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#131 鍵穴の向こう
人の夢から夢のカケラを集めていたドミノとシイナ。
2人は約40個の夢のカケラを集める事ができました。
しかしそのいくつかは、穴が開いたり夢の害虫に食べられたりとダメになるものも。
鍵穴がいくつもある夢のカケラを覗いてみると…そこには初めに見た「宇宙のカケラ」と同じ景色が広がっていました。
「この夢のカケラに合う鍵があれば、夢主がいなくても夢の中に入れるかもしれません」
「そ、そこに何があるの?」
「分かりません。しかし、呼ばれている気がします」
ドミノはその夢の向こうに、向人(むこうびと)・シゲルの見たがっている世界が広がっている様に感じました。
「じゃ、じゃぁ、鍵を作りに行こう」
「知ってるのですか?」
「セシルお嬢様なら作れるはず!」
「セシルお嬢様というと……」
「黒の国の家に戻られているはずです」
「では、今すぐにでも出発しましょう」
こうして、ドミノとシイナも黒の国へと向かう事になりました。
もちろん、その護衛にファミリーの明(あかり)も同伴する事に。
風の子・シロイトとマロンは長旅に宙を舞って喜んでいる様でした。
(これで夢のカケラの物語は一区切り。イラストはまた様子を見て更新致します!ありがとうございました😊)
BOX SPACE:夢現
風の子と契約を結んでいるコントラの「ドミノ」と「シイナ」。
ドミノ達は、夢の向こう側(現実)から迷い込んだ迷人(まよいびと)の夢に入り「夢のカケラ」を集める役目がある。 かつて世界を守っていた8人の王達の墓には、眠人(ねむりびと)が『墓の鍵』を眠りながら守っている。眠人(ねむりびと)の眠りを安定させる為に夢のカケラは必要なのであった。
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