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『人生は壮大な実験だ』

レバレッジコンサルティングの本田直之氏と元サッカー日本代表の岡野雅行氏の対談に出合えた。

この2人がどんな共通点を持っているのか不思議だったが、2人とも実業家だ。
岡野氏が鳥取のサッカーチームのジェネラルマネージャーを務めているのも、あまり知らなかった。

ハワイと日本を拠点にして、ヨーロッパ、アジア、オセアニアなどを年間移動しながら生活している本田氏。
最近の著書『脱東京』がおもしろい!

その著書にも関連し、東京ではない(都会ではない)地域の魅力についての対談だった。

地域の魅力を上げるために大切なこと。
▷食(料理、食材)を広める
▷クリエイティブな人を呼ぶ

歴史上、過去にないほどの旅する人たちが世界を動き回る「大移動の時代」に入っている。

そんな旅の目的で一番多いのは、「食」。

美味しいものを求めて、人は旅をする。
旅の主要目的が食べることでなくても、美味しいものが食べられる土地へ行きたいもの。

特産物をアピールするだけに留まらず、調理を工夫してクオリティの高い料理を創り出すことがポイント。

旅行者を増やすだけでは、基盤がまだゆるい。
地域の魅力を引き出すには、外からの視点をもったクリエイティブな人間がポイントになる。

地域の特性を生かした仕事をつくり、地元の人たちの雇用を生み出したり、また都会にあるような大型商業施設や大企業を呼ぶのではない。
それでは、もう活性化は天井か見えている。

クリエイティブな人間を呼び、そこから過去にはなかった価値観、やり方、モノを取り入れていくことで、さらにおもしろい人達が集まって、化学反応のように活性化していく、という感じだ。

岡野氏のサッカーチームも、その手法で徐々に活性化してきているという。
あの大物選手も移籍するとか、しないとか。。

▷食を機会点にどう活性化するか
▷クリエイティブな人をどう呼び込むか

前例のないことは、失敗のリスクもあり、恐怖もある。

いずれの2つのポイントにも繋がる、本田直之氏の一言は、なるほど!だった。

『人生は壮大な実験だ。』

日常を何気なく暮らしてしまっていると、過去の延長線上に未来があり、変化なく進み、刺激がない分、安心なこともある。

でも、未来なんて誰にもわからない。
そのことは誰もがわかっているはずだが、過去の延長線上に未来があると錯覚してしまうのではないだろうか。
成功体験を参考に… など、よく聞く話だ。
それが悪いとは思わないが、未来は誰にもわからないのなら、過去にはなかったやり方、価値観を見つけ、そこに「実験」していくことが、限られた人生の時間をより楽しく過ごす、唯一の方法なのだと思った。

思っただけでは、また過去の延長線上に飲み込まれる。

「やる奴はやるし、やらない奴はやらない」
矢沢永吉氏の言葉も強烈だ。

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