中学生女子に「結婚したら働き方は変わりましたか?」と聞かれた話|「結婚に備えなければならない」という #呪いを解く冒険

ジェンダーギャップ、男尊女卑、男性特権、いろんな言葉が飛び交う昨今…。いや、昔から飛び交っていたのかもしれないけれど、ここ数年、切迫する自分ごとになってから、すごく意識するようになった言葉たちです。

学生の頃も、働き始めてからも、先進国の日本でジェンダーギャップがあるなんて思いもせず、「なんで上の世代は騒いでいるんだろう?」と思っていたほどです。だけど、結婚して、子どもが生まれて、人生のフェーズが変わるごとに、見えてくる、男女の壁。実は、男女だけに限らず、親の収入や思想によって、ずいぶんいろんな壁が生まれる。

「流れに身を任せたらそこに辿り着いた人」と「流れに逆らいながらそこに辿り着いた人」では、辿り着くまでに必要なエネルギーが違うのです。そういう、水面下で起きていることは、オットと話し合う中で、浮き彫りになったことなのだけど、意識的でいないとなぁ、と思うのです。これは、子育てのいろんなシーンでも大事なことでもあります。


ジェンダーギャップが根深いのは
結果ではなく過程にある

そのジェンダーギャップは、現状の状態というよりも、過程にあるな、と見えてきました。というのは、少なくともわたしが経験してきた職場では、同じ能力があれば同じように扱われていた。だけど、その職場に辿り着くまでのハードルの数や高さは違うんじゃないかなぁ、と感じることが多かったからです。

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