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クニツィアのゼロ(Zero)を2人でも遊びたい

こんにちは、ぼーずです。
ゼロ(Zero)、おもしろいですよね。手番で1枚取って1枚捨てるだけの簡単さ、パスの代わりに無言で机をノックするエレガントさ、そして何より得点計算ルールの美しさ。日本語版も出ていない頃に初めて知ってから、ずっといいゲームだなと思い続けています。
2023年8月現在、テンデイズゲームズさん出版の日本語版がなんと1500円+税で買えます。2014年の発売以来、だいたい在庫を切らさずに販売いただいている印象があります。ありがたやありがたや。

で、このゼロですが、プレイ人数が3~5人となっています(個人的には最大人数の5人に近づくほど、ゼロができやすくて楽しく遊べます)。
が、どうしても2人でゼロを遊びたいときもあります。「似たようなゲーム(例えばジンラミーとか)をやればいいじゃない」という声もありそうなものですが、僕は2人でゼロを遊びたい。
ということで2人で遊ぶためのバリアントルールをいろいろと考えてみました。その結果、いちばんゼロっぽさと2人ゲーっぽさが両立できたものをここに書いておきます。作者のDr. Reiner Kniziaおよび、日本語版販売元のテンデイズゲームズさんとは何ら関係のない、ファンメイドルールであることをご承知おきください。

ゼロ 2人プレイバリアントルール

準備

ゼロのセットから、任意の5色、1~6のカード(計30枚)を取り出す。
それ以外のカードは使わないため片づける。

30枚のカードをよく混ぜる。
手札は9枚ずつ(変更なし)。
場札は5枚。1列に並べる(便宜上、置き場を左端から順番にA,B,C,D,Eと呼ぶ)。
Eの右隣にカード1枚分の余白を空け(Fと呼ぶ)、Fの右隣に4枚のカードを裏向きで置く。これを山札と呼ぶ。
余った3枚のカードはこのゲームでは使わないため脇に避けておく。

手番行動

a)交換、b)ノック のいずれかしか行えない(変更なし)。
それぞれの処理が以下のように変わる。

a)交換
手札から任意のカードを1枚出し、場のF(空きスペース)に置く。
場のA~Eにあるカードのうち任意の1枚を取る。
カードを取ったことによりできた余白を埋めるように、カードを左に詰める。これにより必ずFが空きスペースになる。
(例:Bのカードを取った場合、CにあるカードをBに詰め、同様にD→C、E→D、F→Eと詰める)

b)ノック
場のカードのうち、A,Bにある2枚を捨て札にする。捨て札は脇に避けておく。
C,D,EにあるカードをそれぞれA,B,Cに詰める。
山札の上から2枚のカードを公開し、順にD,Eに置く。

※捨て札になった2枚は、交換の対象として選ぶことができない
※山札がなくなったら2回目のノックが行われたことがわかる。2回目のノックが行われたら、それ以外のプレイヤー全員(つまり2回目のノックをしなかったプレイヤーのみ)が1回交換を行ってから得点計算に移行するルールに変更はない。

得点計算

変更なし。

ゼロ

ゼロが成立した瞬間に、ゼロ宣言をして手札を公開し、ラウンドを終了してよい(変更なし)。
ゼロ宣言でラウンドが終了した場合、相手の失点は2倍になる。

ゲームの終了

特に考えてませんでした。(人数×1)ラウンドだとすぐに終わってしまうので
・4ラウンド
・既定のマイナス点(50~60点くらい?)に到達した
・飽きるまで
等の終了条件の中からお好みで選んでください。


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