに関連する楽曲といえばなにを思い浮かべますか?
太鼓の達人をプレイしている方なら「幽玄ノ乱」や「憎悪と醜悪の花束」、「夏祭り」なんてのも有名でしょうか。他の音ゲーからであっても、Phigrosであれば「Rrhar'il」、Arcaeaであれば「Testify」、オンゲキであれば「Recollect Lines」、………まだまだあります。
ですが今回は今までの「この音ゲーからの○○という曲が好き!」とは違う方向性から切り込んでいきます。
みなさんは、「この曲が好き!音ゲーでプレイしたい!」と思ったことはありませんか?
しかしその曲の難易度が高かったら?苦手な音ゲーだったら?ゲームセンターに置いていない音ゲーだったら?………さまざまな障壁があります。
そこで、
①多機種に収録されている
②音ゲーマーに人気(身内にアンケートを取りました)
の2点から曲をおすすめ、ピックアップしていきたいと思います!
※①条件より、著名な楽曲が多くなると思います。ご了承ください。
全体で3曲紹介させていただきます。
まずは1曲目。
夢の終わりには、Re:がある──。
title:Re:End of a Dream
artist:uma vs. モリモリあつし
初出ver.
Long ver.
初出はBOFU2016、BPMは212、ジャンルはHARD RENAISSANCEです。
収録タイトルは、SDVX・ミューシンクス・Muse Dash・グルコス・maimai・Azrael・オンゲキ・クロノサークル・Pump It Up・チュウニズム・Lanota・太鼓の達人・D4DJグルミク・Paradigm:Reboot・Phigrosです。1曲目から非常に多い。
お二方はこの曲以外にも「Record one's Dream」「GAME:CHANGER」などを合作しておられます。
この曲の情熱的なメロディライン、盛り上がらせてくれるタメ・キックが好みの方は是非他の楽曲も聴いてはいかがでしょうか。
次に2曲目です。
完全栄養食(かんぜんえいようしょく・英語: complete nutritional food)とは、中華麺とスープを主とし、様々な具としてチャーシュー・メンマ・味付け玉子・刻み葱・海苔などを組み合わせた、人間が健康を維持するために必要な栄養素を全て含んだ食品である。
title:INFiNiTE ENERZY -Overdoze-
artist:Reku Mochizuki
初出ver.
再譜ver.
初出はDynamix公募、BPMは180、ジャンルはArcade Coreです。
収録タイトルは、BEAT AIMER!・ChainBeeT・DR3・DanSparkling・Dynamix・Lanota・Liminality・Muse Dash・MUSIC DIVER・ONEDUSH・Orzmic・osu!・Phigros・RoBeats!・Siglota・Sparebeat・SparkLine・TAKUMI³・vivid/stasis・シノビスラッシュです。どの楽曲よりも多いのではないでしょうか。
Reku Mochizukiさんは以前この雑誌でもインタビューさせていただきました。
氏はこの他にも「VEZZELiX」や「Faith of Eastward」「Ops:Limone」などを制作しています。この3曲も様々な音ゲーに収録されており、CS音ゲーをやる上でかならず出会うことになりますね。
是非氏の楽曲を聴いて音の波に乗り、楽しみながら音ゲーをしてみてはいかがでしょう。
最後になりました。3曲目に参ります。
その譜面の姿、楽曲のかたちはまさに「音ゲーの頂に咲く1輪の花」。
title:FLOWER
artist:DJ YOSHITAKA
公式音源はYouTube上には残っていないです。
初出は「APPEND FESTIVAL」においてのjubeat knit APPENDおよびREFLEC BEAT、BPMは173、ジャンルはTRANCE COREです。
収録タイトルは、BEMANIシリーズ全種・太鼓の達人・maimai・グルコス・チュウニズム・SDVX・シンクロニカです(ポラリスコードは公式からBEMANIに含む旨の発言がないためBEMANIに含んでいません)。
この曲は発表から2年足らずで当時のBEMANIシリーズ制覇を成し遂げ、新機種が発表されれば奪還し、を繰り返した上で他社音ゲーにも手を伸ばすという圧倒的な人気度、知名度を誇っており、BEMANIシリーズを代表する曲と言っても過言ではないでしょう。
曲中盤のブレイクの直前にある「ギュイイイイイイイン」といった特徴的な音がありますが、これに対してjubeatがパネル外周を周らせる配置を取ったことにより、「YOSHITAKAトルネード」とも呼ばれています。
この曲に興味を持ったのであれば、「Evans」「GOLD RUSH」も聴いてみてはいかが。
今回紹介する楽曲は以上になります。このコーナーでは不定期で曲の紹介をしていきます。次回の開催をお楽しみに。
(ライター:Kiry*)
自分に合う音ゲーを探そう!
フローチャート式で音ゲーを紹介していきます。
①アーケード音ゲーがやりたい!
yes→②
no→③
②鍵盤系音ゲーがやりたい!
yes→④
no→⑤
③鍵盤系音ゲーがやりたい!
yes→⑥
no→⑦
④固定軸がやりたい!
yes→❶
no→❷
⑤楽器が好き!
yes→❸
no→⑧
⑥固定軸がやりたい!
yes→❹
no→❺
⑦超特殊音ゲーがやりたい!
yes→❻
no→❼
⑧踊ることが好き!
yes→❽
no→⑨
⑨特殊な形の音ゲーがやりたい!
yes→❾
no→❿
❶CHUNITHMやbeatmaniaIIDXがおすすめ!
❷オンゲキやSOUND VORTEXがおすすめ!
❸ノスタルジアやGuitarFreaks / DrumManiaがおすすめ!
❹OverRapidやKALPAがおすすめ!
❺TAKUMI³やプロジェクトセカイがおすすめ!
❻PhigrosやMilthmがおすすめ!
❼DynamixやRizlineがおすすめ!
❽DanceDanceRevolutionやDANCE aROUNDがおすすめ!
❾maimaiやjubeatがおすすめ!
❿太鼓の達人やポラリスコードがおすすめ!
このフローチャートに対し様々な意見があると思いますが、これはあくまでもライターの主観です。プレイしていくうちに自分の得意な音ゲーが分かると思うので、まずは音ゲープレイに踏み出してみましょう。
(ライター:Kiry*)
音ゲーで学力up!
(注意)本解説では数学Ⅲの内容も含みます。人によっては未履修の場合もありますが、それでも大丈夫であれば閲覧ください。
皆さんはこちらの画像をみたことがありますか?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139397464/picture_pc_cb625fb156f162188601283997091ba1.png?width=800)
こちらはphigrosのある曲の収録決定した際に告知した画像です。勘のいい、あるいは知っている方はこの曲が何かわかると思いますがこの式を解いてa.b そしてこの画像がさす楽曲を暴いていきましょう!
前半部分について
まず上2行をみてみましょう簡単に文章に直すとこうなります。
「関数f(n)=(2n-1)× x⁽ⁿ⁻¹⁾ とし、S(n.x)は関数f(i)の第一項から第n項までの総和とする。5.95<S(b/40,1/2)<5.96を満たす整数bを求めよ(ただしnは整数)」
これ本当に音ゲーの告知??????????
s(n,1/2)を考えてみましょう。
s(n,1/2)=1+3/2+5/4+7/8+…+(2n-1)×(1/2)⁽ⁿ⁻¹⁾ 1/2s(n,1/2)= 1/2+3/4+5/8+…+(2n-3)×(1/2)⁽ⁿ⁻¹⁾ +(2n-1)×(1/2)ⁿ
上から下を引くと1/2s(n,1/2)=1+(1+1/2+1/4+…+(1/2)⁽ⁿ⁻²⁾)-(2n-1)×(1/2)ⁿ
1/2 s(n,1/2)=1+{1-(1/2)⁽ⁿ⁻¹⁾ }/1-(1/2)-(2n-1)×(1/2)ⁿ
s(n,1/2)=6-(1/2)⁽ⁿ⁻³⁾ -(2n-1)×(1/2)⁽ⁿ⁻¹⁾ =6-(1/2)⁽ⁿ⁻¹⁾ ×(2n+3)故に0.04< (2n+3)×(1/2)⁽ⁿ⁻¹⁾ <0.05を満たすnを考えれば良い。
n=10を代入すると0.0449…となり条件を満たす。
故にn=10→b/40=10 b=400となります。
音ゲーで400??
勘のいい人はこの時点で察したと思いますがaも一応出しましょう!!
日本語化するとこうです。
「関数f(x)=x⁷cos(x/7)+74/625cos¹¹xと定める。f(x)を区間[-π/2,π/2]で積分した時の値が(a-1)/400より大きくa/400未満である整数aを求めよ。」
は?????????? 数Ⅲの積分じゃねーか!と言いたくなるやばい積分です。1つずつ解決していきましょう!!
まずどうにか計算を楽にしましょう。ここで積分区間が[-α,α]ということから奇関数、偶関数をうまく使えないかと考えてみましょう。
(補足)
奇関数とはg(-x)=-g(x)となる関数g(x)の総称g(x)を区間[-α,α]で積分すると0になる。偶関数とはh(-x)=h(x)となる関数h(x)の総称h(x)を区間[-α,α]で積分すると h(x)を区間[0,α]で積分した値の2倍となる。
(-x)⁷=-(x)⁷よりx⁷は奇関数
cos(-x/7)=cos(x/7)よりcos(x/7)は偶関数
cos¹¹(-x)=cos¹¹xよりcos¹¹xは偶関数
ここで
奇関数×偶関数=奇関数
偶関数×偶関数=偶関数
という性質を使うとx⁷cos(x/7)cos¹¹xは奇関数
74/625 cos¹¹xは偶関数である。
よって問の積分は2∮[0→π/2]74/625 cos¹¹xdxとなります。
定数を前に出して148/625∮[0→π/2]cos¹¹xdxとなりますがこのままでもまだしんどいです。まともにやらずに少し楽をしましょう。ウォリス積分というものを用います。
こうすると∮[0→π/2]cos¹¹xdx=10/11 ×8/9 ×6/7 × 4/5× 2/3ということが分かり、積分の答えは148/625 ×10/11 ×8/9 ×6/7 ×4/5 ×2/3 =113664/1299375となります。(小数だと約0.087476)
あとは(a-1)/400<113664/1299375<a/400を満たす整数aを見つけましょう!!
両辺に400をかけてa-1<606208/17325<a
真ん中の分数を計算すると34.990…
よってa=35ということがわかりました。
やっと2数が出たわけですが35と400両方絡む曲が答えとなります。
ということでBPMが35-400という感じで変化する楽曲『Aleph-0』の収録予告でした。
1曲のためにここまでやってくるPigeon Gamesには頭が上がりませんね。
(ライター・計算者:R3404)
音ゲー用語解説
あなたが音ゲーでより高いスコアを出そうとして行き詰まっている時、最も有効なのは他人にアドバイスをもらう事である。しかし、中には「音ゲーマーと喋るのは怖い」だとか、「音ゲーの専門用語が分からない」とかの悩みを抱えている人もいるだろう。そこで、今回は音ゲーの攻略に出てくる専門用語について解説していく。
・餡蜜(Manip)
餡蜜とは、同時押しではないノーツを同時押しのように取るテクニックの事。音ゲーにおける最高判定には若干の猶予があることが多く、その猶予を利用する事で、通常では取れない速度のノーツを捌くことが出来る。語源は初代beatmaniaプレイヤーだったあんみつ氏が、「SKA a go go」の難所「滝」地帯の攻略としてこのテクニックをWebページで紹介したことから。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139398297/picture_pc_9fe77a269b373dc63971f784aa29292a.png)
CHUNITHMより『ラストピースに祝福と栄光を』
この曲のように、BPMが著しく高い曲は、餡蜜が通りやすい。
・混フレ
混フレとは「混合フレーズ」の略で、右手と左手で違うリズムを叩くような譜面のことを指す。それぞれの手が独立して動かせる必要があるため初心者には厳しいが、慣れたらとても楽しい配置のひとつになるだろう。余談だが、英語には「混フレ」といった意味の用語は存在しないらしい。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139398394/picture_pc_7f81b41ff53453d2bc5f08f23b7a9c66.png?width=800)
TAKUMI³より『RESURRECTION WOULD』
左手でリズムを刻み、右手で音を叩く。
・ソフラン(Speed Variation)
ソフランとは、譜面の速度が曲中で変化するギミックの事を指す。突然譜面が加速したり減速したりするため、事前に譜面を確認しておくことが重要になる。語源はbeatmaniaIIDX 2nd styleで登場した楽曲「SOFT LANDING ON THE BODY」から。多くのユーザーから嫌われている要素のひとつだが、それゆえ対戦などでは効果的に働く事もあるので、練習してみるのもアリだろう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139398485/picture_pc_53cc0f07b77a2a750d9995affeea73de.png?width=800)
プロジェクトセカイより『ヤミナベ!!』
本楽曲のBPMは75~300であり、それぞれのBPMに合わせて譜面速度も変化する。
・トリル(Trill)
トリルとは、2組の押し方を高速で繰り返す譜面のこと。見た目上は同じリズムを繰り返すだけなので簡単に見えるが、リズムキープが正確にできないとミスに繋がりやすい。同時押しが重なった二重トリル、片手で取る片手トリルなど、様々な派生がある。語源はピアノの奏法で、音楽記号は「tr~」
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maimaiより『初音ミクの消失』
このゲームのように視認性の悪い音ゲーでは、ただ同じところを叩くだけのトリルは初心者にはありがたい一面もある。
・指押し(Multi spam)
指押しとは、指の関節を使ってノーツを捌く技術のこと。人体構造上、指は手首や肘より早く動かす事が出来るため、高速で流れてくる譜面に対応しやすくなる。1部の音ゲーでは指押し前提の配置が流れてくることもあるため、必須とも言っていいテクニックである。
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オンゲキより『Fragrance』
ボタン式のこの音ゲーには指押しを練習する譜面がたくさんあり、「オンゲキをやると指押しが上手くなる」という噂もある。
・縦連(Jacks)
縦連打の略。縦連打とは、同じところに沢山のノーツが降ってくる配置のこと。リズムキープが難しい上、ゲシュタルト崩壊を起こしやすく、苦手な人も多い配置である。2打や3打などの比較的短い縦連を「微縦連」と呼ぶこともあるが、正確な定義は不明である。
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Arcaeaより『Manic Jeer』
画像のように、少しの移動なら縦連の範囲である。ちなみに、この曲の作者であるルゼ氏の曲には縦連がある事が多く、縦連が苦手な人にとっては相性が最悪である。
音ゲーとは、己との戦いである。自分を超えるためには、人の協力も欠かせない。音ゲーマーは想像よりも優しい人も多く、著者もアドバイスに助けられた経験は数え切れないほどある。今回紹介した用語も活用しつつ、人とのつながりも楽しみながら音ゲーをプレイすれば、腕前はどんどん上達していくことだろう。最後になるが、以上の用語は一部に過ぎないため、分からない用語は遠慮せずに聞いてみると良い。
音ゲーパズル
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画像制作:にし
【余計文字クロス】
この文字表からコンポーザー名を探し、それ以外の文字を塗りつぶせ。
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あとがき
BPM公式アカウントでいいね誤爆をするのは自分(Kiry*)だけではなかったようです。
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バレたら僕は爆散します。
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