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風呂に入る

 夏の暑い間は、全員ずっとシャワーだけだったのだが、涼しくなってきたので、久方振りに風呂に湯を張ろうと湯船を見れば、ピンク色に水垢らしきものがたくさんついている。ポリバスなので、スポンジで擦ると簡単にそれは取れたが、腰を曲げて作業をしなければならないので、腰痛持ちの僕には、ちょっと要注意な姿勢であった。
 そういえば大学1年生の時に先輩のアパートの風呂を借りて「風呂が汚い」といったので、風呂の掃除をさせられたことがあった。あの頃は物怖じせずに思ったことをすぐ言う性格だった。思えばいろいろと学習したなあ。
 一通り水垢を取ると、風呂掃除の洗剤バスタブクレンジングをいちめんに振りかけ、1分待って、シャワーで流した。それからチェックをする。まだ落ちていない汚れが幾らか見つかる。ゴシゴシして取る。
 いよいよ湯船に湯を張る。「お湯張りが完了しました」と風呂が喋って知らせてくれる。一番風呂に入る。いい気持ちだ。先日ハウステンボス温泉に入ったので、湯船に入るのは久し振りでもないが、やっぱりお湯につかるのは気持ちいい。
 しばらくして風呂から出て洗い場で、ボディシャンプー+シャンプーリンスという無印良品で売っている、これ1つで体全体洗える代物で体を洗う。すべすべした肌になる。泡立ちが悪いのが難点である。
 体を洗い終えると再び湯船へ。歌なぞ歌いたくもなるが、歌わず、そのまま出る。バセドウ病を患って以降、長湯が出来なくなっている。明日からも湯船を溜めて風呂に入るぞ。

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