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夏休みの思い出

 息子が小学校1,2年生の頃、夏休み、阿蘇ファンタジーの森というキャンプ地に泊まりに行った。
 バンガローを借りて、タープは買ってきたのを設置した。設置中に雨が降り出し、うまいこといかず、柱を1本折ってしまったので、木に括りつけた。
 マス釣りをするところがあり、息子と釣って、焼いて食べた。温泉があり、薄暗くて、ちょっと汚いような感じだったけど、2人で入った。2つ風呂があり、片方はとても熱かった。がまん大会のようであった。
 妻が料理一切を取り仕切ってくれた。火起こしも上手で、名人技であった。寝ずに火の番をしてくれた。
 朝は朝霧が霞んで気持ちよかった。キャンプ地の朝はなんでこんなに気持ちがいいのだろう。鳥のさえずる声も聞こえた。
 次にキャンプに行ったのは息子が小学校6年生の頃の夏休みだったと思う。場所は九重グリーンパーク泉水キャンプ場。ここもバンガローに泊まった。クッションはなかったので、床が硬かった。夕食は飯田高原のレストランですませた。夜、花火をした。温泉に入った。ここの温泉は広くて気持ちよかった。朝、息子とキャンプ場を散歩した。
 キャンプにいったのはこの2回だけである。
 
 釣りにも行った。小学校4年生くらいだったと思う。僕は釣りの経験0で、ドシロウトだったが、息子がどうしても行きたいというので、勉強して、サビキ釣りに挑戦した。道具を店で買い、アジを狙った。
 夏の暑い天気のいい日だった。シロウトながら魚は結構釣れた。最初の頃は小さな河豚ばかりだったので、海に返してやった。そのうちアジが釣れだした。みんな小さかったけれど。熱中してきた。
 アジだとばかり思っていたら、近くで釣りをしていた人に教えてもらった。ママカリという魚であった。岡山名物で有名である。調理の仕方も教わった。小骨が多いので、包丁でトントン叩いて天ぷらにすればうまいとのことであった。
 オニカサゴを釣って、うっかり触ってしまい、刺された。近くの人が目玉を傷口に塗れば大丈夫といわれたので、そうしたが、いまだに右手の親指が痺れて感覚が他と違う。後日病院にいったが、処置なしであった。
 久しぶりに子供に帰ったように熱中して、日に焼けた。
 帰ってからママカリを皆で食べた。
 子供と過ごした楽しい夏休みの思い出。
 
 

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