絵本記録(21)【ピエロくん】
梅雨があけましたね!
スコーンと抜けるような青空に気持ちも自然と上向きになります。
今年は夏の楽しさ、拾いに行きたいですね😊
今週の絵本(創作)記録は完成した絵本をまとめました。まだお見せしていない最後のページはお楽しみに🖍Instagram時と文章が少し変わっているかもしれませんが……読んで頂けたら嬉しいです。
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「ピエロくん」
作・絵 月見まる
クラスにね、みんながピエロって言ってる子がいるんだ。
ピエロくんは毎朝、象に乗って学校に来るんだよ。
今日もパジャマみたいな服のピエロくん。
ピエロくんの靴箱はいつもこんな感じ。
机だってこの通り。でもカラフルでとても綺麗って私は思ってるんだ。
ピエロくんはいつも1人。でも全然平気な顔してる。
クラスのみんなは変な子って言うけど……私はもっと知りたいな。
ピエロくんは何を見てるのかな?何を考えてるのかな?
綱渡りでお花に水を……って思ったら今度は空中ブランコで動物達にご飯をあげてる。何だか……とっても楽しそう。
「わ、私も一緒にあげていい……?」
「ヤーイヤーイ! ピエロとコケシが檻につかまってら! 今日からそこがお前らの家だ!」
「何でそんな事言うんだろう……」
「ん」
ピエロくんが涙をくれた。ピエロくんの顔の涙ってシールだったんだね!
何だか不思議。2人で泣くと笑顔になるんだね。
「一緒に帰る?」
「うん、一緒に帰ろ」
ピエロくんとの帰り道……2人で見た夕焼けは世界で一番キレイな世界だったよ。
ピエロくんは毎日こんな世界を見てたんだね。
(おわり)
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目を通して頂きありがとうございました!
これを元に文章やイラストの配置などを再度練って、次に進めていきたいと思います😊
この絵本に出てくるピエロくん。そしてコケシちゃん。2人の名前は「あだ名」です。
子供って時に残酷なあだ名をつけますよね。
そんな僕もそのあだ名で何度も泣かされました。僕の場合は苗字をもじってのあだ名だったのですが、それが嫌で嫌で。今なら笑い話にできるのですが、そんな些細な事も小さな傷になってたんだな、と改めて気づきました。
そしてピエロくんとコケシちゃん。どちらもモデルになったのは自分自身です。
昔は片付けのできない子でした。学校も堂々とパジャマで行く事はなかったですが、服の下がそのままパジャマの時期もありました。だって帰ってきたらまた寝るんだもん……。着替えるの面倒くさいじゃん。
そして少し内気なコケシちゃん。コケシちゃんと同じおかっぱ頭に僕もよくなっていました。近所に住む母方の祖母が切るとそうなっちゃうんですよね……。前髪を切りすぎて明らかに変でしょ……っていう事態になっても、祖母の満足そうな顔を見ると何も言えず夜、布団で暴れるという事を何度も経験しました。
そして、団体生活の中で起こる「いじめ」。本人はそのつもりはなくても、相手はどう感じているかなんて分りません。
別にみんな仲良くなくてもいいんじゃないかな、って僕は思います。自分の体と心に危害を与えてくる相手からは離れたほうがいい。それは友人だけでなく、家族や上司など全ての人間関係でも同じ事が言えるのではないでしょうか。
そして側にいる人や物を大切にする気持ちを育めば、おのずと周りの世界にも優しくなれるのではないかな、と。
僕は自分自身に対して厳しくて「許せない」事がとても多かったんです。
今はそんな自分自身も許しながら、大切にしていきたいと思っています。
日々感謝です。ありがとうございます🍀
長くなってしまいましたが、絵本創作中に思っていた事をまとめてみました。
次はどんな絵本を描こうかな♪
来週は未定ですが、また少しづつ描いていければと思います🙂
読んで頂きありがとうございました😄
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