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僕がアンパンマンを子供に見せない理由

アンパンマンといえば、
日本のほぼ全ての子供がお世話になったキャラクターなのではないでしょうか?
でも、僕は子供にアンパンマンを見せたくありません。
今日はその理由をお伝えしたいと思います。

アンパンマンのストーリー

説明は不要かもしれませんが、アンパンマンのストーリーはたいていこんな流れになっています。

1. 本日のゲストが登場。美味しいご飯を作ってくれる
2. そこにバイキンマンが登場して横取り
3. アンパンマンが登場、アンパンチで懲らしめる

だいたいこんな感じです。

バイキンマンって悪者なの?

時にバイキンマンは世界中を凍らせようとか、とんでもないことをしでかすことがあります。
でもそれはレアなパターンであって、多くの場合は

美味しい食べ物を横取りする

だけの存在です。
僕から見ると、バイキンマンは楽しそうに美味しいご飯を食べている子供達の輪に入れない、恥ずかしがり屋で不器用な子供に見えるのです。
そんなバイキンマンが美味しい食べ物を横取りするとアンパンマンが

許さないぞ、バイキンマン

と言って登場します。
これ、現実の世界に置き換えるととんでもないなと思うのです。
本当は「仲間に入れて」と言いたいのに言い出せない。
本当は「一口ちょうだい」と言いたいのに言い出せない。
だから困って困って、暴れてしまう。
そんな時にみんなの前に「こいつは悪だ」とばかりに

許さないぞ

と現れて、最終的に暴力で解決する。
うがった見かたなのかもしれませんが、僕にはどうしてもこれが子供向けの番組に思えないのです。
僕は子供に対して

「暴れてる友達がいたら、きっと仲間に入りたいだけだから、一緒にあそぼ、と声をかけてあげなさい」

と言って育てたいのです。
間違っても

「暴れてる友達がいたら、許さないぞ、と殴りなさい」

とは教えたくないのです。

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