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私が決断できたワケ②血縁

1)愛情の育み方~第一子出産経験より

血のつながりをつきつめて考えた時、辿り着いたのは出産時の感覚の回想。
ドラマでよくやっている「愛おしい」「涙がでる」という感覚には微塵もならず
「やっと出た」とか「痛めつけたのは君か!」という
むしろ「にくたらしい」に近い感覚、残酷な表現で今思うと申し訳ないけれど、何年経っても鮮明な、あの時の正直な感覚。

母親の気持ちとしては、タブーだろうし、書く事も憚られるけれど。難産だった、というのが言い訳になるのかならないか。初対面で「自分を苦しめたのはこの子か」と。当時、親友によくこの話をして笑われた。
親友の彼女は、第一子出産後何年もトラウマになるほどの難産で、もう怖くてこりごりと、一人っ子決定していた。

かわいいと思えたのは数日経過してから。
愛おしいと思えたのは更に後。
思うに、私は一緒に過ごした時間、育んだ時間によって、愛おしいと、そう思えるタイプなのでは、と。
ならば大丈夫!と自信を持つに至った。


2)先祖代々の家系は本当に続いているのか・・・?NOかもしれない

学生時代、祖母宅で大昔からの家系図を見させてもらった事がある。それを思い出しての感覚:
昔はお妾さんというのが普通にいた時代、腹違いの、きょうだいが沢山いたはずだ。(ここは最後に世話になったドクターも同意されていた)

更に昔は 「本当にその人の子なのか」という疑念もあったはず。現代以上に確証もなければ、後々に調べようもない時代。
秀頼は本当に秀吉の子なのか?!とか茶々理論、暴論だけれど。

家を、先祖を守る、家業を守る、という意味で、養子に迎えたり養子に出したり、は普通の事だった。親やきょうだい親族絡みの養子も勿論多かったけれど、血縁上は無縁の人を養子にし継がせたり、etcそして時は脈々と流れ・・・今我々の”先祖”になっているケースも多いだろう。

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卵子提供。この道を簡単に選択できたわけではない。自分なりに、こちらへ舵を切れた理由を考えた。5回以上の連載予定なのでマガジンに。 背景、…

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