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中小企業診断士試験に役立つ!?「独学大全 公式副読本」を読む

「鈍器本」の代名詞となった「独学大全」(ダイヤモンド社)に、「公式副読本」が登場しました。今回はその中から、中小企業診断士の試験範囲の一つ「経済学」の項目を中心に、読書メモをご紹介いたします。

◆「経済学」とは?
・倫理学の一分野である。
・倫理学の「限界」とされる「ミクロな善行はマクロな善行に必ずしもつながらない」という逆説を乗り越えようと考え出された。
・「人間の直感が当てにならない状況」を理解するための知識が集められている。

◆なぜ学ぶ必要があるのか?
・私たちは「私利私欲を求める個人の悪徳こそ、社会全体の善を実現する」という発想は受け入れがたい。
・私たちは「ゼロサムヒューリスティック(誰かが損をすれば誰かが得をする)」という認知バイアスを抱きやすい。
・このバイアスが当てはまらない状況を理解するために「道具」が必要。

◆どんな教科書があるの?(余裕がある人向け)
・ヨシュア・アングリストほか「『ほとんど無害』な計量経済学 応用経済学のための実証分析ガイド」(NTT出版)
 →ビジネスに使える手法を扱っている。
・ポール・クルーグマンほか「クルーグマン ミクロ経済学」(東洋経済新報社)
 →大学の学部生レベル。
・ハル R.ヴァリアン 「ミクロ経済分析」(勁草書房)
 →大学修士の初級レベル
・デビッド ローマー「上級マクロ経済学」(日本評論社)
 →大学院レベル
・ロバート・ハイルブローナー「経済社会の形成」(丸善出版)
 →経済史の標準的教科書

皆さんの試験勉強がうまくいくことをお祈りいたします。


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