見出し画像

【プロが教えない】シーバス釣りで釣果を伸ばす方法

こんにちは、某プロです。

先日Twitterでこんなアンケートをしてみました。


興味ある人が一定数いたので、記事にして公開したいと思います。

今日の記事をご覧いただくことで、多くのシーバス初心者が陥りやすい穴というか沼にハマらずに済む方法やその理由を解説していきますので、初心者の方は是非最後まで読んでみてください。

釣果を出すために必要な「要素」

まずはじめに、シーバスを釣るためにはいくつかの「要素」が組合わさらないと釣果は得られません。その要素というのは大きくわけると以下の5つ。

・タックル
・テクニック
・ノウハウ(引き出し)
・ポイント
・条件

この5つの中で特に大切なのは「ポイント」と「条件」なんだが、初心者は自分が釣れない原因は「タックル」「テクニック」「ノウハウ」が不足していると思い込んでいる。

対してプロや沢山釣果を上げている人は「タックル」「テクニック」「ノウハウ」が優れているから、自分より多くの魚が釣れるのだと思っている。

この勘違いをしている状態こそがシーバス初心者がハマる沼である。

この沼にハマっている状態の初心者アングラーというのは、メーカーからするとカモofカモだ。

「いい道具を手に入れれば釣果が伸びる!」
「あのルアーを買えばシーバスが釣れる!」

なんて思わせるのが、今の釣り業界のやり方。

ただ、最初に話したとおり、シーバスを釣るのに大切な要素というのは「タックル」「テクニック」「ノウハウ」よりも「ポイント」と「条件」が大切なのである。

ポイントが大切な理由

極論、ただの水たまりでルアーを投げててもシーバスは100%釣れない。シーバスが居ないから当然だ。

対して、シーバスが沢山いる場所でルアーを投げれば初心者でもシーバスは釣れる可能性が高くなる。確率の問題だ。

プロや釣果を叩き出す人というのは、「テクニック」や「ノウハウ」を持っているがそれ以前に「シーバスがいる場所」で釣りをしている。

プロはそういうポイントを沢山知っている。

私も数十年シーバスをやっていたが、自宅から1時間圏内で釣れるポイント、釣れる条件、釣れる周期をほぼ把握していた。

なので、この日あのポイントでこのルアーを投げれば釣れる。ってのがポイントに行かなくてもわかった。

このポイントのベイトが抜けてシーバスが釣れなくなってくると、次はあのポイントで釣れだす。なんて事もわかるようになってくるので1年中シーバスはカンタンに釣れた。

釣れる場所、釣れる条件がわかれば「タックル」なんてのも、シーバス専用のタックルじゃなくても釣れるし、飛距離もバイトゾーンまで届いて、ただ巻きができればテクニックなんてのも無くてもシーバスは釣れる。

という事をプロやメーカーは言わないから、多くの初心者は自分が釣れない原因を「タックル」「テクニック」「ノウハウ」が不足していると勘違いし、高価な釣具を買ったり、新しいルアーにリアクションバイトしたりしてしまうわけだ。

条件が大切な理由

シーバス釣りはポイントも大事だが、条件も大事になってくる。

細かく分類すると色々あるが、とりあえずは、

・潮
・風
・ベイト

くらいは意識しておくと良い。

・潮位はどのくらいなのか?
・下げなのか上げなのか?
・ベイトはいるのかいないのか?
・ベイトはなんなのか?

こういう条件によって、シーバスの釣果というか行動パターンは大きく変わってくる。なので、その条件にあわせてポイントを変えたり攻め方を変えたりする必要がある。

個人的には、この条件を分析してポイントを決め、タックルを考え、その答え合わせを現場でする。ってのがシーバス釣りの醍醐味だと思っている。バイトが出た瞬間が興奮の頂点で、ファイト中はすでに賢者タイムみたいなもん。

って事で初心者がタックルを買い漁る前にやるべきこと

前置きがかなり長くなってしまったが、ポイントと条件がタックルよりも大切だってことは理解してもらえたと思うので、近所の釣れないポイントで毎日ルアーを投げるのではなく、初心者の人はまずはポイントを探すことから始めるとよい。

車、バイク、チャリで30分圏内でいける釣り場をとにかく回ってみるとよい。特に「土日」「満潮からの下げ」「夕マズメ」「朝マズメ」こういうタイミングは釣り人も多くなるからこういうタイミングにポイントを回ると先行者がいるケースが多々ある。「先行者がいる=実績がある」可能性が高いので、そういう場所はメモしておく。気になったポイントはGoogle Earthで地形などをチェックして色々妄想してみる。

そんな感じでまずは「シーバスが釣れる場所、釣れる条件で釣りをする」という事を意識して釣りを組み立てていくと自ずと釣果は伸びていくと思うのでポイント探しを頑張ってみて欲しい。

尾行について


ブルブルのテスターが「ポイントまで尾行されてて、ぶっ飛ばしてやろうかと思った」なんて話をしている動画なんだけど、ポイントや情報の価値って人それぞれで、ポイントが超重要視されるシーバス釣りではよくトラブルに発展しやすいのも事実。

このテスターからすると、釣りを仕事(?)にしている以上は、周りよりも釣果を出さないといけないから、ポイントを真似されたりすると死活問題になるのでポイントを大事にしたい気持ちはわかる(つまり、それだけポイントってのは大事って事の裏付けにもなるいい動画なので初心者の方は見てみてね)

けど、そのポイントってのは別に誰のものでもないし、たまたまその人が先に見つけただけとも言える。

なのでこの辺はトラブルに気をつけながら先行者に気を使いながらお互い楽しめるようにコミュニケーションをとっていく必要がある。

オフショアも快適よ

俺もここ最近は船やボートからの釣りがメインになっているが、初心者はまず、ボートシーバスとか行ってみると良いよ。

え?こんなに釣れるの?ってくらい釣れて、ポイントの重要性というか、普段どれだけシーバスが居ない場所で釣りしてるのが体感できると思う。

尾行疑われたり、ポイント真似されてぶっとばされるとかもないしね。

最後に

色々書いてきたけど、結論は「魚がいる場所、釣れる条件下で釣りをしよう」その場所と条件を探す事に時間と労力を投資した方が、シーバスはもっと釣れるよ。という話でした。

シーバス釣りに限らず、今後釣り業界に求められているプロモーションってのは釣果主義から楽しさ主義にシフトしてきていると思っている。

釣果でドヤするメディアプロ、楽しさを伝えるメディアプロ、分かれていくと思うけど、需要は絶対後者が増えていく。

ってなるとオカッパリはそろそろキツイ。
やっぱ時代はオフショアだな。

って事で今年はオフショは事業にも力を入れていきますのでお楽しみに。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?