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おでかけ記 #04 … 南極観測船🐧

こんにちは。
今回はおでかけ記ではありません。私の大好きな船…南極観測船《砕氷艦》のご紹介です。
なぜこれらの船たちに魅了されたのか? → わかりません。
ただ好きになってしまったから、としか言いようがありません😅
詳しい説明はWikipediaに丸投げしますので興味のある方はそちらを参照していただき、ここでは私自身が実際に乗船して感じたことを書いていきます。



宗谷 [PL107]

訪問日:2019/3/8、2024/1/25、他
初代南極観測船。
お台場 (東京都品川区) に保存展示されています。
太平洋戦争前に建造され今でも浮いている大変貴重な船。こんな小さな船で南極まで往復したことが信じられない……。
入場無料!!!……ですが保存のための募金箱があるのでちょっとでも募金していただければ!

艦首側
(右奥は「船の科学館」本館…子供の頃よく来ました)
艦尾とヘリ甲板
下側、巨大なバルジタンク
レトロな艦橋、エンジン・テレグラフ(速力通信機)、伝声管
(窓枠木製、隙間風で凍えそうです)
海上保安庁のファンネルマーク

第1次観測(1956年11月-1957年4月)の復路、3月4日に最高62度(Wikipediaでは69度)までローリングしたとのこと…立っていられないですね😅

御船印は「宗谷」から始めました

🔽 公式HP (なぜかうまく貼り付けられない)
https://funenokagakukan.or.jp/soya

ふじ [AGB-5001]

訪問日:2021/7/26
2代目南極観測船。この船から建造予算は文部科学省(文部省)、運用は海上自衛隊という体制になったため「砕氷艦 (AGB=Auxiliary Icebreaker)」と呼ぶようになります。
名古屋港ガーデンふ頭 (名古屋市港区) に保存展示されています。

艦首側
(高いアンテナ)
艦尾とヘリ甲板
(ゴミ多いのは伊勢湾最奥だから?)
「宗谷」よりは広くなった艦橋
(伝声管の巨大ラッパ)
見張台
(動揺時にはどんな感じだろうか🤢)
ヘリ甲板は近代的に
(猛暑日で熱中症寸前😵)

《言い訳》
訪問したのは青春18きっぷ旅行二日目で早朝から真夏日。
熱田神宮を参拝し、こちらに到着したころには猛暑日。
工業港特有の"匂い"と猛烈な"暑さ"と船の"揺れ"(浮いているので当然)のコンボ食らって見学どころの体調ではなくなっていました😨💦
なので写真もほとんど撮れず………悔しいので近日中に再訪します!!!

🔽 公式HP (なぜかうまく貼り付けられない)
https://nagoyaaqua.jp/garden-pier/fuji/

しらせ (初代) [AGB-5002]

訪問日:2024/3/1、2024/3/23
3代目南極観測船。
船橋港 (千葉県船橋市) に『SHIRASE 5002』として展示保存されています。
見学には「プレミアムコース(ガイドつき)」と「ベーシックコース(ガイドなし)」がありますが、はじめて行くのであれば「プレミアムコース(ガイドつき)」がおススメです。元乗組員や退職された関係者が船内各所をガイドしてくれて、当時の船内生活を面白おかしく解説してくれます!

予約必要ですが空きがあれば当日参加も可
タラップで甲板へ、国際信号旗「UW2 = Welcome」でお出迎え
ヘリ甲板と格納庫 (こちらでお茶☕飲めます)
顔ハメパネルや「宇宙よりも遠い場所」のパネル
SHIRASE5002 見学マップ
「プレミアムコース(ガイドつき)」
見学前説明、艦内理髪室をガイドしてくれています
艦橋、1982年竣工だけあって「宗谷」「ふじ」より近代的に
← 副艦長席、艦長席 →
動揺計、この記録は海上自衛隊艦船としては最大記録だそうです
艦橋各装置の説明
操縦桿、氷海航行中や"チャージング航行"の際はこちらでエンジン操作 (通常は操縦室)
速力通信機、「宗谷」に比べて近代的! そしてその横にある「急げスイッチ」
(操縦室の操作パネルには「急げ応答」スイッチがあるそうw)
艦橋からの眺め、スカイツリーや富士山も (2024/3/1撮影)
艦内のハッチや階段、南極の氷触れます!
2024/3/23には、第65次越冬が始まったばかりの南極「昭和基地」とライブ中継
艦首側
(ほぼ空荷なので喫水は上がってます)
サッポロビール 千葉ビール園🍺
(SHIRASE 5002の見学予約メール提示で10%OFF!)
御船印と各種グッズ

🔽 公式HP (予約等はこちらから、ヴァーチャルツアーもあります)

しらせ (二代) [AGB-5003]

訪問日:2024/4/13
4代目南極観測船にして現役の艦。
2024/4/8に第65次南極地域観測航海から帰港 (横須賀港) し、荷下ろしで大井ふ頭へ接岸。その後4/13,14の両日に横浜港 山下ふ頭で一般公開されたので訪問しました。

艦首側遠景
海面側の塗装が剥げているのは南極の氷を割りながら進んできた証拠
(この後ドック入りして再塗装、整備でしょうか)
艦首下側の散水装置
船体と一体となった大きな箱型艦橋、コンテナ方式の荷役システム
タラップ
いよいよ艦内へ(…1時間半並んだ…)、クレーン操縦室とカッター
コンテナ
ヘリ甲板と格納庫
(南極の氷、ここにもありましたw)
エンジン関連やコンテナのパネル、工具箱
国際信号旗は「W E L C O M E」
(まんまですねw)
艦内神社は「富士山本宮浅間大社 (駿河国一宮)」
艦内各所のマット、いろんな種類ありますね (見落としあるかも…)
いよいよ艦橋へ
艦橋内の広さは先代しらせと同じくらいです (人多すぎて正直分からない)
この日、副艦長席は「総監席」に 
信号ラッパ、操舵輪、アジマスサークル
艦長席 (双眼鏡は幹部・上級士官は専用、それ以外は共用だそうです)
舵位置・エンジン回転数計

多くの見学者で写真は少なくなってしまいましたが、さすがに2009年就役の現役艦なだけあり広く、比較的新しい機器が揃っていました。

クレーン、すべて15t のようです
艦首、艦中央の両舷に各2基の計4基
下船…ペンギンたちがお見送り
大さん橋を出港した「パシフィック・ワールド」と「しらせ」

2009年就役直後に横須賀港で一般公開があり、当時横須賀勤務だったのに興味がなかった私は見過ごしていたのでした。今回15年越しに乗船することができました。

🔽 公式HP (海上自衛隊ホームページ)、公式動画 (防衛省・自衛隊公式動画チャンネル)

下の動画は英語版ですが迫力ある"ラミング航法"を見ることができます。
またホースをつないでパイプラインを作る場面があります。『SHIRASE 5002』のガイドさんのお話では、氷が厚すぎてやむを得ず昭和基地から離れた地点に接岸した年には、ドラム缶で基地に燃料を補給したそうです。

砕氷船は「ラミング」(Ramming、ラムで突いて押し込む)と呼ばれる前進方法を採ることがある。スクリュープロペラが生み出す前進推力が砕氷によって阻まれ船体が停止した場合に、一度後進をかけて後ろへ下がり、改めて全力前進によって氷を砕き、これを何度も繰り返して航路を開く方法である[1]。「チャージング」(Charging) とも呼ばれる。

引用:Wikipedia「砕氷船」工学 より

南極観測船と関連してこちらもどうぞ!

詳細についてはWikipediaや公式HPに丸投げし、感想は写真のみという手抜き記事になってしまいました😅
展示保存されている「宗谷」「ふじ」「しらせ (初代)」と現役の「しらせ (二代)」いかがだったでしょうか?
皆さんがこれらの船に興味を持ってもらえたのなら嬉しいです🐧

🤓最後までお読みいただき、ありがとうございました😇


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