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「稼ぎによって自由が左右される」という #呪いを解く冒険

 夫婦にとって、想定していた未来と違った案件として、お金の話はとても多い。そんでもって、共働きと夫婦の高低差やら、役割分担やら、多くの親世代が直面していない事件もたくさん勃発する。ということで、コロナ禍で無一文になることを想定してザワついたことをきっかけに、稼ぎと自由について考えてみました。目指しいているのは女性も自立しましょう!の先の風景。

 数ヶ月前、コロナによって稼ぎが大幅に減るんじゃないか、と想定した時「食っていけるかどうか」以上に、心にザワザワした感じがありました。オットは「そんなこともあるよねー。両方がフリーランスじゃなくってよかったよねー。助け合いだから」と、わたしの収入が止まっても特に問題ないよ、という姿勢でした。にも関わらず、わたしは、窮屈で、不自由で、押し込められていくのではないかと、ひとりで不安を感じたのでした。

 わたしが高校生のときからバイトをしまくり、大学をさっさと辞めて手に職をつけたいとアクロバティックに働いてきたのは、「自由」を最大化したかったからなんだと改めて思ったと同時に、その反対側の稼ぎがなくなった時の無自覚な恐怖心があることに気がついたのでした。

「妻たるもの」「母たるもの」という呪いを小脇に抱え、
賃金格差もくぐり抜けないと、平等に自由になれないのか?

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