オンライン英会話「ブライチャー」で絶賛トレーニング中
「ブライチャー」を始めて3ヶ月が経ちました。
もともと英語の勉強は好きで、いままでも細々と続けてきました。
翻訳者という仕事柄、英語の読み書きは毎日しているし、ネットの英語ニュースを読んだり、英語のポッドキャストを聴いたりもしています。
わたしの場合、英語の「読む」「書く」「聴く」は自分ひとりでやろうと思えばできる。
でも、「話す」は相手がいないと思うようにできません。
ウィルス騒ぎになる前はホストファミリー活動をしていたので、留学生が家にいることもあったし、国際交流の集まりで英語を使う機会もありました。
ところが、この騒ぎでホストファミリー関連の活動はなくなり、英語で話す機会はめっきり減ってしまった。自国に帰った留学生たちとスカイプで話したのですが、言いたいことをパッと英語で言えない自分にガッカリ。
フリーランスに転向し、会社員のときよりは時間をフレキシブルに使えるようになったので「ブライチャー」を始めたのが9月でした。
3ヶ月間で40コマ(1コマは50分)のレッスンを受けたので、これまでのレッスン内容を振り返り、記録しておこうと思います。
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ブライチャーのレッスンは バラエティに富んでいます。
正しい発音を身につける”Phonics and Pronunciation”から、”Speech Fluency”、“Daily Conversation”、読み書きを徹底的に訓練する”Reading and Writing”など。
ナチュラル・スピードで話す複数の講師の会話に割って入り、会話の流れをコントロールする”Social Conversation”というクラスもあります。
わたしがずっと受けているのは ”Listening and Speaking”というレッスン。文字どおり「聴いて話す」レッスンです。
ほかのレッスンも受けてみたいのですが、”Listening and Speaking”が楽しすぎて、「もっともっと!」となっています。
レッスンの流れはこんな感じ。
先生が用意した(学習者のレベルに合う)題材のオーディオを聴き、そのオーディオの内容について質問に答えます。オーディオの長さは数分。長いものでも4分弱くらい。
先生の質問内容も、学習者のレベルに合ったものです。
わたしは「聴く」はたぶん得意なほう(TOEICスコアは900点台の半ばくらい)だと思うのですが、それでも「うわっ、あそこらへん聴き取れなかった。なんて言ってたんだろう?」と思っている箇所を、先生はピンピイントで質問してきます。
先生、お見通し!
そういう箇所はスラングだったり、日常会話であまりでてこないような単語だったり、前後の単語とくっついて高速で発音していたり、ネイティブスピーカーだけが使うようなイディオムだったりします。
ひととおり質問が終わると、オーディオに出てきた単語やイディオムなどを先生が説明してくれます。
ここまでは“Listening”、序盤です。レッスンの本番 ”Speaking” はここから。
先生が、オーディオの内容に関連する「お題」を出します。そのテーマに沿って自分の意見をスピーチ形式で話す、というわけです。
スピーチでなにを話すのか、その内容を考える時間が1分間、実際のスピーチは2分間、という時間制限があります。
いままで先生が出した「お題」は、たとえばこんな感じ。
いや、これ…以前こんな記事を書いたのですが、「英語で話せない」どころか日本語でもウーン…と唸っちゃうやつです。
「犯罪率を減らすためには?」なんて、これまでの人生で1度も考えたことがありません。政府がとるべき対策など、恥ずかしながらそんなムズカシイことはいままで避けてきた話題です。
スピーチなので「導入・本文・結論」のように構成する必要があります。本文には、具体例をいくつか盛り込まなくてはいけません。
スピーチ構成を考える1分間、瞬く間に過ぎます。一瞬です。なんなら、最初の15秒くらい、なにも浮かばずに放心状態のときもあります。
テーマが難しいと、実際のスピーチはしどろもどろ。つい、”Well…” “Um…” “Like”などのフィラー(つなぎ言葉)を使ってしまう。
2分間スピーチを録音し、その録音したスピーチを先生と一緒に聞きます。毎回自分のスピーチを聞くたびに、あまりの「できていない」感に情けなくなります。
でも先生は優しく励ましてくれるし、間違いを1つ1つ丁寧に修正してくれます。
わたしがよくやってしまうのは次の3つ。
それでも先生は “Don’t worry, no problem!” と声をかけてくれて、わたしの間違いをきちんと指摘してくれます。
いままで英会話スクールに通った経験はありますが、ここまで細かく間違いを修正してくれるのは「ブライチャー」が初めてです。
1回目のスピーチに対する先生のコメントを聞いたあと、もう1度同じスピーチに挑戦します。
指摘されたところは正しく言い直し、また、先生のコメントを聞いてさらに考えた内容を2回目のスピーチに入れるのもOKです。
1回目のスピーチで自分の間違いを分かっているので、2回目は1回目よりもスムーズに話すことができます。
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このレッスンを繰り返すことで、スピーチの構成「導入・本文・結論」に沿って限られた時間内に自分の意見を言う、ということに少しずつ慣れてきました。
どんな「お題」が出るのかはレッスンで初めて分かるのですが、ふだんから「お題に出るかも」と、いろいろな事象について考えるクセがつきました。
このレッスン、思考の訓練としても効きます。
間違いをしっかり指摘してくれるので、「M」気質のわたしにはピッタリです。わたしは、少しキツめの負荷があると燃えるタイプなので(Mなので)、毎回学びの多いレッスンに満足しています。
先生が「伴走してくれている」という安心感と先生への信頼があるので、続けられる。
”Speech Fluency”や”Social Conversation”のレッスンも受けてみたいけど、いまのところは”Listening and Speaking”が楽しすぎるので、もうしばらくはこのレッスンを定期的に続けようかな。
先生から細かく指摘されるのが気にならない人には、オンライン英会話「ブライチャー」、オススメですよ。
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