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くりことびより①/雪本愁二
お菓子メーカーで働く総二郎とその妻・真琴。
彼らは里子のくり子を迎えた。
緊張しているのか「ん」しか言わない彼女。
幼い頃の記憶があまりない総二郎はなかなかくり子との距離を縮められない。しかし総二郎の得意なお菓子作りには興味津々で…!
お菓子作りが家族の絆を紡ぐ!
繋がりのない親子が“家族”になるハートフルストーリー。
書店で表紙のくり子の可愛さに思わず手に取った作品。
夫婦とくり子がお菓子を作って、食べて交流を深めていくストーリーかと思っていたら、それぞれになかなか重い過去があって思わず胸が締め付けられた。そんな気持ちを解きほぐして、暖かくしてくれるのもお菓子だ。
まだ、夫婦とくり子の間に距離があるし、まだまだ重たい過去に胸を締め付けられるかもしれないけれど、少しずつ近づいていく家族の様子を見守っていきたいと思う。
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