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祖母の骨折から2ヶ月+1週間

祖母、恥骨骨折から約9週間経過。やっと歩行器を使って、一人でトイレに行けるようになりました!ここまで長かった…

昨年12月に骨折し、主治医から「ベッドの上で4週間の絶対安静」を言いわたされ、自宅にて完全介護生活になりました。3モーター電動ベッドと車椅子をレンタルして、自室を病室のようにしました。毎日、夫の協力のもと、給食のおばちゃん、清掃員、身体介護ヘルパーさんをこなす状態です。

4週間で絶対安静が解除されても、さらに2週間は車椅子移動を継続しつつ、様子を見ながら日常生活でできることを増やしていくという段階…ここらへんで衣服の脱着、洗濯物をたたむことなどは一人でできるようになりました。また、この時期をリハビリを受けるための準備期間として、訪問看護のサービスを利用を見込んでケアマネさんと相談していました。

そして、7週間経過した時点で、事業所から派遣された理学療法士(PT)さんによるリハビリが少しずつ始まりました。最初はしんどい様子で「体が歩くという動作を忘れている」ような印象でいたが、リハビリの時間以外にも、歩行器を使って歩く練習を始めると、歩調もスムーズで全体的に安定しました。それでも、基本の移動は車椅子で、トイレももちろん誰かが連れていかなくてはいけませんでした。

そして、9週間経った今日、歩行器を使いつつも一人でトイレに行き、無事にベッドに戻ってくることができました。もうお祝いです、ケーキです!(笑)89歳という年齢…「歳だから仕方ない」と諦めず、痛くてもしんどくても頑張ってくれているのは、家族として本当にありがたいです。

祖母の人生は、下り坂の最終盤に見えます。ただ、それは自然の摂理にしたがった身体的な生命力的な下り坂です。逆に、精神的な面では「上り坂」かもしれません。我慢するところはじっと耐えて、頑張るところは努力する。そんな祖母の心掛けを見ていると、「〇〇だから仕方がない」といって甘えて、精神的にも下り坂になったところに、本当の孤独と辛さがあるのではないかと思う今日この頃です。


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